引退を表明してから2度も勝利をあげたAlpecin-Fenixのフィリップ・ワルスレーベン。
2009シクロクロス世界選手権U23の王者であり、ドイツ王者には何度もなっている。
2017年にシクロクロスのキャリアを終えて、ロードに転向し、そこで成長を続け、2021年に最も成功したシーズンとなった。
しかし、34歳の彼はもはやそれを超えることはできない。というのも、フィリップ・ワルスレーベンは秋にロードプロとしてのキャリアを終えることを決めていたからだ。
見事な勝利を上げて引退
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プロライダーとなっても、勝利を上げることのできる選手は1割もいない。ほとんどの選手はアシストとして走り、勝利に関わるけれど自分の勝利というのはエース以外にはないのが普通だ。
これについてフィリップ・ワルスレーベンは、
2つのステージでの勝利と、個人的な成長のための新たな一歩を踏み出したことで、今シーズンの最終的な結果はポジティブなものとなり、間違いなく満足している。
Boucles de la Mayenne (2.Pro)で、プロ初勝利を上げて、アルノー・デマールに次いで総合2位。最終ステージの登りでのスパートは素晴らしかった。
ブエルタ・ア・アンダルシア第5ステージでは、イネオスのイーサン・ヘイターについで2位。
シーズン後半には、ノルウェーのアークティックレース(2.Pro)最終ステージで、フランダースとルーベで優勝したことのあるニキ・テルプストラを背後に置いて、ワルズレーベンはまたしても逃げ切り勝利となった。
フィリップ・ワルスレーベンは、シーズン後半にはツアー・オブ・ポーランドやブエルタ・ア・エスパーニャなどの大きなレースに出場したいと考えていた。
私もそうしたかったし、残念だった。もう一度自分の力を試して、さらに成長したいと思っていた。
10月3日に開催されたミュンスターランド・ジロ(1.プロ)が、最後のプロレースとなる。このレースでは、アンドレ・グライペルも引退レースを走っている。
フィリップ・ワルスレーベンは、ドリース・デポンドのアシストとして走り21位でレースを静かに終えた。
シクロクロスでは少し不満
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かつてのU23世界チャンピオンは、シクロクロスについては少し不満があるようだ。
シクロクロスでは、1つの大きな勝利が足りなかった。ロードでのハードルはそれほど高くなかったが、自分の可能性の範囲内でうまく成長し、いくつかのことに取り組むことができた。
シクロクロスでは、やや高い目標への取り組みがなかなかうまくいかなった。その結果、私はこのロードに安心感を持てるようになった。
フィリップ・ワルスレーベンは、具体的な将来の計画はまだ立っていない。34歳なので、第2の人生を歩み始めないといけないのだけど。
これまで、犠牲になってきた家族のために、少し時間を割いて半年後の予定を維持することのできる生活をしたいと夢みている。
サイクリングを続け、その道を生かす生活を考えているようだ。最後のシーズンに2度も勝利したことで悔いはないようだ。
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