2024 アークティック・レース・オブ・ノルウェー第3ステージ　クイーンステージで大金星!

アークティック・レース・オブ・ノルウェーは、第3ステージがクイーンステージとなっている。

ここまで、Uno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフが2連勝。

第4ステージは、スプリンターステージなので、総合順位はここで決定する。

 

第3ステージ　トヴェランデ～スリジェルマ　 156 km

 

山岳ポイントが前半から3か所あるが、勾配もそれほどきつくない。決戦は最後の1級山岳となる。それほど厳しくないので、少人数の登りスプリントとなりそう。

 

1. 2級山岳　Kvikstadheia (5.7 km・3.8%)
2. スプリントポイント　Enge
3. 3級山岳　Misvær (4.1 km・4.2%)
4. 2級山岳　Ljøsenhammeren (8.9 km・3.4%)
5. スプリントポイント　Rognan
6. スプリントポイント　Sulitjelma
7. 1級山岳　Jakobsbakken (6.9 km・6.3%)

 

スタート

スタート前。

 

7人の逃げ

7人が逃げている。

1. フランシスコ・ガルバン　Equipo Kern Pharma
2. ジル・デウィルデ　Team Flanders – Baloise
3. イェル・ヨハニンク　TDT – Unibet Cycling Team
4. ルイス・ブロウ　Bingoal WB
5. フィリッポ・リドルフォ　Team Novo Nordisk
6. Anton Stensby(Team Coop – Repsol)
7. Kalle Kvam(Team Coop – Repsol)

 

2級山岳　Ljøsenhammeren (8.9 km・3.4%)

もう少しで2級山岳頂上に。

 

ポイント獲得順位は

1. イェル・ヨハニンク　TDT – Unibet Cycling Team　5ポイント
2. フィリッポ・リドルフォ　Team Novo Nordisk　3ポイント
3. ジル・デウィルデ　Team Flanders – Baloise　2ポイント

 

残り64.2kmで1分43秒差。集団はUno-X Mobilityのマーカス・ホエルガードが引いている。

 

リーダーのアレクサンダー・クリストフも、今日はアシストだ。

 

残り31.4kmで1分3秒差。

 

山岳賞ジャージのイェル・ヨハニンクは、先頭から切れている。通算40ポイントで山岳賞ジャージは確定だ。

 

Uno-X Mobilityがずっと先頭を引いていたけれど、ようやく各チームが前に出てきた。

 

スプリントポイント　Sulitjelma

先頭がスプリントポイントを通過。

1. ルイス・ブロウ　Bingoal WB　3ポイント・3秒
2. Kalle Kvam(Team Coop – Repsol)　2ポイント・2秒
3. ジル・デウィルデ　Team Flanders – Baloise　1ポイント・1秒

 

後ろに集団が見えてきた。

 

1級山岳　Jakobsbakken (6.9 km・6.3%)

逃げていたライダーが次々と捕まる。

 

VF Group – Bardiani CSF – Faizanèのダヴィデ・ガッブロがアタック。

 

ダヴィデ・ガッブロは捕まり、Team Jayco AlUlaのダヴィデ・デ・プレットがアタック。

 

Team Flanders – Baloiseのカミエル・ボンヌかジョイン。

 

19秒差で後ろが見えない。

 

残り3.4km。22秒差となり、かなり後ろに集団が見える。

 

集団はTeam dsm-firmenich PostNLとIsrael – Premier Techが引いている。

 

残り2.4kmで20秒差。

 

集団はUno-X Mobilityが引き出す。まずは、捕まえないといけない。

 

残り1.5km。後方からIsrael – Premier Techのマッズ・ウルスシュミットが単独で追ってきている。

 

残り1kmを切ったぞ。

 

Team Jayco AlUlaのダヴィデ・デ・プレットが切れた。

 

あららっ、なんとTeam Flanders – Baloiseのカミエル・ボンヌが単独に。

 

あららっ、誰もカメラに映らない。来てないのか。

 

これは～。

 

最後の登りを駆け上がる!

 

おおっーっ。キターーー。

 

カミエル・ボンヌが勝利だ!

 

カミエル・ボンヌは、2022年からチームに加入。2022サズカツアー第3ステージでプロ初優勝を上げている。

2022 ツアー・オブ・ブリテン第3ステージでキャリア2勝目。

 

カミエル・ボンヌは、これがキャリア3勝目。ステージ2位は、Uno-X Mobilityのマグナス・コルトニールセン。

 

マグナス・コルトニールセンは、総合トップに。ステージ優勝のカミエル・ボンヌが1秒差の総合2位となった。

 

Team Flanders – Baloiseにとっては、今シーズンの初勝利となった。今大会には、ワールドツアーチームが5チームも出場している。この中で、プロコンチネンタルチームが勝ったのは痛快だ。

逆に、ワールドチームは何をしていた?

 

リザルト

優勝したTeam Flanders – Baloiseのカミエル・ボンヌ

昨日、祖父が亡くなったと聞かされたんだ。祖父のおかげで自転車を始めたんだ。家に帰るという選択肢はなかった。自分の調子はいいし、ステージ優勝の可能性も少しはあった。

でも、その時はすべてがうまくいくはずだった。今日は1人で走ったわけじゃない。この3ヶ月の間に祖父を2人とも亡くしたんだ。

Team Jayco AlUlaのダヴィデ・デ・プレットのアタックにうまく反応してましたね。

コースを見て、最初の2キロの上りが一番タフだとわかっていた。スプリントのチャンスはなかったから。

誰も彼に反応しないのを見て、僕には何かが残っていて、レースを難しくするためにジャンプしたかったんだ。それからフィニッシュまで全開だった。彼が限界にきているのを見て少し加速した。

総合ランキングでは、ボンヌは新トップのマグナス・コルトニールセンと1秒差ですが。

明日も全力を尽くすつもり。ボーナススプリントでは彼に勝てないから、フィニッシュで勝負する。

あのような上りは彼の方が似合うけど、僕はすべてを捧げるつもりだし、勝利にはすでに満足しているよ。

 

第3ステージ　リザルト

総合

総合リーダーとなったUno-X Mobilityのマグナス・コルトニールセン

今はミッドナイトサンジャージを着ているけれど、ステージ優勝にあと一歩まで迫ったこと、そしてレース終盤に大きな違いを生むかもしれないボーナスセコンドを手にしたことを、今でも後悔している。とにかく、リーダージャージになれてうれしい。

このチームは素晴らしいチームだ。3ステージ連続で1日中走り続けてきたけど、僕らがたった6人だということを実感するのは難しい。特に、決勝のゼッケンを見ているとね。

アレクサンダー・クリストフのために最初の2日間働いてくれたのと同じように、今日もすべてのライダーが僕のために働いてくれて光栄だった。完璧な走りができた。自分ひとりではこうはいかなかった。

レースの結果は、明日の最後の登りで決まるだろう。途中、明らかに状況を変えるボーナスセコンドもあるだろうが、最終的にはラスト2kmですべてが決まるだろう。

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞