2024 ペイ・ド・ラ・ロワール 第4ステージ 総合優勝は誰の手に?

第3ステージを終わってリーダーはArkéa – B&B Hotelsのユエン・コスティウ。

最終ステージを前に、総合2位のEF Education-EasyPostのマライン・ファンデンベルフと1秒差。総合5位のUno-X Mobilityまで9秒差なので、ステージ優勝したライダーに総合優勝の可能性がある。

 

第4ステージ　マロール＝レ＝ブロー～ル・マン　174.9km

 

最終ステージは、ル・マンでの6周回のローカルサーキットで決着。スプリントとはならず、少人数での抜け出しを期待したい。

 

1. スプリントポイント　Vivoin
2. 2級山岳　Route de Mamers (1.1 km・4.1%)
3. スプリントポイント　Sarge-les-le-Mans
4. 1級山岳　Côte de Gazonfier (0.4 km・4.2%)
5. スプリントポイント　ルマン
6. 1級山岳　Côte de Gazonfier (0.4 km・4.2%)

 

スタート前

今シーズン、すでに3勝をあげているDecathlon AG2R La Mondiale Teamのブノワ・コヌフロワは、最後にアタックをかけてくるだろう。

現在総合18位だけど、18秒しか差はない。周回コースの登りは厳しいのでチャンスはある。

 

5人の逃げ

5人が逃げている。

1. マーク・スチュワート　Team Corratec – Vini Fantini
2. クレマン・アレノ　Burgos-BH
3. Matisse Julien(CIC U Nantes Atlantique)
4. Paul Hennequin(Nice Métropole Côte d’Azur)
5. ノーマン・ヴァフトラ Van Rysel – Roubaix

 

残り88kmで4分7秒差。EF Education-EasyPost、Tudor Pro Cycling Team、Arkéa – B&B Hotelsが集団けん引。

 

スプリントポイント　Sarge-les-le-Mans

スプリントポイント通過順位は

1. マーク・スチュワート　Team Corratec – Vini Fantini　5ポイント・3秒
2. Matisse Julien(CIC U Nantes Atlantique)　3ポイント・2秒
3. クレマン・アレノ　Burgos-BH　1ポイント・1秒

 

1級山岳　Côte de Gazonfier (0.4 km・4.2%)

短いけど、急こう配だ。

 

山岳ポイントを通過。

1. Matisse Julien(CIC U Nantes Atlantique)　10ポイント
2. クレマン・アレノ　Burgos-BH　8ポイント
3. Paul Hennequin(Nice Métropole Côte d’Azur)　6ポイント
4. マーク・スチュワート　Team Corratec – Vini Fantini　4ポイント
5. ノーマン・ヴァフトラ Van Rysel – Roubaix　2ポイント

 

残り54.5kmで4分45秒差に。

 

集団からTotalEnergiesのヴァランタン・フェロンがアタック。

 

スプリントポイント　ルマン

集団から数人がアタック。

 

集団は登りで絞られそうだ。ただ、距離が短い。

 

残り42.9kmで、2分42秒差に。EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーが逃げを許さない。

 

リーダージャージのユエン・コスティウは、集団前方にいる。

 

3人が集団から抜け出している。

1. AUGÉ Ronan　Groupama – FDJ
2. ポール・オーシャン　TotalEnergies
3. ÄRM Rait　Van Rysel – Roubaix

 

先頭が登りに。

 

残り35.5kmで2分33秒差に。

 

集団はEF Education-EasyPostが引いている。マライン・ファンデンベルフがステージ優勝すれば、総合優勝となる。

 

残り3周

先頭は1分29秒差で通過。

 

集団は少し人数が減っている。

 

先頭は登りに。

 

EF Education-EasyPostの引きから、アタックがかかりだす。

 

集団からUno-X Mobilityのヨハネス・クルセットが攻撃。

 

後方からGroupama – FDJのサムエレ・ワトソンがきた。

 

先頭から一人切れる。

 

残り2周

先頭は39秒差。

 

追走の二人は先頭まで30秒。しかし、集団が10秒後ろにいる。

 

先頭は登りに。

 

追走の二人は集団に飲み込まれる。

 

先頭は単独に。

1. HENNEQUIN Paul (Nice Métropole Côte d’Azur) 

 

先頭に一人追いつく。

1.  Paul Hennequin(Nice Métropole Côte d’Azur)
2. クレマン・アレノ　Burgos-BH

集団はEF Education-EasyPostがコントロール。

 

まだ27秒差ある。

 

残り1周

残り1周を先頭が通過。

 

集団は26秒差で通過。

 

先頭の二人が追いつかれた。

 

ブノワ・コヌフロワが前で逃げており、ベン・ヒーリーが追走。

 

ブノワ・コヌフロワが捕まる。

 

ベン・ヒーリーが先頭を引く。

 

ユエン・コスティウがしっかりと先頭集団にいる。

 

ベン・ヒーリーが先頭を引き続ける。後ろは、マライン・ファンデンベルフだ。どこまで引けるか。

 

残り2.3km。先頭集団は9人。

 

ブノワ・コヌフロワもスプリントを狙う。

 

残り1.4km。まだベン・ヒーリーが引く。

 

ここで、Arkéa – B&B Hotelsのユエン・コスティウがアタック。何故、チームメイトが先にアタックしないのか。

 

ユエン・コスティウは、ベン・ヒーリーに捕まってしまう。

 

ベン・ヒーリーが最後のリードアウト。

 

Arkéa – B&B Hotelsのクレマン・ヴァントゥリーニが先頭で最終コーナーへ。

 

 

マライン・ファンデンベルフが、クレマン・ヴァントゥリーニを抜いた。

 

マライン・ファンデンベルフの後ろはブノワ・コヌフロワだ。

 

マライン・ファンデンベルフが後ろを確認。余裕がある。

 

ブノワ・コヌフロワが追い込んでくる。

 

最後にマライン・ファンデンベルフがハンドルを投げた!

 

マライン・ファンデンベルフが勝利だ～!

 

マライン・ファンデンベルフがベン・ヒーリーの必死のアシストを生かした。少々のロングスプリントでも、本職スプリンターには問題なかった。

 

これでマライン・ファンデンベルフは、第1ステージと最終ステージの勝利に、ポイント賞、総合優勝まで勝ち取ることに成功した。

ステージ2位には、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのブノワ・コヌフロワ、3位にはArkéa – B&B Hotelsのクレマン・ヴァントゥリーニが入っている。

 

リザルト

マライン・ファンデンベルフのコメント

この勝利は僕一人の勝利というより、チームの勝利だ。このような勝利は見たことがない。一日を通して、EF Education-EasyPostはプロトンで非常にアクティブだった。ステージ前、全員に明確な役割が与えられていた。

ボーナススプリントに追いつかなければならなかったが、ジャルディ・ヴァン・デル・リーはあそこまでかなり引っ張ってくれた。だから彼はとても重要だった。

その後、ダレン・ラファティが最初の数周を走った。その後、ルーカス・ネルルカーが引き継ぎ、彼らは最終ラップのベン・ヒーリーと同じくらい重要だった。

そしてベンが素晴らしいリードアウトをしてくれた。僕はただスプリントをこなすだけだった。

 

ステージ2位はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのブノワ・コヌフロワ

最終ラップで差をつけようとした。残念ながら、EF Education-EasyPostはとても強かった。ベン・ヒーリーが仕事をすると、物事が複雑になる。彼は最終ラップで素晴らしい走りを見せてくれた。

彼らは最初から最後までコントロールしていた。僕らにできることはあまりなかったし、追いつかれたときにそれに気づいたよ。

ブノワ・コスヌフロワのような選手にとって、4日間のサーキットは十分に選択可能なものだったのだろうか？

9人も残っているし、タフなサーキットだ。でも、だからといってフィニッシュで差をつけることはできない……そういうものなんだ。

2022年のアムステルゴールドレースで2位だったあなたは、アルデンヌで世界最高峰に挑む準備ができてますか?

調子はいい。このレースで転倒することなく、いいレースができたことをうれしく思う。1週間後に報告するよ。

 

第4ステージ　リザルト

総合

総合2位となったユエン・コスティウのコメント

我々は努力しなければならなかった。道に迷ったので、何かをしなければならなかった。しかし、ベン・ヒーリーが大きなリズムを作ってくれたので、それはあまり信じられなかった。

同時に、遠くからクレマン・ヴァントゥリーニを発射することも可能になった。

今日と4日間の彼のレベルを考えると、それが唯一の後悔だ。彼はこのレースで一番強かったと思う。彼は素晴らしいことを成し遂げることができたので、どういうわけか私は彼に失望してる。

率直に言って、今後もポジティブな状況が続くだろう。プロ初優勝、そして総合２位というのはやはり大きい。特にスプリンターパンチャー向けのサーキットではね。

今日は落ち着いていた。去年はまだクレイジーだったけど、あまり激しくペダルをこぐこともなかった。私は成熟している。しかし、バンプの中で、今日は自分がベストではないと感じた。

ポイント賞

山岳賞

新人賞