2022 ツアー・オブ・ノルウェー第4ステージ　　スプリントステージを制したのは?

第1ステージでは、圧倒的な登坂力でアシストの力なんて全く関係なかったレムコ・エヴェネプール。

ここからは、スプリンターのためのステージが続くのでゴール前1km付近から先頭を引き続ける姿が見られるのでは。

ここからは、誰がステージ優勝を奪っていくのかが見ものだ。

第4ステージ   ホブデン～クリスチャンサン　233.5 km

第4ステージ　phto tourofnorway

3つのステージを経て、すでにほとんどの登りを消費。スタート地点は、スキー場のホブデンから、ノルウェーの最南端、クリスチャンサンに向かうコース。

最初にヴァッレ、次にエヴィエの中間スプリントに向かう途中も下り。逃げは高速で進むはず。

3級山岳Klomraへの登りで山岳ポイントはあるけど丘のようなものだ。

ゴール前は、2周のローカルラウンド。3級山岳ギムコレン(1.4km・4.9%)の登りがあり、パンチャー逃げだすことも考えられる。

1. スプリントポイント　ヴァッレ
2. スプリントポイント　エヴィエ
3. 3級山岳　Klomra　3.9km・6.9%
4. 3級山岳　ギムコレン　1.4km・4.9%

スタート前

今日のノルウェーは快晴。

スタートからすぐに逃げが出来る。

6人の逃げ

6人の逃げ。

1. シェーン・アーチボルト　BORA-hansgrohe
2. NICOLAU Joel(Caja Rural – Seguros RGA)
3. カミエル・ボンヌ(Sport Vlaanderen – Baloise)
4. ERIKSSON Lucas(Riwal Cycling Team)
5. MUFF Frederik(Team ColoQuick)
6.  DREGE André(Team Coop)

スプリントポイント　ヴァッレ

1回目のスプリントポイント通過。

1. MUFF Frederik(Team ColoQuick)　3ポイント
2. カミエル・ボンヌ(Sport Vlaanderen – Baloise)　2ポイント
3. シェーン・アーチボルト　BORA-hansgrohe　1ポイント

残り77.7kmでタイム差は1分48秒。Intermarché – Wanty – Gobert MatériauxとTrek-Segafredoが引いている。

3級山岳　Klomra　3.9km・6.9%

先頭が3級山岳を通過。

1.  DREGE André(Team Coop)　4ポイント
2. ERIKSSON Lucas(Riwal Cycling Team)　3ポイント
3. NICOLAU Joel(Caja Rural – Seguros RGA)　2ポイント
4. MUFF Frederik(Team ColoQuick)　1ポイント

残り39.2kmで2分3秒差。

残り2周

先頭は周回コースに入る。タイム差44秒と詰められてきた。

集団から前の先頭が見えている。ヘリの映像ばかりで誰が追っているのかわからない。

先頭は粘るけど、もう集団は後ろだ。

捕まる前に、Sport Vlaanderen-Baloiseのカミエル・ボンヌがアタック!

最後の粘りを見せる。

一人で最後まで、粘ったけれど、この後吸収される。

残り1周

さあ、残り1周回だ。

3級山岳　ギムコレン　1.4km・4.9%

先頭はUno-X Pro Cycling Teamのトビアスハラン・ヨハンネセン。レムコがしっかりとマークしている。

その後ろは、デンマークチャンピオンのマッズ・ウルスシュミット(Israel – Premier Tech)。

ここでレムコが先頭に。

レムコとトビアスハラン・ヨハンネセンのつばぜり合いが続く。だが、ここでは決定的アタックはかからない。スプリンターのために、逃げを作らせない感じか。

3級山岳トップ通過はレムコ・エヴェネプール。

Uno-X Pro Cycling Team先頭でゴールに向かう。

Jumbo-Vismaのトレインが前に出てくる。

下りから、Jumbo-Vismaのミヘル・ヘスマンがアタック!

2022年に開発チームから昇格した22歳だ。

ミヘル・ヘスマンが捕まる。

中央から、アレクサンダー・クリストフが出てくる。

先頭は、INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイター。右に、BORA-hansgroheのマルコ・ハーラー。左にアレクサンダー・クリストフ。

後ろには、Quick-Step Alpha Vinyl Teamのイーサン・バーノンが続いている。

マルコ・ハーラーが最初にスプリント開始だ。

マルコ・ハーラーに、イーサン・パーノンがまくりにはいる。

だが、マルコ・ハーラーが譲らない。マルコ・ハーラーが勝利だ～!

いつもは、スプリントトレインの一員だけど、今日は勝利を託された。実に2015年オーストリア選手権優勝以来の7年振りの勝利となる。

リザルト

第4ステージ　リザルト

マルコ・ハーラーのコメント(公式サイトより)

とてもうれしいです！これで安心しました。能力があることは分かっていたのですが、この春は何もかもがうまくいきませんでした。

いつも私を支えてくれる妻に、心から感謝しています。また、コーチのヘリ・ドリンガーにも感謝したい。この1週間はずっと脚が良かったが、7年ぶりにまたこのレベルで表彰台の頂点に立てたことは信じられないほどだ。

フレデリック・ワンダールとイーデ・シェリングもこの勝利に大きく貢献してくれたし、BORA-hansgroheののスタッフは皆、成功の波に乗りつつあると思う。この感覚は素晴らしい。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞