シクロクロスの第一人者であるトーン・アールツ(Baloise – Trek Lions)が、尿サンプルから禁止物質が見つかったために、レース停止して1年近くたつ。
シクロクロスシーズンは始まったけれど、レースの復帰はどうなっているのだろうか。
コッベンベルグシクロクロスでは、トーン・アールツのファンが横断幕を作ってUCIに抗議している。
UCIの判決は?
トーン・アールツのサポーターは芝生の上に横断幕を立てて抗議。トーン・アールツも長髪になっていて、レース会場に現れていた。
UCIが発表した声明では次のようになっている。
UCIはアールツのレースを妨げているわけではなく、ベルギー人ライダーによる個人的な決定である。
レトロゾールとその代謝物は、世界ドーピング防止機構の禁止リストの特定物質として認定されている。
そのような場合、必須の暫定的資格停止は必要なく、トーン・アールツ氏はUCIによって暫定的な資格停止を受けませんでした。
ただし、どのライダーも暫定的な出場停止を受け入れ、自発的に大会への参加を控えることができる。
つまり、出場停止処分をUCIが下した訳ではないという見解だ。
サポーターは、横断幕とUCIのために菊の花を持って抗議。
現在は、UCIのアンチドーピング法廷の結果を待っている状態。UCIが言うには、陽性反応について
「アールツ氏に説明をする機会を与えた。」と述べている。
トーン・アールツが公式に理由を提出すると、UCIのアンチドーピング法廷は、トーン・アールツを出場停止にするかどうかを決定する。
トーン・アールツは食品汚染ではないかと主張している。それしても、1年近くもかかるとは、なんとも~。
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