ジュリアン・アラフィリップはフレッシュ・ワロンヌで過去2度優勝している。
だが、世界チャンピオンは3勝目を上げる確信がないようだ。
ここ最近のジュリアン・アラフィリップの走りを見ていても、アタックをかけるけれども後が続かない。コンデションが最高潮という感じはしない。
これについて、ジュリアン・アラフィリップもトップフォームが不足していることを公然と認め、モチベーションでそれを補う必要があることを示唆している。
欲望が必要
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ジュリアン・アラフィリップのここまでの今シーズンの成績は
勝利したのは、ティレーノ〜アドリアティコ でのステージ優勝だけだ。昨年までのジュリアン・アラフィリップの走りからすると全く精彩を欠いている。
これについてジュリアンも認めている。
確かに違う。前回のフレッシュ・ワロンヌと同じ形ではない。
フランダースクラシックをしたので、それは完全に異なる準備となる。自分の形をできる限りうまく管理しようとしている。
すべてを与えたので、アムステルの後で失望していない。結局、最強のライダーが前に出た。
アラフィリップは、2015年のフレッシュ・ワロンヌデビューではアレハンドロ・バルベルデについで2位。
2016年も全く同じで2位。2017年はケガのために出場できなかったが、2018年にアレハンドロ・バルベルデを破り、2019年にはヤコブ・フルサンを破って2連覇している。
2020年に世界タイトルを獲得した後、身体的および感情的な回復に焦点を当てるために、昨年の秋のフレッシュ・ワロンヌには出場していない。
これまで4度出場して、優勝2回に準優勝2回。
これまでの成績からいうと優勝候補だが、モチベーションの低下があり貪欲に狙っていくということは難しいかもしれない。
マウリ・ファンセヴェナントに期待
We continue our Ardennes Classics campaign this Wednesday at @flechewallonne, which will feature three ascents of the iconic Mur de Huy: https://t.co/RwtxkjtRIv pic.twitter.com/31YEdhA9sM
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) April 19, 2021
ウルフパックのメンバーは
- 51.ジュリアン・アラフィリップ
- 52.マティア・カッタネオ
- 53.ヨセフ・チェルニー
- 54.ドリース・デヴェナインス
- 55.ミッケルフレーリク・ホノレ
- 56.ジェームス・ノックス
- 57.マウリ・ファンセヴェナント
エースナンバーはジュリアン・アラフィリップだが、期待されるのはマウリ・ファンセヴェナントだろう。
昨年のフレッシュ・ワロンヌでは、ラスト4kmまで先頭に立っていた。だが、落車により84位となってしまったが、その走りは驚異的だった。
ツール・ド・ラ・プロヴァンスではジュリアン・アラフィリップをアシストしながら総合8位。
トロフェオ・ライグエーリアで3位に入ると、続くイタリアのワンデイレース、ラルチャーノインダストリア&ハンディクラフトグランプリで優勝。
コッピ・バルタリ総合7位に、イツリア・バスクカントリーで総合11位。
そして、アムステルゴールドでは落車してメカトラもあり、集団から遅れていたのに復帰。前を逃げる3人を追う集団の先頭に立って走り続ける姿は凄まじいものだあった。
アレハンドロ・バルベルデでさえ、彼を評価しておりフレッシュ・ワロンヌのマークする一人に挙げている。
ウルフパックとしては、どこからでも攻撃できるが、理想は決勝にアラフィリップとマウリ・ファンセヴェナントが残ることだろう。
ユイの壁をどちらが先に登るのかはわからないが、二人がレースをかき乱すことに期待したい。
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