Bahrain Victoriousのステューブン・ウィリアムズがIsrael – Premier Techに移籍発表となった。
ステューブン・ウィリアムズはB&B Hotels – KTMに移籍という噂があったのだけど、Israel – Premier Techが獲得した。
Israel – Premier Techはマーク・カヴェンディシュではなくて、ステューブン・ウィリアムズを選んだということなのか?
Israel – Premier Techは、これで2023年のメンバーを完成と発表。マーク・カヴェンディシュの移籍という話は立ち消えとなってしまう。
1年契約
🚨 Stevie Signs! 🚨
We are thrilled to welcome Stevie Williams to IPT as our 28th rider for the 2023 season 👊
“I’m really grateful for this opportunity and look forward to getting stuck into racing next year.”
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— Israel – Premier Tech / Israel Cycling Academy (@IsraelPremTech) December 9, 2022
ステューブン・ウィリアムズもB&B Hotels – KTMとリンクされていのだけど、チーム消滅により危機に陥っていた。
もう完全に助け船を出された形だ。しかし、チームは彼が、ツール・ド・スイスでステージ優勝したことで目を付けていた。
ステューブン・ウィリアムズは、SEG Raching Academyで2018年まで走っていた。
オランダのトレーニングチームでは、2018年に、エスポワールの名門レースであるロンド・ド・イザールで最終ステージ勝利、ベビージロでステージを制するなどしている。
Bahrain Meridaに2018年8月からtrainee(研修生)として入り、2019年からワールドチームに昇格。しかし、その1年目は膝の故障のため、8レースしか走れていない。
翌2020年も膝の故障に悩まされ、8月のチェコツアーから復帰。ブエルタにも出場したが、第11ステージDNS。2020年も19レースしか走れていない。
だが、2021年の契約延長を獲得し、2021年末にクロアチアのCROレースで第5ステージ優勝と総合優勝を飾っている。
そして、2021年にはツール・ド・スイス第1ステージでワールドツアーレースで初勝利を上げた。
ステューブン・ウィリアムズは、優秀なクライマーだ。グランツアーでの山岳アシストや、短いステージレースでのエースも任せられる存在だ。
Israel – Premier Techは、ウィリアムズの発表に加えて、レト・ホレンシュタインの契約延長も発表している。
Israel – Premier Techの2023年メンバー
Israel – Premier Techは、28人でメンバーが完成だという。マーク・カヴェンディシュが移籍するには、理想的なチームだと思っていたけど、これで立ち消えとなったようだ。
エーススプリンターとしては、ジャコモ・ニッツォーロもいるからなのか。
さらに、Euskaltel – Euskadiともカヴは噂があったけど、こちらも20人でライダー名簿を完成させている。マーク・カヴェンディシュの移籍先はなくなってきたような感じだ。
Israel – Premier Techの2023年メンバー
- セバスチャン・バーウィック(BERWICK Sebastian)
- ギョーム・ボワヴァン(BOIVIN Guillaume)
- サイモン・クラーク(CLARKE Simon)
- イタマル・アイホールン(EINHORN Itamar)
- マルコ・フリゴ(FRIGO Marco)Israel Cycling Academyより昇格
- クリス・フルーム(FROOME Chris)
- ヤコブ・フルサン(FUGLSANG Jakob)
- デレク・ジー(GEE Derek)Israel Cycling Academyより昇格
- オメル・ゴールドスタイン(GOLDSTEIN Omer)
- ベン・ヘルマンス(HERMANS Ben)
- レト・ホレンシュタイン(HOLLENSTEIN Reto)
- メイソン・ホリーマン(HOLLYMAN Mason)Israel Cycling Academyより昇格
- ユーゴ・ウル(HOULE Hugo)
- ダリル・インピー(IMPEY Daryl)
- タジ・ジョーンズ (JONES Taj)
- クリスツ・ニーランズ(NEILANDS Krists)
- ジャコモ・ニッツォーロ(NIZZOLO Giacomo)
- マシュー・リシテーロ(RICCITELLO Matthew)
- ガイ・サジフ(SAGIV Guy)
- コービン・ストロング(STRONG Corbin)
- ディラン・トゥーンス(TEUNS Dylan)
- トム・ファンアスブロック(VAN ASBROECK Tom)
- セップ・ファンマルク(VANMARCKE Sep)
- ステューブン・ウィリアムズ(WILLIAMS Stephen)
- マイケル・ウッズ(WOODS Michael)
- マッズ・ウィルシュミット(WÜRTZ SCHMIDT Mads)
- リック・ザベル(ZABEL Rick)
新規加入は赤字。マシュー・リシテーロは、米国のプロ養成コンチネルタルチームと言われているHagens Berman Axeonから8月1日にtrainee(研修生)として入っていた選手。
無事に、テスト合格だ。Israel – Premier Techは、開発チームからの昇格が3人。あとは、シーズン途中移籍したディラン・トゥーンスに期待をしているのは間違いない。
Israel – Premier Techは、2022年シーズン15勝をマーク。しかし、UCIポイントランキングでは2022年は19位。2024年シーズン以降のプロチームランキング1位をかけて、Lotto Soudal、TotalEnergiesと戦わないといけない。
マーク・カヴェンディシュを獲得していれば、UCIポイントの上積みも出来たと思うのだけど仕方ない。
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