ジロ・デ・イタリア第15ステージを終わって、ヤングライダー賞トップはチームイネオスのパヴェル・シヴァコフ。総合第9位。
チームメイトのチームリーダー役だった、テイオ・ゲイガンハートが鎖骨骨折でリタイヤしたために、エースとしてチームイネオスを引っ張っている。
その、パヴェル・シヴァコフが第15ステージで起こったマナー違反について告白している。
ログリッチェのメカニックトラブル
チームイネオスのパヴェル・シヴァコフが、フランスのスポーツ新聞L’Equipeに語ったところによると。
「私はラジオでログリッチェがクラッシュしたと聞いた。その前に彼がメカニックトラブルになっていることを知っていた。
ただ、その時だよ。モビスターが一斉に加速したんだ。それは公平でないよね」
とシヴァコフはL’Equipeに語った。
ログリッチェがトラブルになった時に、モビスターが本当に加速したのかと確認されると
シヴァコフは答えた。
「はい – 絶対に。はい。」
自転車レースにおいては、レースリーダーにトラブルがあった場合には、紳士的に待つというのが暗黙の了解であったはず。
取り合えず、ログリッチェがプロトンに追いつくまでは減速もしくは、通常のスピードで走るべきです。加速するのはちょっとねえ~。
パヴェル・シヴァコフはヤングライダー賞を守れるか
パヴェル・シヴァコフは、ヤングライダー賞争いでアスタナのミゲルアンヘル・ロペスに対して、第15ステージでタイム失い、7秒のリードとなりました。
ヤングライダー賞
25歳以下の若手選手を対象としたヤングライダー賞。トップの選手にはホワイトジャージが与えられる。今大会の176名の選手のうち50名が対象となっている。
現在2位のミゲルアンヘル・ロペスは、2016年に、ツール・ド・スイスの総合優勝とミラノ~トリノの優勝により、一気に頭角を現したコロンビアの新星。この時22歳。
2017年はケガで心配されたが、2018年にはジロ・デ・イタリア総合3位。ブエルタ・ア・エスパーニャも総合3位。
昨年もジロ・デ・イタリアのヤングライダー賞を獲得している。フルサンに代わってアスタナのエースを務めるほどに成長。
今シーズンも、ツアーコロンビア、ボルタ・ア・カタルーニャで総合優勝を飾っている。
パヴェル・シヴァコフのヤングライダー賞の獲得は、かなり厳しいかと思われますが、総合でどこまで順位を上げることが出来るか注目しておきたいです。
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