タデイ・ポガチャルは、ジロ・デ・イタリアでステージ6勝。総合2位のダニエル・マルティネスに9分56秒もの大差をつける走りを見せつけた。
これだけの走りを見せられると、いつも出てくるのが、人間離れしているとしてドーピングが疑われる。
今回は、元プロであり、ローラン・フィニョンの元チームメイトでもあるフィリップ・ソデと、元Festinaのコーチのアントワーヌ・ヴェイヤーだ。
彼らは、タデイ・ポガチャルの驚異的なパフォーマンスの説明はひとつしかないと見ている。「彼は疲れず、笑顔で山を登っていく。」
証拠はあるのか?
Doubts regarding Tadej Pogacar’s dominant Giro d’Italia performance have surfaced. Accusations of doping from former rider Philippe Saudé and ex-coach Antoine Vayer raise concerns. Read more about the allegations here: https://t.co/oIE6xsfLhR.
— SpazioCiclismo (@SpazioCiclismo) June 1, 2024
RMCの取材に応じたフィリップ・ソデは、ドーピング疑惑を非難した。彼にとって、ジロでのパフォーマンスは明らかなサインだったと言う。
「私も登った峠で彼らを見た。ポガチャルがやったことは驚くべきことだ。疲れも見せず、笑顔で登っていく。すぐに登り坂に草の俵を置かなければならなくなるだろう。
ドーピングは太古の昔からあった。これらは現在使用されているものとは違う。そして、今後数年で何が起こるかは恐ろしい。」
しかし、このフランス人は、彼の告発に確たる証拠を示していない。走りだけで、言うなんて。
元Festinaのコーチのアントワーヌ・ヴェイヤー
Ex-Profi Philippe Saudé beschuldigt Tadej Pogacar des Dopings https://t.co/kLuvigpcu5
— Radsportaktuell (@radsportaktuell) June 1, 2024
タデイ・ポガチャルのパフォーマンスに疑問を呈したのは彼が初めてではない。8年前にもバウケ・モレマのパフォーマンスに疑問を呈したFestinaの元コーチ、アントワーヌ・ヴェイヤーもジロ勝者の結果に反応した。
「非人間的だ。他の世界最高峰の選手たちはワット数が10〜15%少なく、もはやついていこうとしていない。
もし私たちが共謀していたり、知的に不誠実であったりせず、明確であれば、私たちはこのスポーツの根底にある不正の程度を理解しているのだ。」
Festinaといえば、1998ツール・ド・フランス開幕前に、チーム車両から薬物が見つかりフェスティナ事件として、複数のチームにまたがるドーピング事件に発展している。
そのチームに所属していたコーチが言うのもねえ~。
少し良い走りだと、すぐにドーピングを疑われる。まあ、過去にもタデイ・ポガチャルはドーピングではないかと言われたことがある。
本人にしてみれば、またかと言う感じだろう。
コメント