2022 ティレーノ〜アドリアティコ第7ステージ 　 最終ステージのスプリントを制したのは?

2つの海を結ぶレースも最終日。

前日にクイーンステージが行われ、タデイ・ポガチャルは、他を圧倒する強さを見せつけた。本人は無敵ではないと謙遜するけど、強すぎる。

 

総合はタデイ・ポガチャルの2連覇で間違いない。なので、最終ステージの焦点はスプリントで誰が勝つのか注目される。

INEOS Grenadiersのスプリンター、エリア・ヴィヴィアーニは呼吸器感染症でDNF。同じく2020ジロ覇者のテイオ・ゲイガンハートも呼吸器感染症でDNF。

 

第7ステージ　　サン・ベネデット・デル・トロント～サン・ベネデット・デル・トロント　159km

 

最終ステージは完全なスプリントステージ。前半は丘陵地帯を通る。後半は平坦で5周のローカルラップを走る。最後のスプリントに向かって集団は突き進むことになる。

カレブ・ユアン、エリア・ヴィヴィアーニがいなくなったスプリントで勝利するのは誰か。

 

1. 山岳　リパトランソーネ    3.6km・5.0％
2. スプリントポイント  San Benedetto del Tronto

 

スタート前

今日のタデイ・ポガチャルは、チームのスプリンター、パスカル・アッカーマンのためにトレインの最初のほうで引くのではないかな。

 

カレブ・ユアンがいないため、本命はティム・メルリエか。

 

それとも、マーク・カヴェンディシュが足を見せるだろうか?

 

今年勝利のないGroupama – FDJのアルノー・デマールの出番はあるかな。

 

Israel – Premier Techのジャコモ・ニッツォーロもスプリントで上位に食い込んでくるはず。

 

Trek-Segafredoのマッティオ・モスケッテイもスプリントに絡んでくるか。

 

Jumbo-Vismaは、オラフ・クーイで狙う。

 

今日のスタートの4賞のライダーは

•  総合　タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates
• ポイント賞　ヨナス・ヴィンゲゴー　Jumbo-Visma
• 山岳賞　クイン・シモンズ　Trek-Segafredo
• 新人賞　テイメン・アレンスマン　Team DSM
  

 

さあ、スタート。

 

逃げは3人

リアルスタートからすぐにアタックが。

 

3人が逃げだした。

1. マヌエーレ・ボアーロ　Astana Qazaqstan Team
2. アレッサンドロ・トネッリ　Bardiani-CSF-Faizanè
3. ホルヘ・アルカス　Movistar Team

 

山岳　リパトランソーネ    3.6km・5.0％

スプリンターチームが先頭交代を回している。

 

マヌエーレ・ボアーロ先頭固定で山岳ボイントを越える。

1. マヌエーレ・ボアーロ　Astana Qazaqstan Team　5ポイント
2. ホルヘ・アルカス　Movistar Team　3ポイント
3. アレッサンドロ・トネッリ　Bardiani-CSF-Faizanè　2ポイント
4. ダミアーノ・カルーゾ　Bahrain Victorious　1ポイント

　

ワレン・バルギルはチームカーからボトルを貰う。まあ、第5ステージで優勝したし満足しているはず。

 

スプリンターチームは、1人ずつ先頭交代にライダーを送っている。残り41kmで56秒。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが後輪パンク。距離があるから大丈夫だ。

 

スプリントポイント  San Benedetto del Tronto

3人はスプリントポイントも捕まることなく通過。

1. アレッサンドロ・トネッリ　Bardiani-CSF-Faizanè　5ポイント・3秒
2. マヌエーレ・ボアーロ　Astana Qazaqstan Team　3ポイント・2秒
3. ホルヘ・アルカス　Movistar Team　2ポイント・1秒
4. クリス・ハミルトン　Team DSM　1ポイント

 

長い直線で、集団が後ろにみえてきた。残り28kmとなったが、あと10kmくらいで捕まりそうだ。

 

集団は22秒と迫る。先頭はミッケルフレーリク・ホノレ(Quick-Step Alpha Vinyl Team)。

 

先頭は二人が抜け出しさらに逃げる。

1. マヌエーレ・ボアーロ　Astana Qazaqstan Team
2. ホルヘ・アルカス　Movistar Team

 

マヌエーレ・ボアーロがホルヘ・アルカスに先頭交代を促して交代。

 

ラスト1周

二人は残り1周となる。タイム差は22秒だ。

 

ラウドバウトで落車。Alpecin-Fenixのロバート・スタナードとIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxの二人。

•  ロバート・スタナード (Alpecin-Fenix)
•  スヴェンエリック・ビストグラム (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
•  タコ・ファンデルホールン (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

二人の後ろに集団が迫る。

 

二人は捕まってしまった。

 

Groupama – FDJが先頭を固め始めた。少し早くないかな。

 

左からは山岳賞のクイン・シモンズが先頭を引き始める。

 

残り2.1kmではTotalEnergiesが先頭を3人で固める。エドヴァルド・ボアッソンハーゲンで勝利を狙う。

 

ゴール前ではIsrael – Premier Techが先頭でジャコモ・ニッツォーロをリードする。

 

 

誰が先頭なのかわからない。バンチスプリントだ。

 

先頭はアレクサンダー・クリストフ。並びかけるのは、ジャコモ・ニッツォーロ(Israel – Premier Tech)とダヴィテ・チモライ(Cofidis)。

 

横一線で3人が並ぶ!

後ろから、フィル・バウハウス(Bahrain Victorious)も追い込んでくる。

 

ゴールは3人がハンドルを投げた～!

 

わずかに差し切ったのは、ヒィル・バウハウスだ～!

 

最後に忍者のように後ろから、抜け出したフィル・バウハウスが勝利だ～!

完全に抜け出してリードアウト出来るチームがなく、混沌としたスブリントで後ろからまくり上げたのは素晴らしい。

前を追い抜くスピードもあった。昨年7勝を上げており、ようやく今シーズンの初勝利。ワールドツアーでの勝利は大きい。

 

 

リザルト

第8ステージ　リザルト

フィル・バウハウスのコメント

これは本当に素晴らしい。私たちは常にそれを信じてきた。冬は大変だったが、体調は良好だ。その上、チームは今日本当に素晴らしい仕事をしたことを私は知っていた。

決勝では逆風を知っていたので、計画は遅れてスタートすることだった。

ヤン・トラトニク、ヤシャ・ズッタリン、ハインリッヒ・ハウスラーは、最後の2つのコーナーで私を良い位置に置くことができた。

それから私はアルノー・デマールのホイールを選んだ。それから道路の右側にスペースを見て、それを選ぶことにした。

これは本当に大きなゲームだ。始める前に、私はチームメイトにこう言った。私のリザルトにティレーノ〜アドリアティコでの勝利があるといいだろう。本当に素晴らしい。

 

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞