サイモン・イェーツは、第17ステージの1級山岳セーガ・ディ・アーラの登りに続いて、第19ステージでもアタック!
最初は、アルメイダに追いつくアタックで、エガン・ベルナルに反応させない。次に、アルメイダ、ダミアーノ・カルーゾを追い落とすアタックで完全に抜け出した。
ゴールでは、ベルナルに対して28秒を奪い返し、ダミアーノ・カルーゾに対して32秒タイムを縮めた。
サイモン・イェーツのアタックは、事前にツイッター情報を見ていたからだと言う。更に前半戦の不調の原因を明かしてくれている。
アタックをかけた時に確信
総合勢の争いは、最後の1級山岳アルペ・ディ・メーラのラスト5.8kmで始まる。
ジぇームス・ノックスのアシストが外れた瞬間、アルメイダがアタック!
これにいち早く反応ししたのがサイモン・イェーツだった。この時、サイモン・イェーツについて行ったのは、ダミアーノ・カルーゾ、アレクサンドル・ウラソフ、ジョージ・ベネット。
サイモン・イェーツは簡単にアルメイダに追いついた。
この時、エガン・ベルナルは第17ステージのようにイェーツに対して反応することはなかった。チームメイトのダニエル・マルティネスにテンポで追走を任せることに。
この時、サイモン・イェーツは確信したという。
イネオスは、アルメイダがアタックしたときに、テンポで走り後ろでコントロールした。ツイッターでイネオスは私と一緒にいくよりもチェックしたいと、どこかで読んだ。
アタックした時、それが正しいことに気づいた。その瞬間から全力で前進し続けようとした。
エガン・ベルナル自身は、ツイッターでそんなことは言っていない。誰かが発信したツイートの情報を見ていたのだろう。
ただ、自分のペースで走らせてくれることがわかっていればアタックしない手はない。
これは、2回目のアタックで、アルメイダ、カルーゾ、ウラソフ、ジョージ・ベネットを追い落とすことに繋がる。
ここからサイモン・イェーツは自分のペースでゴールまて駆け抜ける。
前半戦の不調の原因は
サイモン・イェーツが太陽エネルギーによって動いているという推測をしたが、今日も天気はよかった。
サイモン・イェーツはジロ・デ・イタリアの最後の3分の1で劇的に改善したが、天気の為だけではない。
最初の週にいくつかの問題があったことを告白している。
冷たい雨により、風邪を引き、筋肉にも影響があったとしたら思うような走りは出来ない。現在、これらの問題が解消されたので、走りが元に戻ったということだ。
だが、それでも勝つことは難しいことを知っている。ギャップがまだ大きく、ダミアーノ・カルーゾには20秒差と迫ったが、第20ステージで大きく引き離さないと総合2位も確保できない。
TTではサイモン・イェーツはダミアーノ・カルーゾにはかなわない。だから、第20ステージで、サイモン・イェーツは更なるアタックを仕掛けるしかない。
まずは、ダミアーノ・カルーゾを落とすことだ。その先に、エガン・ベルナルの背中も見えてくるはずだ。
全ては、第20ステージの山岳の走りで決まる。
コメント
cyclowiredの「ジロ・デ・イタリア2021第18ステージ 選手コメント」の記事によると、ベルナルが思いっきり「イェーツが)残り3、4kmから仕掛けても、タイム差があるので反応しないと思う。」と言ってますね。
これは何かの翻訳記事だと思うので、元の記事の内容をtwitterに転載した人がいて、それがサイモンの目に入ったということですかね。
er4bさんコメントありがとうございます。
ベルナルは、5月27日にツイッターに投稿して以来、ツイートしてないんですよ。ひょっとしたらツイートした投稿を誰かがリツイートしたのかもしれないですね。
真相は良くわからないですけど、普通チーム戦略をツイートすることはないと思うので、誤ってツイートしちゃったのかもしれないですね。