サム・ベネットは、第3ステージ優勝の前夜、ブエルタのリーダーであるニコラス・ロッシュにアイルランドの歴史を築くには勝利しなければならないとメッセージを送っていた。
サム・ベネットは有言実行。
アリカンテでのサム・ベネットの勝利により、アイルランドにとって素晴らしい一日となった。
二人ともアイルランド人
第2ステージからリーダージャージに袖を通すのは、ニコラス・ロッシュ(Sumweb)35歳。
Sumwebはジロ・デ・イタリアでトム・ジュムランがクラッシュしてから総合には全く縁のない状態だった。
特に、ツール・ド・フランスでは全く精彩を欠いた状態。まあ、無理もない。
更に、トム・デュムランはチームを離脱することになっており、このブエルタで総合リーダーのトップに立てたのはとても嬉しい誤算だろう。
二コラス・ロッシュはアイルランド人。そして、サム・ベネットもアイルランド人。
サムは昨夜私にメッセージをくれたんだ。
「今、あなたが赤いジャージにいる間に勝たなければならない。勝利出来れば、アイルランドにとって素晴らしいことになるでしょう」
とね。
そして、サム・ベネットは見事に勝利。
アイルランド人のリーダーにアイルランドチャンピオンのステージ優勝。まさにアイルランドにとって最高の一日となった。
サム・ベネットは
「グランドツアーで優勝し、アイルランドのチャンピオンジャージで優勝するのは素晴らしいことだ。
今回の勝利で私がどれほど安心しているかを伝えること難しい。
チームの努力がなければ、私はそれを手に入れられなかったでしょう」
サム・ベネットの不遇
Super proud moment today winning a grand tour stage @lavuelta in the Irish champs kit. Big thanks to the @BORAhansgrohe guys for the hard work today and making it possible 💪🏻 pic.twitter.com/2CC81c3WYL
— Sam Bennett (@Sammmy_Be) 2019年8月26日
サム・ベネットは2018年のジロ・デ・イタリアで3勝をあげた。
当然、今年も出場出来ると考えていたはずだ。だが、チームはドイツ人であるパスカル・アッカーマンを選択した。
そして、ツール・ド・フランスといえば絶対的エースであるサガンが出場する。
サム・ベネットほどのスプリンターがグランツールに出場出来ないとは勿体ない話だ。
サム・ベネットはグランツール以外のステージでは爆発的な活躍をする。ビンク・パンクツアーではハットトリックを決めてしまうほどの無敵ぶりを発揮。
彼ほどのスプリンターで、エーススプリンターとなれないのは納得がいかないだろう。
サム・ベネットはまだ、2020年シーズンのサインはしていない状態。
だが、それは気遣いで数か月前にサインすることも出来たとも言う。
サム・ベネット自身は来シーズン、2016年以来のツール・ド・フランスへの出場が出来ると考えている。
さて、大物スプリンターの移籍発表はいつ行われるのか?
それはブエルタを走って、世界選手権でシーズンを終えるサム・ベネットのいつかのタイミングで発表されるばすだ。
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