サガンはBORA-hansgroheからTotalEnergiesに移籍し、ツール・ド・スイスで勝利を上げた。この勝利で2010年から毎年ワールドツアーレースで勝利している唯一のライダーとなっている。
サガンは、「とにかく試合に勝たないといけない。毎年1つの大会。それ以上は必要ない」と言っている。
また、広範なインタビューの中で、半年たった今でも、2022ツール・ド・フランス第3ステージのゴールのことについて怒りを忘れていないと。
特に、ワウト・ファンアールトには人間的に失望したと述べている。
二人の因縁
ディラン・フルーネウェーヘンが優勝した2022ツール・ド・フランス第3ステージでは、ワウト・ファンアールトとサガンが衝突する場面があった。
それは、サガンがライン上で激しく指をさしたことからも明らかだった。これについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考までに。
それから約半年が経った今でも、サガンはこの出来事を忘れていないとLa Gazzetta dello Sportに語っている。
「彼は偉大なチャンピオンだが、彼はツール中に私を侮辱した。それに彼はまだ謝っていない。
このことで、彼に対して人間として失望した。私は彼が来るのを待ち、彼の元には行かない。そして、その理由を理解してくれていると思う。このスプリントの後、まだ自分が無事であることが嬉しい。」
これに対して、ワウト・ファンアールトは、
「フィニッシュ後に彼が私を見ているのがわかった。だが、雑音で、彼が私に何を叫んだのかは聞こえなかった。私の右側に座っていたということは、余裕のない人だったと思う。
でもドアを開けたままにしておくべきではない。私の側で何か悪いことが起こったとは思わない。」
まあ、二人がお互いに話し合うことはなさそうだ。二人は、以前にもトラブルがあった。
2020ツール・ド・フランス第11ステージ
このステージのゴールで、ワウト・ファンアールトとサガンがフェンス際でスプリント。サガンは、フェン際から前に出ようとしたが、隙間がない。
つい、頭で押しのけてしまった。その後、ワウト・ファンアールトはゴールで親指を立てて罰金となっている。
結局、二人は失速して、カレブ・ユアンが勝利したステージだった。
スプリンターなので、お互いに争うことある。だが、今後二人がゴールで危険な行為がないように願いたい。ケガをしては、元も子もない。
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