シクロクロス世界チャンピオンのマチュー・ファンデルプールがついに、シクロクロスシーズンを開始する。
これまで、シーズン初戦を勝利したのは5回。今回も初戦から勝つことを本人自身期待して乗り込んできている。
果たして初戦から優勝出来るのか?
X2O トロフェー第3戦シュヘルデクロス
ベルギーのアントワープで行わるコースは、海岸の砂浜を一部通るのが特徴。
砂浜をバイクで走るなんて、想像しただけで大変そうだけど。
途中には、登っていると止まりそうになる急こう配の坂も用意されており、多くの選手が足をついている。
女子エリート
女子エリートだけど、またもスタートで落車発生。今回はひどい事故にならなくて良かった。
スタートして、すぐにルシンダ・ブランドが先頭に立ち一気に2位以下と差を広げていく。
4秒あったタイム差は、すぐになくなり上位5人が決まった感じか。距離を重ねると実力ある選手が集まってくるのがシクロクロスの特徴だ。
ガーン。なんと先頭を走っていた世界チャンピオンのセイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix)がチェーン落ち。
しばらくなおそうと努力していたけど、ダメだったので近いピットにバイクを持って走っていった。完全に脱落。
先頭は3週目でデニス・ベッセマ(Pauwels Sauzen – Bingoal)が大きく抜け出す。すでに2位のルインダ・ブラットに10秒以上の差をつけている。
2位のルシンダ・ブラッドが猛追。どんどん近づいてくる~。
最後は、4秒差まで迫られたが、なんとか逃げ切り。久々の勝利だ。
一度は、ドーピングによって出場停止になっていたが、これは処方されたサプリメントの中に意図しない成分が入っていたため。
これで、新たに女王争いが激しくなりそうだ。
- Denise Betsema(Pauwels Sauzen-Bingoal) 0:42:16
- Lucinda Brand(Telenet Baloise Lions) +0:04
- Annemarie Worst(777) +0:27
こちらはフル動画
男子エリート
マチュー・ファンデルプールは最前列のど真ん中から出走。これは~。最初から決まってしまうのでは。
マチュー・ファンデルプールは2番手でずっと走っている。まずは様子見か。
エリ・イーゼルビットが隙を見て2番手にあがる。この後、すぐにトップに。
マチュー・ファンデルプールは、もっともキツイ勾配の登りでエリ・イーゼルビットをかわして、早くも1周目からトップに。
2周目ですでに、この差。エリ・イーゼルビットが小さく見える。一時はこのまま独走してしまうのかと思ったけれども。
マチューは砂浜でこけるけど、全く影響なし。杭に当たらなくて良かった。
一時は3位に落ちていた、エリ・イーゼルビットが追いついてくる。苦手としていた砂場で大きくテクニックを向上しているのがわかる。
昨年は、いつも泥や砂場で遅れていたのに凄いスピードアップだ。
マチュー・ファンデルプールがバイク交換する間に、エリ・イーゼルビットがトップに。
エリ・イーゼルビットはマチューに対して、1歩も引けを取らず食らいついて入る。
後続も、追いつくてくる。
アスファルト舗装の部分で先頭が入れ替わる。先頭集団は5人。
直線で、エリ・イーゼルビットが先頭に。
砂場でマチュー・ファンデルプールも2位に上がり、二人の争いとなる。
舗装路で、マチュー・ファンデルプールがエリ・イーゼルビットを抜いて先頭で走り出す。すでに後続は、二人のペースアップについていけない。
砂場に入る部分で、エリ・イーゼルビットがわずかにバランスを崩す。ここで、少しタイム差が広がるが、エリ・イーゼルビットもあきらめない。
舗装路で前に出て、先頭を奪い返す。
画面が切り替わるたびに、先頭が変わる展開。ラスト2周なのでそろそろペースアップをするころか。
ラスト1周に入るところで、5秒のタイム差をつけたマチューは更に加速していく。後続ではトム・ピドコックが3位に上がってきた。
ゴールに入るカーブの前でジャージのチャックを上げる余裕まであったマチュー・ファンデルプール。
ヨーロッパチャンピオンのエリ・イーゼルビットを6秒離して開幕戦から勝利を飾った。絶好調のエリ・イーゼルビットでもかなわなかったとは~。
3位には来年3月から、イネオスに加入するトム・ピドコックが入っている。
こちらはフル動画
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