2025 UAEツアー第1ステージ　砂漠のステージを制したのは?

2019年初開催で、ドバイツアーとアブダビツアーを合併して始まったUAEツアー。UAE Tour(2.UWT)

今年で7回目の開催。例年通り2回の登りゴールと第2ステージには個人タイムトライヤル。スプリンターのためのステージが用意されている。

 

過去の優勝者は

• 2024 :  レナート・ヴァン・エトヴェルト
• 2023 :  レムコ・エヴェネプール
  
• 2022 :  タデイ・ポガチャル
• 2021 :  タデイ・ポガチャル
• 2020  : アダム・イェーツ
• 2019  : プリモッシュ・ログリッチ

 

第1ステージ　マディナット・ザイード・シャムス・ソーラーパーク～リワ・パレス　138km

 

さあ、第1ステージは、またも風で集団がバラバラになるのか。なんせ砂漠の中のレースだ。逃げが成就するか、スプリンターチームが頑張るか。今年は風の予報はない。

距離も138kmと短い。そうなるとスプリントだ。ただ、最後の500mは6%勾配で上っている。まあ、それでもスプリンター勝負となるだろう。

 

1. スプリントポイント　Liwa
2. スプリントポイント　Sprint #2

 

注目のライダーは

• Lotto　レナート・ヴァン・エトヴェルト
• Alpecin – Deceuninck　ジャスパー・フィリップセン、シルヴァン・ディリエ
• Bahrain – Victorious　ペッリョ・ビルバオ、ヒィル・バウハウス
• Decathlon AG2R La Mondiale Team　フェリックス・ガル、シュテファン・ビッセガー
• EF Education – EasyPost　エスデバン・チャベス、ヒュー・カーシー
• INEOS Grenadiers　ジョシュア・ターリング、カルロス・ロドリゲス
• Intermarché – Wanty　ヘルベン・タイッセン
• Israel – Premier Tech　ヤン・ヒルト、アレクセイ・ルツェンコ、フルーム
• Lidl – Trek　ジュリオ・チッコーネ、エドワード・トゥーンス
• Movistar Team　フェルナンド・ガビリア、エイネルアウグスト・ルビオ、イバン・ロメオ
• Red Bull – BORA – hansgrohe　フィン・フィッシャーブラック、サム・ウェルスフォード
• Soudal Quick-Step　ティム・メルリエ、パスカル・エーンクホーン
• Team Jayco AlUla　ディラン・フルーネウェーヘン、クリス・ハーパー
• Team Picnic PostNL　オスカー・オンリー
• Team Visma | Lease a Bike　オラフ・コーイ
• Tudor Pro Cycling Team　マイケル・ストーラー
• UAE Team Emirates – XRG　タデイ・ポガチャル、フアン・モラノ、ジェイ・ヴァイン
• XDS Astana Team　セルジオ・イギータ、アロルド・テハダ

 

スタート

タデイ・ポガチャルのコメント

世界チャンピオンになることはずっと夢だった。ついにレインボージャージを手に入れた。毎日それを着て走るのがまだ現実とは思えない。

このジャージを着てチームの母国に来るのは最高だ。これまでは毎シーズン、自分の準備に多少の不安を抱えながらスタートしてきた。再び最高レベルで戦えるほど体調が万全であることを願っている。

昨年やその前の年のような状態になることを祈っている。UAEツアーではタイムトライアルが重要だが、大きな違いは出ないと思う。数秒の違いくらいでしょう。距離は長くないので、横風によってファンの間に大きなギャップが生まれると思う。

 

ジャスパー・フィリップセンのコメント

UAEツアーは1週間続くレースで、非常に競争力のあるスプリンターたちが集まるので、スタートするには本当に良いレースだ。

特に今年は、ベルギーでの開幕週のちょうど1週間前に、良い天気でスタートできるのは嬉しい。最初のクラシックレースの前にはスプリントレースはあまりないので、ここでスプリントレースを試してみるのは良いことだ。

 

ティム・メルリエのコメント

開幕ステージで再び優勝してハットトリックを達成できれば最高だ。しかし、スタートラインにはトップクラスのスプリンターがたくさんいるので、レースは非常に激しい。

最初のレースから、脚の調子は良さそうだし、ステージ優勝を狙うチャンスがいくつかあると思う。

 

オフィシャルスタート。

 

スタートからVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのライダーが飛び出す。

 

3人の逃げ

3人の逃げが簡単に決まった。

1. カルロス・サムディオ　Team Solution Tech – Vini Fantini
2. フェデリコ・ビアジーニ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
3. マヌエーレ・タロッチ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

スプリントポイント　Liwa

スプリントポイント獲得順位は

1. カルロス・サムディオ　Team Solution Tech – Vini Fantini　8ポイント・3秒
2. フェデリコ・ビアジーニ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5ポイント・2秒
3. マヌエーレ・タロッチ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè　3ポイント・1秒
4. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー　Lidl – Trek　1ポイント

 

残り73kmで1分40秒差。今日は風が弱いので攻撃はなしなのかな。

 

昨年の覇者。Lottoのレナート・ヴァン・エトヴェルト。最後の1kmは登っているのでパンチャーにもスプリンターにもチャンスがあり、あわただしくなると。

 

残り52.3kmで1分37秒差。しかし、なんでTeam Solution Tech – Vini Fantiniがワールドツアーに出ているのに、新城幸也の名前がないのか。とても残念。アジア選手権が優先されたということか。ちなみにアジアロードは12位。

 

Team Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイは登りで遅れてしまった。これは追いつけないか。病気との情報も。

 

タデイ・ポガチャルを先頭に猛烈なペースで上がっている。

 

先頭は一気にタイム差を縮められた。

 

マヌエーレ・タロッチが先頭から少し抜け出す。2024 ツール・ド・ランカウェイ第6ステージでも優勝しており、キャリア3勝。

 

残り28.9kmで1分53秒となっている。タイム調整している。

 

マヌエーレ・タロッチは、中間スプリントポイントを狙っている。

 

スプリントポイント　Sprint #2

マヌエーレ・タロッチが目標達成。

 

VF Group – Bardiani CSF – Faizanèはワンツーだ。

1. マヌエーレ・タロッチ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè　8ポイント・3秒
2. フェデリコ・ビアジーニ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5ポイント・2秒
3. カルロス・サムディオ　Team Solution Tech – Vini Fantini　3ポイント・1秒
4. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー　Lidl – Trek　1ポイント

 

集団も通過。

 

マヌエーレ・タロッチは、11ポイントで同点トップ。この先のステージも中間スプリント賞をずっと狙っていくはず。

 

タデイ・ポガチャルは、チームメイトに守られて進んでいる。

 

残り18.2kmで1分23秒差。Lidl – Trekもジョナサン・ミランで狙っている。

 

マヌエーレ・タロッチは、あくまで逃げ続ける。

 

逃げていた二人は足を止めて待っている。明日以降のステージに備える。

 

マヌエーレ・タロッチは、後ろを振り返って確認。足を緩めた。

 

集団内で落車が発生しそうに。ティム・メルリエが足を外して回避。誰も落車なし。

 

マヌエーレ・タロッチは、足を止めて集団に戻る。

 

あ～、タデイ・ポガチャルの後ろを走っていたフアン・モラノが落車。

 

これはスプリントに参加は無理だ。これはタデイ・ポガチャルがゴールを狙うかも。

 

残り5.4km。登りに向けて位置取りが始まる。

 

残り3.3km。UAE Team Emirates – XRGが先頭。

 

残り2.4km。Team Jayco AlUlaが前に。

 

残り1.4km。Alpecin-Deceuninckが先頭。

 

残り1kmを切ってTudor Pro Cycling Team先頭に。

 

これは道幅が広い。

 

徐々に勾配がきつくなる。タデイ・ポガチャルが前にいるぞ。

 

タデイ・ポガチャルが少しずつ前に出る。

 

タデイ・ポガチャルが行った～!

 

すぐに、ジョナサン・ミランが反応。

 

タデイ・ポガチャルがもがく!

 

タデイ・ポガチャルが、ジョナサン・ミランのリードアウトになってしまった。

 

ジョナサン・ミランが先頭に。

 

 

ジョナサン・ミランとジャスパー・フィリップセンの争いとなったが。

 

Red Bull – BORA – hansgroheのフィン・フィッシャーブラックも追い込んでくる。

 

ジャスパー・フィリップセンがゴール手前で諦めて、斜行。これにはフィン・フィッシャーブラックが怒る。

 

ジョナサン・ミランがロングスプリントを見事に決めた!

 

ジョナサン・ミランが開幕ステージを制した!

 

 

この上り勾配のスプリントでも、世界一のスピードマンは衰えることがなかった。なんと200m以上も、もがき切った。

 

この2000wをたたき出す、ブジャの巨人に勝てるスプリンターはいるのか?

2位はジャスパー・フィリップセンだったけれど、降格。Red Bull – BORA – hansgroheのフィン・フィッシャーブラックが2位となりボーナスタイムを獲得した。

 

リザルト

優勝したLidl – Trekのジョナサン・ミラン

本当に異様なほど疲れたよ。本当につらかった。 暑さ、最後の上り坂、そしてレース展開のせいもあって、予想以上にタフだった。 かなり激しい1日だった。

序盤はそれほど悪くなかった。その後、危険な風とファンの形成に対処しなければならなかったが、最終的にはすべてが再びひとつになった。

チームメイトは今日もレースをコントロールする方法を知っていた。 こうしてフィニッシュできたことは素晴らしい。 とても嬉しいけど、とても疲れたよ。

ラスト1kmであまり離されたくなかったし、かといって前に出過ぎたくもなかった。 でも残り200メートルで完璧なポジションにいたので、ゴールすることができた。 この勝利にとても満足している。

明日はリーダージャージを守りたい。 でも、今は休むことが大切だ。

 

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

新人賞