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マテイ・ホモリッチが見せたレースでのスーパータックの優位性

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Photo credit: riccardo.fissore on VisualHunt.com
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プロレースにおいてスーパータックは4月1日から禁止となる。

だが、レースにおいてはプロライダーはまだ盛んに使っている。

このスーパータックの優位性を最も効果的に使ったと思われるのは、Bahrain – Victoriousのマテイ・モホリッチだ。

ボルタ・ア・カタルーニャ第7ステージにおいて、世界一の逃げ屋トーマス・デヘントと2人で逃げ続けた。

 

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下りの速さは歴然

 

マテイ・ホモリッチは、元々下りが速い。

2013年世界選手権U23チャンピオンであり、2017年ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージの逃げ切り勝利など逃げにはかかせないライダーだ。

この日も、下りの直線区間では積極的にスーパータックを使用。

トーマス・デヘントの後ろについている時でも、使っていたほどでスピードの差は歴然だった。対するトーマス・デヘントはほとんどスーパータックを使わない。

その差は歴然で、見ていてもみるみるうちに下りでは差がついていた。これは風洞実験で示されたデータと一致している。

モンジェイクの丘の下りは約5キロ。下りでは80km/hに達していた。

全ての下りをスーパータックで下った訳ではないが、全く使わなかったとしたら、後続とのタイム差はかなり近づいていただろう。

結局、マテイ・モホリッチは、下りでリードしてもトーマス・デヘントを待つ動きをしていたので、勝つことはなかったが毎周回下りからアタックしていれば展開も変わっていたかもしれない。 

ゴールでは、トーマス・デヘントはマテイ・ホモリッチに対して16秒のリードで逃げ切り。

3位で追い込んできた、アッティラ・ヴァルテル(Groupama – FDJ)とは、1分42秒のタイム差だった。これがスーパータック禁止となると、タイム差はもっと縮まるのではないかな。

場合によっては、逃げ切りが成立しなくなるレースが増えることも考えられる。最後にスーパータックが見られるレースは、3月31日のドワーズ・ドール・フラーンデレンのみとなった。

最後の見納めをしておこう。

 

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