さ~、いよいよワールドカップ第2戦でワウト・ファンアールトとマチュー・ファンデルプールが今シーズンの初対決となる。
ロードシーズン終了直後からシクロ開始したワウトはまだ、切り替わっていないのか。それとも、スペイン合宿で切り替えてコンデションを整えているのか見ものだ。
ワールドカップ第2戦 ナミュール
ベルギーのナミュールで行われるワールドカップ第2戦。人工的なブリッジがある以外は、自然の地形を使って高低差のあるコースを生み出している。
下りは、ドロドロになっているのでコントロールが難しく、女子は何人かが落車している。登りも泥にまみれているので、力のいるコースだ。
女子エリート
女子のスタート。半そで半パンで走るとは気合が入っている!
しかし、こんなに選手がいたら管理が大変だろうなあ~。まあ、皆バイクにセンサーつけてるでしょうけど。
地元シクロでは、読み上げしないといけないので、これだけいたら周回毎の順位なんてわかんないぞ~。
1周目に2番手で走っていた、選手が派手にこける。まあ、下りでドロドロだと乗って降りれるほうが凄いと思うけど。
1周目からデニス・ベッセマが7秒リードして走るが、後ろからリーダージャージを着ているルシンダ・ブランドが追い上げてくる。
3番手は、世界チャンピオンのセイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix)。
あっという間に、ルシンダ・ブランドが追いついてデニス・ベッセマを抜いていく。
同じ下りで、何人もクラッシュしている。ケガをしないといいんだけど。
2位で走っている、デニス・ベッセマでさえ、同じ場所でこけそうになる。泥でハンドルを取られてしまう。
2位を走っていた、デニス・ベッセマに2人が追いつく。少しのミスでもすぐに追いついてくる。
2位争いは激戦だ。バイク交換の時に、再び2位になったデニス・ベッセマが3秒程度リードして走る。世界チャンピオンは4位で走っている。少し間があいたか。
すでに5周目なので厳しいか。
2位争いは、またデニス・ベッセマが3位に後退。2位はアメリカのクララ・ホンシンガー(Clara Honsinger)23歳。オレゴン州立大学の学生だ。
優勝はルシンダ・ブランドが独走で勝利。2位は23歳の大学生クララ・ホンシンガー(Cannondale–Cyclocrossworld.com)がデニス・ベッセマを押さえて2位に。
ゼッケンナンバー42番なので、最後尾辺りから追い上げての2位は凄い実力だ。
リザルト
- ルシンダ・ブランド(Telenet Baloise Lions) 52:47
- クララ・ホンシンガー (Cannondale Cyclocrossworld.com) +0:29
- デニス・ベッセマ(Pauwels Sauzen-Bingoal) +0:38
男子エリート
ワウト・ファンアールトは1列目スタート。マチュー・ファンデルプールは2列目スタート。この並びがどう影響するか?
何があったのか、エリ・イーゼルビットは最初の登りからバイクをかついで遅れている。チェーンが変な方向についており、変速機もおかしくなっているようだ。
登っている時に、下を向いていたので、ディレーラーの不調か。完全に脱落。
ワウト・ファンアールトは5位辺りから、すぐに2位まで上がってくる。マチューは10番手くらい。
トム・ピドコックがいつのまにかトップに。
マチュー・ファンデルプールが、カーブでこける。少し差がつく。
2周目の平坦路で一気に、マチュー・ファンデルプールが2位にあがる。
マチュー・ファンデルプールが下りでこけそうになる。この間にトム・ピドコックはリードを広げる。
それにしても、トム・ピドコックはノーミスで淡々とリードを築いていく。
3周目でトム・ピドコックに3人が追いつく。だが、トップはトム・ピドコックが譲らない。
ワウト・ファンアールトが3人のトップに立って追うが、トム・ピドコックとは12秒のタイム差がついている。
それにしても、トム・ピドコックは好調だ。3人を13秒引き離して走っている。ずっと先頭を独走中だ。
マチュー・ファンデルプールが、少しずつトム・ピドコックに近づいてくる。
3秒まで迫るが、トム・ピドコックをとらえることが出来ない。トム・ピドコックは可能な限りバイク交換をしない。この点もリードを増やしていく要因になっている。
ワウト・ファンアールトがマチュー・ファンデルプールに追いついて、前を追う。
ワウト・ファンアールトが、ついにトム・ピドコックの背中をとらえる。
バイク交換で、ついにトム・ピドコックを捉えて、マチュー・ファンデルプールがトップに立つ。
トップに立ったマチュー・ファンデルプールのペースアップは凄まじい。
少しずつ、ワウト・ファンアールトが遅れてしまう。ここまで、トップを維持していたトム・ピドコックは一気に遅れてしまう。
ワウト・ファンアールトも3秒差で追うが、背中をとらえることは出来ない。
かも
結局、マチュー・ファンデルプールは3秒差をつけてワウト・ファンアールトを寄せ付けなかった。
3位には、1周目からトップを走っていたトム・ピドコックが入る。これには最初に遅れたエリ・イーゼルビットがいたら、もっとし烈で面白かっただろう。
マチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトの1回目の対決はマチューの勝利となった。だが、確実にワウト・ファンアールトは調子を上げてきたと言って良い。
ここからの二人の戦いが更に激しくなっていくことは間違いない。
リザルト
- マチュー・ファンデルプール (Alpecin-Fenix) 1:03:59
- ワウト・ファンアールト(Jumbo-Visma) +0:03
- トム・ピドコック (Trinity Racing)+0:11
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