AG2R Citroën TeamのGMヴァンサン・ラヴニュは、チームの長期的な発展のために、2022年のツール・ド・フランスのリーダーとしてジュリアン・アラフィリップと契約することに関心があることを認めている。
ジュリアン・アラフィリップのDeceuninck – Quick Stepとの契約は2021年まであり、あくまでもそれ以降の話となる。
ジュリアン・アラフィリップはフランス人であり、フランスのチームが狙うというのは理にかなっているとはいえるけど、その実現性はどうだろうか?
移籍する可能性は
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AG2Rは、グレッグ・ファンアーヴェルマート、ボブ・ユンゲルスなどの移籍により、クラシック班の強化は出来ている。
だが、2021年のツール・ド・フランスで総合を狙える選手はいないと言っても良いだろう。チームのエースだったロマン・バルデとピエール・ラトゥールも移籍してしまった。
AG2Rがジュリアン・アラフィリップを2022年のエースとして迎えたいというのは良くわかる理由だ。
AG2Rは自動車ブランドのシトロエンをタイトルスボンサーに向かえて、2021年の予算は2300万ユーロ(約29億円)に増加している。
世界チャンピオンとなった、ジュリアン・アラフィリップの年俸は500万ユーロ(約6億円)になるとは言われているが、予算の増えたAG2Rならば可能だ。
逆に、Deceuninck – Quick Stepではジュリアンを維持出来ないだろう。2022年にジュリアン・アラフィリップが移籍することは十分考えられる。
争奪戦が始まることは間違いないが、アラフィリップの母国のチームへの移籍ならば気持ちも動くかもしれない。
以前、ジュリアン・アラフィリップは世界チャンピオンを勝ち取ったあとに、あと一つレースに勝てるとしたから、何を狙うかという質問に対してツールと答えている。
ジュリアン・アラフィリップの総合を狙うチームの体制を作ってくれるのならば、移籍先として、ありえない話ではないだろう。
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