今シーズンのタデイ・ポガチャルの走りには、誰もが超人的と思っており常に畏敬の念を抱いているのは私たちだけではないようだ。
実際、オリンピック金メダリストのレムコ・エヴェネプールは、シーズン最終戦のイルロンバルディアでポガチャルの華麗な走りを最前列で観戦した。
だがその後、あまりにも当惑し、パワーメーターのデータを見せてほしいと頼んだほどだ。
パワーデータの値
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最終戦のイル・ロンバルディアでは、ソルマーノでアタックしたタデイ・ポガチャルとの差を埋めることはできませんでしたね。
彼はソルマーノの頂上から7kmの地点で1分もあった。でも谷間では、実は僕より少し前にいたのに、彼はさらに2分もタイム差を広げて逃げていった。
VelonCCがロンバルディアでの最後の1時間半の平均ワット数をインスタグラムに投稿したが、それは間違っているはずだ。僕のワット数も同じで、3分遅れていたからだ。
それで彼に『実際に何ワットで漕いだのか知りたい』とメッセージを送った。
タデイは私に何も言わなかったが、それは冗談で、少し皮肉めいた質問だった。私たちは時々、例えばどちらかの誕生日のときなどに陽気なメッセージを送り合っている。彼は私の親友ではないが、良き同僚の友人だ。
タデイ・ポガチャルがアタックする時は、わかるんですか?
彼がアタックする4、5分前から、彼のチームは加速していった。 でも、その瞬間、自分はすでに限界に達していた。 彼のアタック中、彼はすぐに1分を加えた。
could follow this attack
Tadej Pogačar broke away from the peloton with this fierce acceleration 48.4km away from the finish
Getty Images pic.twitter.com/b5W7PkUnGy
— Velon CC (@VelonCC) October 12, 2024
レムコ・エヴェネプールがいうVelonCCの投稿は上記のものだろう。平均で440Wで走るとはどれだけのパワーなのか想像もつかない。
ポガチャルのStravaの投稿を見ると、ポガチャルは基本的にほとんどの区間でKOMを獲得しており、最終的に2位となったレムコは、かなりの数の区間で彼のタイムにわずかに及ばなかったことがわかる。
世界最高のTTスペシャリストが追ってもタイム差が開いていくのだから、凄いとしかいいようがない。
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