チームイネオスのベテランライダーであるヴァシル・キリエンカ(38歳)はさらに1年の契約延長をチームと結んだ。
同じくチームの最年長クリスティアン・クーネスも延長契約しており、二人のベテラン選手が来シーズンもチームをアシストすることになる。
2015年世界TTチャンピオン
チームの公式ツイッターでも契約延長を報告。
“I am happy to continue in the team. This whole set up gives me the opportunity to feel happy when my teammates succeed.”
Vasil Kiryienka is motivated to continue his cycling career after signing a new deal for the 2020 season.
📢 https://t.co/HR8OqssqVL pic.twitter.com/aB50cw2XOc
— Team INEOS (@TeamINEOS) October 23, 2019
ヴァシル・キリエンカは2013年にモビスターからチームスカイに移籍。
2015年には、世界選手権個人タイムトライヤルで優勝。2016年にもトニー・マルティンに続いて世界第2位となっているタイムトライヤルスペシャリスト。
しかし、2019年シーズンは3月に心臓に異常がありシーズン開始が遅れた。
走れないことに一時は引退も頭をよぎったという。まあ、38歳のいう年齢なので当たり前だろう。
復帰したのは4月下旬から始まったツール・ド・ロマンディでチームがイネオスと名前が変わってから最初のレースだった。
この時は、チームイネオスの限定ジャージで走っている。
チームイネオスが限定ジャージで走った理由はこちら。
その後、ヨーロッパゲームのタイムトライヤルで優勝し復活をアビールすることが出来た。
今年初のグランドツアー出場として2019ブエルタ・ア・エスバーニャにも出場を果たした。
若いライダーの見本となる
ヴァシル・キリエンカはキャリアの後半にあり、3月の心臓疾患を経験した時、彼にとって最も簡単な選択は引退することだった。
だが、ヴァシル・キリエンカはレースを続ける意欲があり長く自転車に乗り続けたいといいう意欲が復帰への原動力となった。
若い選手にとって彼は元世界チャンピオンであり、世界最高のサポートライダーの一人であるヴァシル・キリエンカはとても良い手本となる。
来シーズンも、若手選手との熾烈な競争に打ち勝ちグランドツアー出場を果たして活躍することだろう。
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