世界最大の自転車設計・製造会社であるGiantグループは、2022年第1〜3四半期の売上高が前年同期比14%増となったと発表した。
原材料、物流、労働コストの上昇などの課題を挙げながらも、Giantは米ドル高に助けられ、最新の決算で税引き前利益が9.9%増加。
税引後純利益は16.5%増の56.3億台湾ドル、1株当たり利益は15.01台湾ドルだったと報告されている。
ハイエンド製品は遅れる
Giantによると、ヨーロッパと北米では自転車の在庫が改善されており、中級レベルの製品の在庫が多くなっているという。
しかし、ハイエンドバイクの製品はまだ不足していると言っている。現在注文している人は、まだまだ待たされる可能性は高い。
4月には、中国のロックダウンによりGiantの4つの工場が一時的に閉鎖していた。
同社は中国に5つの製造拠点を持ち、総生産能力の半分以上である約350万台のバイクを生産している。
現在、中国の工場閉鎖も解除され、中級レベルの製品は改善されているようだ。
Giantは、パンデミック以降、自転車の需要が減速しているのではないかという懸念に対して、
「過去2年間に比べれば、市場の需要は冷え込んでいる」と認めながらも、世界各国の政府が環境と健康を重視した政策を優先する中で、「自転車産業には大きな可能性がある」
と述べている。
シマノも市場の冷え込みを予測しながらも、まだ売上高は上がっている。
円安で、海外サイトからの購入もためらわれるし、早くパーツ類の在庫が普通に手に入る状態になって貰いたいものですね。
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