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シクロクロスワールドカップ2022-2023第5戦ベークス・ベルゲン 男女の勝者は?

海外情報
Photo credit: Jane Starz on Visualhunt
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オランダのベークス・ベルゲンでおこなれるワールドカップ第5戦。

ベークス・ベルゲンは1960年代から、アフリカをテーマにしたサファリパーク公園として親しまれている。ワールドカップは、公園内のビクトリア湖の近くのサーキットで行われる。

 

女子ワールドカップの順位 (4ラウンド後)

  1. フェム・ファンエンペル 160ポイント
  2. デニス・ベッセマ 88ポイント
  3. セイリン・アラマバード 87ポイント
  4. アンマリー・ワースト 80ポイント
  5. インゲ・ファンデルヘイデン 78ポイント
  6. パック・ピーテルス 60ポイント
  7. ルシンダ・ブラント 55ポイント
  8. クララ・ホンシガー 55ポイント
  9. エレーヌ・クラウツェル 48ポイント
  10. シリン・ファンアンローイ 44ポイント

 

男子ワールドカップの順位 (4ラウンド後)

  1. エリ・イーゼルビット 145ポイント
  2. ローレンス・スウィーク 122ポイント
  3. マイケル・ファントーレンハウト 94ポイント
  4. ラース・ファンデルハール 85ポイント
  5. ニルス・ファンデプッテ 77ポイント
  6. ダーン・ソエテ 66ポイント
  7. ミハエル・ボロシュ 57ポイント
  8. トーン・ファンデボッシュ 49ポイント
  9. ティモン・リュエッグ 46ポイント
  10. ティボー・ネイス 42ポイント

 

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第5戦 ベークス・ベルゲン

コースマップ photo gpbeeksebergen

 

ベネルクス最大の動物公園ベークス・ベルゲン。過去にもオランダ選手権などの舞台となっているが、コースは違っている。現代風のシクロクロスのコースとなっているが、高低差は1.5m以下。

スタートからゴールまでの長いストリップの後、ドライバーはレクリエーション用のビーチに向かう。

砂地、森の一部、草地の一部、舗装された地形。また、2つの橋、敷かれたばかりのサンドボックス、橋も含まれている。変化に富んだ路面でかなりの高速コースとなる。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ヨーロッパタイトルを獲得したフェム・ファンエンペルは、2023年からJumbo-Visma入りが決定済み。現在のシクロクロス世界選手権覇者のマリアンヌ・フォスも在籍しており、二人でロードも制覇していくかもしれない。

ここまでワールドカップは4戦全勝。今日彼女に勝てるライダーはいるだろうか?

 

ルシンダ・ブラントは3週間前のターボルの指の骨折から復帰。テレビでエアロバイクを漕ぎながら見ているよりはレースに出たほうがいいと。やる気満々だ。

 

スタートダッシュからフェム・ファンエンペルが先頭に。

 

先頭はフェム・ファンエンペル。2番手はインゲ・ファンデルヘイデン。3番手にパック・ピーテルス。

 

木の根っこの部分で、パック・ピーテルスが2番手に。3番手にはチームメイトのセイリン・アラマバードが上がっている。

 

2周目

フェム・ファンエンペルがパック・ピーテルスに先頭交代を促した。3人がパックだ。

  1. フェム・ファンエンペル Pauwels Sauzen – Bingoal
  2. パック・ピーテルス Alpecin-Deceuninck
  3. セイリン・アラマバード Alpecin-Deceuninck

 

4番手は、ブランカ・カタバス、5番手にマリアンヌ・フォス。

 

3周目

パック・ピーテルスとフェム・ファンエンペルの二人が先頭交代。セイリン・アラマバードが少し離れたか。

 

シリン・ファンアンローイ、ブランカ・カタバス、マリアンヌ・フォスの3人パックが7秒差で追っている。

 

フェム・ファンエンペルが少し足をついた場面から、パック・ピーテルスがずっとリードして進んでいる。だが、2秒程度の差だ。

 

4周目

パック・ピーテルスが3秒ほどリードして4周目に。

 

3番手を走っていたセイリン・アラマバードがカーブで落車。ここで、シリン・ファンアンローイに抜かれてしまう。

 

先頭2人の差は4秒のまま。

 

湖横の直線で、一気にフェム・ファンエンペルが追いつく。先頭は2人の勝負に。

 

5周目

先頭二人を追うのはシリン・ファンアンローイ。8秒差。

 

シリン・ファンアンローイが8秒差を詰めてきた。またも20歳のトリオが先頭争いに。

 

3人トリオは、4位のセイリン・アラマバードとマリアンヌ・フォスに10秒差をつけている。

 

6勝目

おっと、シリン・ファンアンローイがアタックだ!

 

後方の二人は見送った。これが、どうなるか?

 

シリン・ファンアンローイが3秒差を保って逃げ続ける。

 

シリン・ファンアンローイが少し上半身が揺れてきたか。

 

フェム・ファンエンペルは、湖横の直線が速い。差を詰めてくる。

 

差は2秒まで縮まったか。

 

シリン・ファンアンローイが最後の力を振り絞る。

 

最終コーナーを曲がってシリン・ファンアンローイが最後のスパート。

 

フェム・ファンエンペルが追いこんでくる!

 

だが、シリン・ファンアンローイがギリギリで逃げ切った!

20歳の同年代対決は、シリン・ファンアンローイが勝利。ラスト1周からのアタックが見事にきいた。高速コースだったので、逃げ切る自信があったのだろう。

シリン・ファンアンローイは、今シーズンの初勝利をワールドカップであげた。

 

リザルト

シリン・ファンアンローイのコメント

ミスをせず、最終ラップはフルガスで走った。シクロクロスでは大きなレースで勝ったことがなかったので、ワールドカップで勝てたことはすごいことだ。

今シーズンは表彰台に上ることを夢みていたので、優勝できたことは本当にうれしい。自信をつけるためにも、とても重要なことです。これからの数週間、大きな励みになります。

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 VAN ANROOIJ Shirin
Baloise Trek Lions 40 0:47:02
2
 VAN EMPEL Fem
Pauwels Sauzen – Bingoal 30 0:01
3
 PIETERSE Puck
Alpecin – Deceuninck 25 ,,
4
 ALVARADO Ceylin del Carmen
Alpecin – Deceuninck 22 0:25
5
 VOS Marianne
Team Jumbo-Visma 21 0:30
6
 VAS Kata Blanka
Team SD Worx 20 0:46
7
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 19 0:47
8
 SCHREIBER Marie
Tormans Cyclo Cross Team 18 1:06
9
 VAN ALPHEN Aniek
777 17 1:09
10
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 16 1:17
11
 VAN DER HEIJDEN Inge
777 15 1:41
12
 BENTVELD Leonie
Pauwels Sauzen – Bingoal 14 1:45
13
 BAKKER Manon
Crelan – Fristads 13 2:00
14
 CANT Sanne
Crelan – Fristads 12 2:20
15
 HONSINGER Clara
EF Education-TIBCO-SVB 11 ,,
16
 NORBERT RIBEROLLE Marion
Crelan – Fristads 10 2:29
17
 FOUQUENET Amandine
Arkéa Pro Cycling Team 9 2:31
18
 FRANCK Alicia
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 8 2:33
19
 CLAUZEL Perrine
AS Bike Racing 7 2:46
20
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster Bonache Cycling Team 6 3:05
21
 TRUYEN Marthe
Crelan – Fristads 5 3:12
22
 BACKSTEDT Zoe
  4 3:22
23
 KAPTHEIJNS Maud
Deschacht – Hens – Maes 3 3:26
24
 VERHOEVEN Suzanne
De Ceuster Bonache Cycling Team 2 3:28
25
 CLAUZEL Hélène
AS Bike Racing 1 3:29
26
 VIDON Amandine
Team Fima – RDV Bikeshop Alian   ,,
27
 BROUWERS Julie
    3:30
28
 VAN LOY Ellen
De Ceuster Bonache Cycling Team   4:00
29
 MCGILL Sidney
    4:03
30
 BARONI Francesca
Pissei – Groep T.O.M.   4:15

 

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男子エリート

ワールドカップリーダーはエリ・イーゼルビット。座骨神経痛は大丈夫なのかな。

 

好調ローレンス・スウィークの走りはどうだろう。2日前のスーパープレスティージュ2022-2023第2戦ニールヤールマクルトクロスで勝利している。

 

ラース・ファンデルハールも好調だ。

 

さあ、スタート。

 

Alpecin-Deceuninckの二人に、ローレンス・スウィーク、ケヴィン・クーンなどが前に。

 

先頭はスイスチャンピオンのケヴィン・クーン。ローレンス・スウィークが続いている。

 

ケヴィン・クーンが先頭を譲らない。3番手はラース・ファンデルハール。

 

ラース・ファンデルハールが湖横の直線からトップに。

 

2周目

先頭はラース・ファンデルハール。

 

スイスチャンピオンのケヴィン・クーンが落車して押している。

 

トップはラース・ファンデルハール。ローレンス・スウィーク、マイケル・ファントーレンハウトと続く。後ろは落車したケヴィン・クーンだが見えない。

 

3人が抜け出した。

  1. ローレンス・スウェーク(CRELAN-FRISTADS)
  2. ラース・ファンデルハール(BALOISE TREK LIONS)
  3. マイケル・ファントーレンハウト(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)

 

3周目

3人は10秒差で2位グループから逃げ続けている。

 

4周目

4番手のヨリス・ニューウェンハイスが近づいてきた。来シーズンTeam DSMから離脱し、完全にシクロクス1本に絞ることになっている。

 

ヨリス・ニューウェンハイスが追いついて先頭は4人に。

 

5周目

フニッシュライン前から、ヨリス・ニューウェンハイスがアタック!

 

このコースは、ヨリス・ニューウェンハイス向きだ。今年ブエルタも走った、ワールドツアーライダーの力を見せつけるチャンスだ。

 

ローレンス・スウィークがバイク交換。先頭は、ヨリス・ニューウェンハイスのまま。

 

エリ・イーゼルビットがようやく5番手まで上がってきた。ある程度上位でゴールしないとワールドカップリーダーのジャージを奪われてしまう。

 

ヨリス・ニューウェンハイスは、最終コーナーからグイグイとペースを上げる。

 

6周目

なんと、エリ・イーゼルビットが追いついてきた。

 

エリ・イーゼルビットは、湖の直線の前で落車して少し遅れる。

 

7周目

先頭はローレンス・スウィークに。エリ・イーゼルビットを追いつかせないようにペースを上げている。

 

ラース・ファンデルハールがカーブで落車しそうになる。ローレンス・スウィークが先頭でペースを上げている。

 

ローレンス・スウィークがペースを上げて振り切ろうとしている。

 

ローレンス・スウィークがマイケル・ファントーレンハウトを少しリード。

 

マイケル・ファントーレンハウトがなんとかローレンス・スウィークに食らいついていく。

 

8周目

3人が後方の二人を引き離そうとしている。

 

マイケル・ファントーレンハウトが先頭にたった。

 

リードがないままだと、最後はスプリントで勝負となる。

 

マイケル・ファントーレンハウトは、なんとか差をつけようとするが抜け出せない。

 

サンドボックスでも差はつかない。ヨリス・ニューウェンハイスも追いついてきた。

 

最終コーナーを曲がって、マイケル・ファントーレンハウトをローレンス・スウィークが抜いた。

 

ここからローレンス・スウィークが猛烈なスパート!

 

ラース・ファンデルハールが追いこんでくるが。

 

ローレンス・スウィークがスプリント勝利!

まあ、どうみてもスプリンター体形だし、パワーでは負けない。マイケル・ファントーレンハウトは、なんとか振り切ろうとしたけど、好調なローレンス・スウィークは振り切れなかった感じだ。

これでローレンス・スウィークは、ニールヤールマクルトクロスに続いて連勝。今シーズンの3勝目となった。

 

リザルト

ローレンス・スウィークのコメント

2日前のスーパープレスティージュニールヤールマクルトクロスの勝利の前も体調は良くなかったと言ってましたが、今日も影響してましたか?

そう、これ以上ないくらいに。完璧な一週間だったと思う。あまり期待してなかったんですけどね。変な話ですが、本当にちょっと体調を崩してしまって、100%の状態ではなかったんだ。どうやら、それを克服できるほどコンディションはいいようだる

レースの内容についてはどうですか?

金曜日より体調は悪かったが、レースではうまくいった。少し硬めのタイヤが欲しかったので、バイクを途中で変えたんだ。そのバイクのハンドルが少し下がってしまったので、また乗り換えることになったんだ。

そこでちょっと遅れてしまったけど、勝ちは勝ちだから結果オーライかな。

優勝を決める最後のスプリントでは、ロングスプリントを選択してましたね。

最終コーナーの立ち上がりはすごく速くて、あそこでハンドルを握っているのは大変だった。その後、マイケル・ファントーレンハウトがすぐにスプリントを開始したように見えたが、彼は一瞬加速して本当に行かなかったので、それから全開で走った。

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 SWEECK Laurens
Crelan – Fristads 40 0:57:36
2
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 30 ,,
3
 VANTHOURENHOUT Michael
Pauwels Sauzen – Bingoal 25 0:02
4
 NIEUWENHUIS Joris
Baloise Trek Lions 22 0:03
5
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 21 0:04
6
 ORTS Felipe
Burgos-BH 20 0:17
7
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 19 0:20
8
 KAMP Ryan
Pauwels Sauzen – Bingoal 18 0:21
9
 BAESTAENS Vincent
Spits CX Team 17 0:29
10
 ADAMS Jens
Chocovit Cycling Team 16 0:30
11
 VANDEBOSCH Toon
Alpecin – Deceuninck 15 0:36
12
 HENDRIKX Mees
Crelan – Fristads 14 0:41
13
 KUYPERS Gerben
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 13 0:42
14
 MEEUSSEN Witse
Pauwels Sauzen – Bingoal 12 ,,
15
 KUHN Kevin
Tormans Cyclo Cross Team 11 0:53
16
 MENUT David
AS Bike Racing 10 1:00
17
 RÜEGG Timon
Cross Team Legendre 9 1:06
18
 HAVERDINGS David
Baloise Trek Lions 8 1:09
19
 SOETE Daan
Deschacht – Hens – Maes 7 1:10
20
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 6 1:32
21
 MEEUSEN Tom
Deschacht – Hens – Maes 5 1:36
22
 PERIOU Tony
  4 1:37
23
 GODRIE Stan
  3 1:52
24
 BOROŠ Michael
Elkov – Kasper 2 2:01
25
 VAN KESSEL Corné
Tormans Cyclo Cross Team 1 2:06
26
 VERBURG Luke
    2:11
27
 LELANDAIS Rémi
Cross Team Legendre   2:13
28
 MOTTIEZ Gilles
Cross Team Legendre   2:35
29
 LOOCKX Lander
Deschacht – Hens – Maes   2:45
30
 CASTILLE Noé
    2:53

 

 

 

 

 

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