先日のライドで、チェーンのつなぎ方講習をメカニック師匠にして貰いました。
私の場合、現在はコネックスリンクでチェーンをつないでいます。ですから、コネクティングピンを使うことはないので問題はありません。
ですが、応急修理などで必要になった場合に知っておかないと意味がないですよね。
チェーンが切れると、帰ってこれなくなりますからね!
ついでに、チェーンをつなぐピンについても色々と調べてみたのでメモ記事作成です。
チェーンをつなぐピンの名称
私の第一の疑問として、チェーンをつなぐピンの名称が沢山あることでした。
いざネットで買おうとしたら色々な名前で呼ばれているので何が正解なのか疑問に思ってました。
チェーンピンの名称
- チェーンピン
- アンプルピン
- コネクトピン
10速マニュアルにはアンプルピンタイプ・コネクティングピンという名称で書いてありました。
11速マニュアルにはコネクティングピンという名称で書いてありました。
先をパキッと折るやつです。シマノのコネクティングピンも先をおります。
だからアンプルピンタイプと呼んでいるんですね。
コネクトの意味は
コネクト(英:connect)の意味は、「連結する」、「接続する」、「繋げる」といった意味の動詞。 引用https://ja.wikipedia.org/wiki/コネクト
ただ、わかりにくいのでコネクトピンとかチェーンピンなどという名称で販売しているのでしょうね。
10速コネクティングピン
11速コネクティングピン
チェーンをつないでみる
用意する材料・工具は
- チェーン
- コネクティングピン
- チェーンをつなぐ道具
チェーンをつなぐ道具はヘキサスを使いました。携帯用工具ですけれども、十分つかえます。
チェーンを切る
練習用にチェーンを1回切ります。
つなぎます
ピンを差す
シマノのマニュアルには、チェーンの表側から差すようになっています。
ピンをセット
チェーンとコネクティングピンをセットします。
ピンと押す部分の棒が真直ぐになるようにセットします。
ピンを押す
チェーンの外面まで、レバーを回して押しこみます。
押しこんだ状態
アンプルを折る
ヘキサスⅡでつきでたアンプル部分を折ります。
アンプルを折る
ヘキサス詳細
写真ではヘキサスⅡの、どこの部分で折っているか、わかりずらいので全体写真です。
チェーンを切る時の、レバーを入れる部分で折れます。
折れた状態
指で確認
アンプルピンを折ったあとには、見た目と指でピンの状態を確認します。
あまり、押しすぎる(回し過ぎる)と、ピンは抜けてしまいます。
微調整は必要です。
出ても、ほんのわずかに出るだけです。
ほぼ、リンク面のつらと考えても良いくらいです。
計測
- 全体 16.9mm
- アンプル部分 10.3mm
- 差引 5.9mm
チェーンの寸法
(単位:㎜) | ピッチ | 外幅 | 内幅 | スプロケット ギア厚み |
スプロケット スペーサー厚み |
|
---|---|---|---|---|---|---|
シマノ | 6段 | 12.7 | 7.8 | 2.4 | 1.85 | 3.5 |
7段IG | 12.7 | 7.3 | 2.4 | 2.35 | 2.65 | |
7段HG | 12.7 | 7.3 | 2.4 | 1.85 | 3.15 | |
8段 | 12.7 | 7.1 | 2.4 | 1.8 | 3.0 | |
9段 | 12.7 | 6.6 | 2.2 | 1.78 | 2.56 | |
10段 | 12.7 | 5.88 | 2.2 | 1.6 | 2.35 | |
11段 | 12.7 | 5.62 | 2.2 | 1.6 | 2.14 |
計測結果とチェーンの寸法より
シマノ10速のチェーンの外幅は5.88mmです。
計測したコネクティングピンの長さは5.9mm
その差は、わずか0.02mmとなります。
つきでる長さもわずかであることがわかります。
なじみを出す
今回は、何が良かったのか、普通にキレイに動いてしまいました。
大抵は、なじみを出すために、グニグニと何度か動かしてやる必要があります。
スムーズに動作するのが確認できたらOKです。
チェーンを痛めたり歯飛びを起こしたりします。ですから、ちゃんとスムーズに動作するか確認しておきましょう。
まとめ
今回は、新品のチェーンに変えるという場合のつなぎ方ではありません。
あくまでも、応急修理の場合を想定してチェーンをつなぐ方法を紹介しました。
とりあえず、やり方を覚えておけば、いざと言う時に対応出来ると思います。
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