先日、これまでの自転車人生で初めて、チェーンが切れました。そのことに対する対処方法としてTOPEAKの携帯用工具ヘキサスⅡを買いました。ヘキサスⅡはチェーン切りがついています。
それ以外にも、ハンガーが折れて帰れなくなったこともあります。この時に固定ギアにして帰るという対策もありました。けれども、それはチェーン切りがないと出来ないことです。
購入した携帯工具。本当にチェーンは問題なく切れるのか検証してみたいと思います。TOPEAKの携帯用工具 ヘキサス IIの解説です。
TOPEAK ヘキサス IIの概要
こんな箱に入ってました。
バラバラにするとこんな感じです。
比べてみる
これまで使っていた携帯工具よりも少し大きいです。
これまでのはアーレンキー7種類とマイナスとプラスのドライバーの計9toolがついてました。
スペック
- 寸法 L95 x W44 x H26mm
- 重量 167g
- エンジニアリング プラスチック ボディ
- 強化スチール ツール
16ツールの中身
- 六角レンチ : 2mm
- 六角レンチ : 2.5mm
- 六角レンチ : 3mm
- 六角レンチ : 4mm
- 六角レンチ : 4mm タイヤレバーに付属
- 六角レンチ : 5mm
- 六角レンチ : 6mm
- 六角レンチ : 8mm 5mmの先に付属
- “Torx” レンチ : T25 収納されている
- (+) ドライバー
- (-) ドライバー
- スポークレンチ : 14G タイヤレバーに付属
- スポークレンチ : 15G タイヤレバーに付属
- チェーン ツール : シマノ HG (6~10速) 、UG、IG対応
- チェーン フック チェーンツールに付属
- エンジニアリング プラスチック タイヤレバー (2本)
ツールの紹介
一つずつツールを見て行きますね。
六角レンチ
1から3までの六角レンチの2mm 2.5mm 3mmは刻印はないです。
2.5mmは短いです。チェーン切りの中に隠れているように配置されてますね。
3mmは、一部のボトルケージ台座と、リアディレイラーのプーリーをはずすときに使用
4mmまたは5mmは、ステム、ハンドル、サドル、ブレーキや変速機の固定などに使用します。
8mmの六角レンチは、5mmの六角レンチの先に取り付けてあります。
アーレンキーは商標登録の名前
シマノの1973年のコンポーネントにはキャップスクリュー(六角レンチで回すネジのこと)がすでに使われていました。六角レンチを始めて作成した会社の名前なので自転車業界でも使っていたものと思われます。アーレンキーと呼んだほうが自転車通みたいですよね!
トルクスレンチ
あまり、聞きなれない名前ですけど、自動車の部品などには多く使われています。
Torx” レンチ
トルクスとはアメリカのCamcar(カムカ)社が開発したねじの規格です。
トルクスは、「6つの耳たぶ」という意味を持ち、星のような形になっています。
ボルト頭と工具の接触面が曲線で構成されていて、トルクの伝達効率が高く、磨耗や割れの原因となる応力の集中が少ないため、耐久性も高くなっています。
トルクスレンチ収納箇所
- ツールを広げた中にあります。
- 裏から指で押しだします。
- 4mmの六角レンチにとりつけて使用
- 4mmの六角レンチの先端にとりつけて使用
自転車では、フロントギアのインナーはトルクスネジのT30です。
ここですね。
スポークレンチ
こちらは、走行中にスポークが折れてしまった時などに使用します。
スポーク折れの対処方法
- 折れたスポークをはずす
- 折れた回りのスポークのテンションを取る
- ブレーキパットに当たらない程度まで振れ取り
ドライバー
マイナスドライバーが少し短いです。
チェーンを切ってみる!
さて、いよいよチェーンをこのヘキサスで切ることが出来るのか検証してみます。
準備
チェーンをセット
実際に切れたチェーンのピンを外してみます。
結構チカラ入ります
ここからは、動画です!
一応切れました!
応急でない場合には、長めの4mmの六角レンチでやるとわりと簡単に出来ます。
説明書には、切れるチェーンは10速までの対応と書いてありますが11速でも問題なくチェーンは切れます。(11速持っているプロ店員に聞きました)
チェーンフックの収納場所
チェーンをつなぐ時とか、破損したチェーンのピンを外す時とか、コネックスリンクをはめる時にも便利に使えそうです。
ツールの保守と調整
タイヤレバーについている4mmの六角レンチで硬さを調整します。
まあ、ゆるんだりした時ですね。
あとは、必要に応じてテフロンをペースとした潤滑剤を注油するといいですね!
TOPEAK(トピーク) ツールヘキサス 2 ブラック TOL17400
まとめ
改めて、見ればみるほど工夫されている工具であり、良く考えられているなあ~、と思いました。
このヘキサスⅡがあれば、少々のトラブルがあっても大丈夫そうです。とにかくチェーンを切らないと解決しないようなトラブルとなると、チェーン切りがない限り解決出来ません。
チェーン切り単体で持ち歩くよりは、携帯工具として他のツールもついているこのヘキサスⅡは中々の優れ物であると思います。
作りも頑丈で、すぐにバラバラになったりもしません。また、何かで応急処理をした場合には活躍具合を追加したいと思います。でも、そうならないのが一番なんですけど(笑い)
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