コロンビアの一流クライマー、セルジオ・エナオが34歳でバイクをフックにかけることになった。
これは、昨年末にTeam Qhubeka NextHashが消滅してしまったことに端を発する。
同じように所属先を探していたドメニコ・ポッツォヴィーヴォは無事にIsrael – Premier Techに移籍を果たしている。
所属先がみつからず
いくつかのオファーはあったけど、ワールドチームからの具体的な申し出はなかったと言う。
昨年のツール・ド・フランスでは、Huntの超軽量ホイールに乗っているのが見られている。
現在では、家族と共に新たな生活をすでに築いている。
セルジオ・エナオは、2012年からチームスカイに所属。最初のプロの年に、ブルゴス総合2位、ボーランドツアー3位、イル・ロンバルディア5位、2012ジロ・デ・イタリアでは総合9位となる。
2016ツール・ド・フランスではクリス・フルームの山岳アシストをしながら、自らも総合12位にはいる好走を見せる。
2017年パリ~ニースではアルベルト・コンタドールと死闘を繰り広げ2秒差で破って総合優勝。
グランドツアーでは、クリス・フルームのツール4勝に貢献。クライマーとして山岳ではかかせないメンバーだった。
セルジオ・エナオは、Team Sky、UAE Team Emiratesを経て2021年、Team Qhubeka NextHashに移籍。
2021年のツール・ド・フランスでは総合21位。最後となったブエルタ・ア・エスパーニャは第19ステージでリタイヤとなっており、これが最後のレースとなっている。
プロチームとかならば、十分にエースが務まる力がある。それなのに引退は勿体ないが仕方がない。第2の人生を家族と共に歩んで貰いたい。
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