9月28日開催の世界選手権ロードに向けてベルギー代表はルワンダに出発している。
アフリカに行くので結構大変なようだ。特に現在政情が不安なので安全にいけるかも懸念事項となる。
レムコ・エヴェネプールをエースとするベルギー代表のメンバーを見てみよう。
ベルギー代表のメンバー
La Belgique pour les championnats d’Europe en Drôme-Ardèche : Tiesj Benoot, Steff Cras, Remco Evenepoel, Junior Lecerf, Xandro Meurisse, Maxim Van Gils, Ilan Van Wilder et Louis Vervaeke.
Evenepoel fera le chrono avec Alec Segaert. #EuroRoad25 pic.twitter.com/wbbIcBBlYZ
— Le Gruppetto (@LeGruppetto) September 16, 2025
- レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
- ヴィクトール・カンペナールツ Team Visma | Lease a Bike
- ティシュ・ベノート Team Visma | Lease a Bike
- イラン・ファンワイルダー Soudal – Quick Step
- クイントン・ヘルマンス Alpecin-Deceuninck
- クサンドロ・ムーリッセ Alpecin-Deceuninck
- シアン・エイテブルックス Team Visma | Lease a Bike
- フロリアン・フェルメルシュ UAE Team Emirates – XRG
レムコ・エヴェネプールは、2025 ツール・ド・フランス第14ステージでリタイヤ。ベルギー選手権ロードで肋骨骨折をしていたのに出場していたのだから当然ともいえる。
ただ、それでも第5ステージの個人タイムトライヤルで勝利したのだから凄い。
その後ツアー・オブ・ブリテンで復帰。第5ステージで優勝した。この時も1度目のゴール前の登りで向かい風を知り、2回目のゴールでは独走せずタイミングをみて勝利を得る賢い走りをしている。
ただ、脚を止めて後ろのライダーを前に出そうとしてイエローカードとなっていたけど。
レムコ・エヴェネプールはロードだけでなく、9月21日の世界選手権個人タイムトライヤルにも出場する。イタリア代表にフィリッポ・ガンナの名前はなく、タデイ・ポガチャルかシュテファン・キュングがライバルとなりそう。
2025年UCIロード世界選手権の男子エリート個人タイムトライアルのコースは、ルワンダの首都キガリで開催され、約40.6kmの距離で、累積標高は約680m。
ゴール前のキミフララ峠には石畳1.3kmの登りもある。それでも、ライバルはいないように見える。

2025 世界選手権ロードプロフィールマップ Image credit: Union Cycliste Internationale
約1週間でロードレース。凄まじいコースが待っている。コース自体が1,600mの高さにあり、千の丘の国ルワンダの地形を活かしたコース設定で、267.5kmで獲得標高は5,475m。
あまりにも過酷。ツール・ド・フランスのクイーンステージよりも厳しいと言ってよいだろう。序盤はヴィクトール・カンペナールツがリードするだろう。逃げに入るか。
山岳で残れるのはイラン・ファンワイルダーか。シアン・エイテブルックスも復調しているけれど、100%ならばレムコの片腕となりそうだ。
ただ、それでもタデイ・ポガチャルがアタックをかけた時に、ついていけるかはわからない。まあ、アタックする時には集団はかなり小さくなっているはず。
2024 世界選手権ロードのように残り100kmからタデイ・ポガチャルが逃げだすということはないだろう。レムコとの一騎打ちを望みたい。
最強のクライマーは出ないし。
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