ツール・ド・フランス第3ステージでは、残り10kmで大きな落車が発生。
スプリントに向けて各チームがペースを上げていた時のことで、うねるように集団が動いた後に数人が完全に停止。
道端が少し狭く、後続のライダーも足止めを食らってしまった。この落車により、総合で遅れたライダーは誰だったのだろうか?
ジャック・ヘイグとダミアーノ・カルーゾ Bahrain Victorious
Time lost in GC after getting stuck behind a crash towards the end. @matmohoric “we will bounce back” pic.twitter.com/gNMh4d95Pf
— Team Bahrain Victorious (@BHRVictorious) July 3, 2022
大きな落車によって、Bahrain Victoriousのジャック・ヘイグとダミアーノ・カルーゾが遅れてしまう。
Bahrain Victoriousは、列車を組んで集団復帰をこころみたが集団から39秒離されてゴール。
TIZ-cycling ストリーミング スクリーンショットより
この落車の時に見えるのはBahrain Victoriousの6人のライダー。
- ジャック・ヘイグ 総合65位 1分29秒遅れ
- ダミアーノ・カルーゾ 総合94位 1分41秒遅れ
二人が山岳で追い上げて、総合順位は上がっても、このタイム差を縮めることは難しい。総合勢の中では完全に脱落したと言っても良いかもしれない。
リゴベルト・ウラン EF Education-EasyPost
リゴベルト・ウランは、プレゼンテーションからずっとバイキングの恰好。スタートラインでもかぶっていたほど気にいっていた。
第2ステージでは、橋の手前で落車。向かい風のためになんとか集団復帰できたけど、この日は難しかった。
第1ステージの個人タイムトライヤルから出遅れていて、総合では110位。2分も離されてしまった。昨年は総合10位だったが、今年は厳しそうだ。
EF Education-EasyPostは、マグナス・コルトニールセンがデンマークで沸かせてくれたけど、総合は今年は難しい。
ルイス・メインチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
Last training days before @LeTour . . . @IntermarcheWG @cyclingmedia_ag pic.twitter.com/BBDYb2WMyI
— Louis (@LouisMeintjes) June 29, 2022
2021ツール総合14位。2021ブエルタは第19ステージでリタイヤするまで総合10位。今年もチームの期待を背負っていた。
今シーズンは、ジロ・デ・シチリア総合3位、ジロ・デッラッペンニーノで独走で優勝。
直前の クリテリウム・デュ・ドーフィネでも総合6位と調子を上げてツールに望んだのだけど。落車の犠牲となり、総合23位から65位に急落。
総合で1分21秒のハンディとなった。
総合勢に山岳でついて行ってタイム損失は抑えるだろうけど、トップとのタイム差は縮めようがない。第3ステージで、厳しい状況に追い込まれている。
クリス・フルーム、マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech
Running out of kit #TDF2022 pic.twitter.com/X02pSWi6gS
— Chris Froome (@chrisfroome) July 3, 2022
Israel – Premier Techのクリス・フルームとマイケル・ウッズも落車のために39秒を失う。
マイケル・ウッズは、2022グラン・カミノ第2ステージの激坂を制して今シーズンの初勝利。
ツール直前のルート・ドクシタニーではクイーンステージを制して総合優勝を果たした。
調子が良かっただけに残念。総合は、好調なヤコブ・フルサンが狙っていくようになるだろう。フルサンは総合36位。1分2秒遅れ。
フィリッポ・ガンナ INEOS Grenadiers
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フィリッポ・ガンナは、総合を狙うライダーではないが、不運の連発だ。第2ステージでも落車に巻き込まれて、ディラン・ファンバーレと共に169位でゴール。
この時には、タイム差なしだったが、第3ステージでは、39秒遅れて総合4位から、総合30位の56秒差となった。
第20ステージの個人タイムトライヤルまで、ケガのないように願いたい。
その他に39秒遅れたライダーには
- ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo
- ギヨーム・マルタン Cofidis
- ティボー・ピノ Groupama – FDJ
- ボブ・ユンゲルス AG2R Citroën Team
彼らは、ステージ優勝狙いなので、それほど影響はないかもしれない。
次に、総合勢の順位が動くのは、第7ステージのラ・プランシュ・デ・ベルフィーユへのグラベルフニッシュの登りとなる。
それまでに、落車などでタイム損失をしないように気を付けたい。
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