2022 ルート・ドクシタニー第3ステージ　　クイーンステージを制したクライマーは?

第2ステージは、通過する県知事が暑さのために許可をせず34kmと短縮ステージとなった。ツール・ド・フランスでは、もっと暑いとおもうけど、またこんなことがあるのかな。

今日は、クイーンステージとなる。最終ステージはスプリンターステージなので、ここで総合優勝が決まる。

アレハンドロ・バルベルデ、ナイロ・キンタナ、ヘスス・エラダの総合エースの戦いとなりそうだ。

 

第3ステージ     シジャン～レザングル　　188.7km

 

前半こそ平坦だけど、後半にかけて1級山岳が連続する。最後のレザングルへの登りは非常に長く、30km以上になる。

間違いなく、最後は少人数での争いとなるばすだ。

 

1. スプリントポイント   Tuchan
2. 3級山岳    Montee du barrage de l’Agly   2.2km・5.9%
3. 1級山岳     Col de Roque Jalere   8.2km・5.9%
4. 1級山岳     Col de Jau　 20.3km・5.3%
5. 1級山岳     Col des Hares　 11.1km・5.9%
6. スプリントポイント  Formigueres
   
7. 3級山岳   レザングル 　 2.8km・6.5%

 

3人の逃げ

アタック合戦から3人が抜け出す。

1. Morne VAN NIEKERK（St-Michel-Auber 93）
2. ニコロ・ボニファツィオ（TotalEnergies）
3. Jonathan HIVERT（B＆BHôtels-KT)

 

集団先頭には、リーダーを抱えるEquipo Kern Pharmaが二人で引いている。

 

1級山岳     Col des Hares　 11.1km・5.9%

逃げていた3人は捕まり、新たな逃げが。

1. Jokin MURGUIALDAY（Caja Rural-Seguros RGA）
2. ナンズ・ピーターズ（AG2RCitroënTeam）

 

集団はTeam Arkéa Samsicが引いている。先頭とは42秒差。

 

先頭は二人の追走が追いついて4人に。

1. Jokin MURGUIALDAY（Caja Rural-Seguros RGA）
2. ナンズ・ピーターズ（AG2RCitroënTeam）
3. Igor ARRIETA LIZARRAGA(Equipo Kern Pharma）
4. イグナタス・コノヴァロヴァス（Groupama – FDJ)

 

集団牽引にINEOS Grenadiersも加わる。

 

先頭から単独アタックが。

1. Jokin MURGUIALDAY（Caja Rural-Seguros RGA）

 

だが、また4人に戻る。まだ、残り67.2kmもあるので協力したほうがいい。

 

残り66.4km。先頭は3人に。

1. Jokin MURGUIALDAY（Caja Rural-Seguros RGA）
2. ナンズ・ピーターズ（AG2RCitroënTeam）
3. Igor ARRIETA LIZARRAGA(Equipo Kern Pharma）

 

あららっ、ナンズ・ピーターズも切れてしまう。

 

先頭はスペインプロチームの二人。

1. Jokin MURGUIALDAY（Caja Rural-Seguros RGA）
2. Igor ARRIETA LIZARRAGA(Equipo Kern Pharma）

 

INEOS Grenadiersが先頭を支配し始めた。先頭は、ローレンス・デプルスだ。

 

先頭はカメラが切り替わっている間に一人となった。

 

先頭は単独で1級山岳をクリアー。

1. Igor ARRIETA LIZARRAGA(Equipo Kern Pharma）

 

1級山岳     Col des Hares　 11.1km・5.9%

残り41km。タイム差50秒で逃げ続ける。

 

25秒差に。

 

しっかりと射程圏内で走っている。

 

残り32.9kmで9秒差に。ローレンス・デプルスは完全に調子を戻している。

 

残り30kmで逃げは全て吸収。

 

Cofidisが先頭を引きだす。

 

Cofidisのヘスス・エラダが少し前にでる。

 

リーダージャージのロジャー・アドリアが集団から切れてしまう。

 

集団はかなり絞られている。

 

先頭はローレンス・デプルスがずっと引いている。

 

Team Arkéa Samsicが先頭に立つ。二コラ・エデだ。

 

EF Education-EasyPostのオドクリスティアン・エイキングが切れてしまう。2021ブエルタでは7日間マイヨロホを着用。

 

なんと、INEOS Grenadiersのパヴェル・シヴァコフが切れた～。エースではなかったのか?

 

Team Arkéa Samsicの二コラ・エデが先頭。アレハンドロ・バルベルデ、ナイロ・キンタナが続く。

 

残り20.5kmでカルロス・ロドリゲスがアタック!

 

マイケル・ウッズだけが反応した。

 

なんと、ナイロ・キンタナも切れてしまう。昨日の落車が響いているのか。

 

  

マイケル・ウッズが前に出る。

 

後方は3人。

1. ナイロ・キンタナ　Team Arkéa Samsic
2. アレハンドロ・バルベルデ　Movistar Team
3. クリスティアン・ロドリゲス　TotalEnergies

 

アレハンドロ・バルベルデは、頭からボトルの水をかけている。

残り13.4kmでタイム差は24秒。

 

追走が追いつき3位グループは膨らんだ。

 

追走は6人だ。

 

残り11.6km。それにしても、カルロス・ロドリゲスは早くから攻撃をしかけたものだ。

 

追走からクリスティアン・ロドリゲスがアタックして、アレハンドロ・バルベルデがジョイン。

1. アレハンドロ・バルベルデ　Movistar Team
2. クリスティアン・ロドリゲス　TotalEnergies

 

だが、クリスティアン・ロドリゲスが先頭交代しないのでアレハンドロ・バルベルデは後続に捕まってしまう。

 

後半は、ずっとマイケル・ウッズが引いている。

 

3級山岳   レザングル 　 2.8km・6.5%

ようやく、カルロス・ロドリゲスが前に。

 

カルロス・ロドリゲスと先頭交代してから、少しペースをあげて様子見。

 

さらに、少し牽制から横に出てアタック!

 

カルロス・ロドリゲスもすぐに反応するが。

 

もう、カルロス・ロドリゲスについていける力はない。まあ、自分がチームのエースとして走ることは想定してなかったのでは。

 

マイケル・ウッズは、独走となる。

 

後続には、1分以上タイム差をつけており総合優勝も決定的だ。

 

マイケル・ウッズがカルロス・ロドリゲスを1分11秒も引き離してゴール!

この勝利は、グラン・カミノ第3ステージの勝利に続いて今シーズン2勝目。

 

マイケル・ウッズと言えば、激坂に強いイメージがあったけど、これほど長い登坂でも強さを発揮するとは。しかも、二人になってから20km以上もあったのだから凄いパワーだ。

ほとんど、後半は一人で引いていたし。これで、マイケル・ウッズは総合優勝もほぼ手中にした。

 

リザルト

第3ステージ　リザルト

マイケル・ウッズのコメント(公式サイトより)

チームが様々なレースでパフォーマンスを発揮しているのを見るのは素晴らしいことだ。スイスでは、ヤコブ・フルサンが好調で、個人的にはここで勝ててとてもうれしい。

明日のラ・ルート・ドクシタニーはマススプリントフィニッシュとなる可能性が高いですね。

ジャージを維持し、このレースで勝つために全力を尽くす。チームには良いチャンスがある。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞