2024 ツアー・オブ・広西 第3ステージ　最長ステージを制したライダーは?

第2ステージでは、タコ・ファンデルホールン、ドリース・デポンドと逃げのスペシャリストが2人、さらにクリス・フルームもおり豪華なメンバーが逃げてくれた。

タコ・ファンデルホールンは最後まで粘ったけれど、ゴール手前で捕まってしまう。ただ、これでも繰り返さないと勝利は得られないと。10回中、1回か2回成功出来たら良いと答えている。

さて、第3ステージはステージ最長の214km。最初は下り基調なので、また強力な逃げを期待したい。

 

第3ステージ    京西～巴馬   214km

 

スタートから140kmくらいまで下り基調。続く3級山岳も勾配はきつくない。ワールドチームなのでスプリンターチームは逃がさないか。

 

1. 3級山岳　KOM (0.7 km・5.5%)
2. スプリントポイント　Jiefang West Rd./Buluotuo Square
3. 3級山岳　KOM (9.5 km・2.8%)
4. 3級山岳　KOM (1.4 km・7.4%)

 

スタート

リーダーはAstana Qazaqstan Teamのマックス・カンター。昨日のステージ2位。

 

ポイント賞はSoudal – Quick Stepのワレ・ヴァンヘルヴェ。

 

 

山岳賞はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのドリース・デポンド。昨年に続いて獲得を目指している。

新人賞はRed Bull-BORA-hansgroheのフィリップ・マチエユク。

 

気温22度。曇り空。

 

ニュートラルスタート。

 

残り203kmで大落車。わかっているだけで

•  フィリップ・マチエユク (Red Bull – BORA – hansgrohe)
•  ルーン・ヘレゴッツ (Intermarché – Wanty)
•  Teng Geng (China)
•  ヨナタン・ナルバエス (INEOS Grenadiers)
•  オマール・フライレ (INEOS Grenadiers)
•  マックス・カンター (Astana Qazaqstan Team)
•  ヴェガールステイク・ラエンゲン (UAE Team Emirates)
•  エスデバン・チャベス (EF Education – EasyPost)
•  ミッケルフレーリク・ホノレ (EF Education – EasyPost)
•  マイケル・ベロキ (EF Education – EasyPost)
•  ミラン・ファーダー (Team Visma | Lease a Bike)
•  ティモ・ローセン (Team dsm-firmenich PostNL)
•  ジョフリー・ブシャール (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
•  セルジオ・サミティエル (Movistar Team)
• イバン・ソーサ (Movistar Team)

 

リタイヤしたのは5人。昨年の総合優勝、ミラン・ファーダーがリタイヤとは痛い。

• ミラン・ファーダー　Team Visma | Lease a Bike
• ヨナタン・ナルバエス　 INEOS Grenadiers
• ミッケルフレーリク・ホノレ　EF Education-EasyPost
• ヴェガールステイク・ラエンゲン　UAE Team Emirates
• Ma Binyan (China)

 

ようやく再開。

 

再スタート。

 

Astana Qazaqstan Teamのリュディガー・ゼーリッヒは腰をおさえている。落車で痛めたのだろう。35歳で今年引退となる。

 

2人の逃げ

2人が逃げている。

1. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team
2. ペパイン・ラインデリンク　Soudal – Quick Step

 

3級山岳　KOM (0.7 km・5.5%)

ポイント獲得順位は

1. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team　3ポイント
2. ペパイン・ラインデリンク　Soudal – Quick Step　2ポイント
3. ダヴィデ・バッレリーニ　Astana Qazaqstan Team　1ポイント

 

スプリントポイント　Jiefang West Rd./Buluotuo Square

ポイント獲得順位は

1. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team　6ポイント・3秒
2. ペパイン・ラインデリンク　Soudal – Quick Step　2ポイント・2秒
3. ロバート・スタナード　Bahrain Victorious　1ポイント・1秒

 

3級山岳　KOM (9.5 km・2.8%)

ここもドリース・デポンドがトップ通過。

 

集団はヴィクトル・ラフェ。これはドリース・デポンドの山岳賞をアシストしている。

1. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team　3ポイント
2. ペパイン・ラインデリンク　Soudal – Quick Step　2ポイント
3. ヴィクトル・ラフェ　Decathlon AG2R La Mondiale Team　1ポイント

 

逃げているペパイン・ラインデリンクは昨日ゴール手前で落車。左腕、左膝に包帯がある。

 

残り48.3km。タイム差は1分50秒。

 

Soudal – Quick Stepのルーク・ランペルティは補給中。昨日は囲まれてスプリントできず。代わりにチームメイトのワレ・ヴァンヘルヴェがステージ優勝。

 

集団はUAE Team Emiratesのマイケル・ヴィングが先頭。残り39.7kmで1分45秒差。

 

3級山岳　KOM (1.4 km・7.4%)

これを越えると下りに。

 

ドリース・デポンドがトップ通過で3ポイント加算で計14ポイントに。これで今日の目標達成で明日も山岳賞ジャージで出走だ。

 

集団はマイケル・ヴィング先頭で通過。

1. ドリース・デポンド　Decathlon AG2R La Mondiale Team　3ポイント
2. ペパイン・ラインデリンク　Soudal – Quick Step　2ポイント
3. マイケル・ヴィング　UAE Team Emirates　1ポイント

 

逃げているペパイン・ラインデリンクは、2024に開発チームから昇格。2024 ツアー・オブ・ルクセンブルグで山岳賞を取っている。クライマーだ。

 

ドリース・デポンドがペパイン・ラインデリンクのサドルを押している。

 

残り21kmで1分5秒差に。

 

残り15kmの看板を越えて集団が小さく見えてきた。

 

集団は大集団のままなのでスプリントに向かう。

 

残り13.5km。タイム差は18秒。

 

ドリース・デポンドが疲れているので先頭交代もままならない。ペパイン・ラインデリンクがアタック。

 

ペパイン・ラインデリンクが単独で走り出す。

 

ドリース・デポンドは明日に備えて集団に戻った。

 

まだ、UAE Team Emiratesしか先頭を走らない。

 

残り9.1km。ペパイン・ラインデリンクは18秒のリード。

 

集団が迫る。

 

ペパイン・ラインデリンクは残り6.7kmでキャッチされた。

 

残り5.5km。道路幅が広い。

 

ペパイン・ラインデリンクは、集団からも遅れてカメラにバイバイ。

 

残り3.6km。 INEOS Grenadiersのオマール・フライレが上がってきた。

 

残り2.8km。Decathlon AG2R La Mondiale Teamが先頭に。

 

残り2.2km。Lidl – Trekのクイン・シモンズが前に。

 

Bahrain Victoriousのフィンレイ・ピッカリングがロバート・スタナードを引いている。

 

フィンレイ・ピッカリングがリードアウト。

 

フィンレイ・ピッカリングが引き終わる。

 

ロバート・スタナードが発射。

 

これは混沌としている。

 

あらら、Israel – Premier Techは3人いるぞ。

 

Israel – Premier Techはライリー・ピクレル、ジェイク・スチュアート、イーサン・バーノンといる。

 

Israel – Premier Techはトレインが出来ている。

 

 

左からCofidisのミラン・フレティン、Israel – Premier Techのライリー・ピクレル、イーサン・バーノン、UAE Team Emiratesのフアン・モラノ。

 

ライリー・ピクレルから発射されたイーサン・バーノンとフアン・モラノがハンドルを投げた!

 

後ろではIsrael – Premier Techのジェイク・スチュアートが手をあげているぞ。イーサン・バーノンが勝ったのか?

 

あ～、勝ったのはIsrael – Premier Techのイーサン・バーノンだ!

 

イーサン・バーノンは振り返ってガッツポーズ。

 

イーサン・バーノンは、Soudal – Quick Stepから2024年にIsrael – Premier Techに移籍。開幕レースのツール・デ・アルプ・マリティーヌ第1ステージで勝利していた。

 

そこから次の勝利まで長った。今シーズンの2勝目でキャリア10勝目となった。しかも、ボーナスタイム10秒獲得で、総合リーダージャージに。

総合2位は同タイムでUAE Team Emiratesのフアン・モラノ。総合3位はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのドリース・デポンドとなった。第5ステージまでは、日替わりリーダーとなりそう。

しかし、Israel – Premier Techはうまく最後までリードアウトを残していた。

 

リザルト

ステージ優勝したIsrael – Premier Techのイーサン・バーノン(チーム公式サイトより)

本当にうれしいよ。 オリンピックの後、調子を取り戻すのに少し苦労していたんだ。 トレーニングでは、調子はどんどん良くなってきているが、それを証明するような結果を残せていない。

今週はいい1週間だったし、何度か危ない場面もあったので、シーズンを勝利で締めくくることができて本当にうれしい。

当初の計画ではトラック世界選手権に出るつもりだったが、オリンピックの後は計画通りにいかず、かなり落ち込んでいた。 ロードでリズムを取り戻し始めたが、トラックに戻る気にはなれず、ロードに集中したかった。

だから、ステージ優勝ができると信じて、このチームに選ばれるためにハードにプッシュしたんだ。 チームにもそう言ったので、自分にもプレッシャーがかかった。

スプリントの戦略は計画通りだったの?

この日のチームの戦略は、僕とライリー・ピクレルのどちらかが勝利する可能性を最大化するための2方面からの攻撃だった。

代わりにライリー・ピクレルをリードし、私はフリーカードを持っていた。 向かい風が少しあって、ライリーはジェイクのホイールから少し早く離れすぎたようだ。 僕らがやったことは完璧だったので、みんな本当に喜んでいる。

 

第3ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞