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2024 パリ~ルーベ 今年3つ目のモニュメント 北の地獄を制覇したのは?

海外情報
Photo credit: foto! on Visualhunt.com
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北の地獄またはクラシックの女王ともよばれるパリ~ルーベ。Paris-Roubaix(1.UWT)

1896年に第1回大会が開催され、第121回目を迎える。

毎年パヴェの区間は減っており、パリ~ルーベ友の会(Les Amis de Paris-Roubaix)などが、保存するために活動をしている。昨年から羊が草を食べて綺麗にしている。

 

今シーズンのモニュメントの結果は

  • ミラノ~サンレモ ジャスパー・フィリップ Alpecin-Deceuninck
  • ロンド・ファン・フラーンデレン マチュー・ファンデルプール Alpecin-Deceuninck
  • パリ~ルーベ
  • リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ
  • イル・ロンパルディア 

Alpecin-Deceuninckの二人が勝利。果たして、北のクラシックの総決算、パリ~ルーベを制するのは誰だろうか?

 

過去の優勝者は

  • 2023   マチュー・ファンデルプール
  • 2022    ディラン・ファンバーレ
  • 2021 ソンニ・コルブレッリ
  • 2019 フィリップ・ジルベール
  • 2018 ピーター・サガン
  • 2017 グレッグ・ファンアーヴェルマート
  • 2016 マシュー・ヘイマン
  • 2015 ジョン・デゲンコルプ
  • 2014 ニキ・テルプストラ
  • 2013 ファビアン・カンチェラーラ
  • 2012 トム・ボーネン

 

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コンピエーニュ~ルーベ  259.7km

コースマップ photo paris-roubaix

 

1968年より、パリの北東60kmにある、フランス・オワーズ県コンピエーニュからスタートとなっている。

 

コースプロフィール photo paris-roubaix

 

パリ〜ルーベ2023のルートは、若干の変更がある。石畳のセクターの順番や入れ替えが少々。29の未舗装セクターがあり、スタートから96kmして最初のセクターが現れる。

石畳の距離は55.7kmで昨年よりも1.2km増えている。セクターはカウントダウン方式で、ゴールに近づくにつれて減っていく。

 

29. Troisvilles à Inchy 2.200m – ***
28. Viesly à Quiévy  1.800m – ***
27. Quiévy à Saint-Python  3.700m – ****
26. Viesly à Biastre  3.000m – ***
25. Vertain à Saint-Martin-sur-Écaillon  2.300m – ***
24. Capelle à Ruesnes  1.700m – ***
23. Artres à Quérénaing 1.300m – **
22. Quérénaing à Maing  2.500m – ***
21. Maing à Monchaux-sur-Écaillon  1.600m – ***
20. Haveluy à Wallers 2.500m – ****
19. Trouée d’Arenberg 2.300m – *****
18. Wallers à Hélesmes  1.600m – ***
17. Hornaing à Wandignies  3.700m – ****
16. Warlaing à Brillon 2.400m – ***
15. Tilloy à Sars-et-Rosières 2.400m – ****
14. Beuvry à Orchies 1.400m – ***
13. Orchies  1.700m – ***
12. Auchy à Bersée  2.700m – ****
11. Mons-en-Pévèle 3.000m – *****

10. Mérignies à Avelin 700m – **
9. Pont-Thibault à Ennevelin  1.400m – ***
8. Templeuve (L’Épinette)  200m – *
8. Templeuve (Moulin-de-Vertain)  500m – **
7. Cysoing à Bourghelles 1.300m – ***
6. Bourghelles à Wannehain  1.100m – ***
5. Camphin-en-Pévèle 1.800m – ****
4. Carrefour de l’Arbre 2.100m – *****
3. Gruson 1.100m – **
2. Willems à Hem  1.400m – ***
1. Roubaix (Espace Charles Crupelandt) 300m – *

 

注目のライダーは

  • Alpecin-Deceuninck マチュー・ファンデルプール、ジャスパー・フィリップセン、ジャンニ・フェルメルシュ
  • Decathlon AG2R La Mondiale Team オリバー・ナーセン
  • Arkéa – B&B Hotels フロリアン・セネシャル、ルーカ・モッツァート
  • Astana Qazaqstan Team ケース・ボル
  • Bahrain – Victorious  フレッド・ライト
  • BORA – hansgrohe ヨルディ・メイウス
  • Cofidis 
  • EF Education – EasyPost アルベルト・ベッティオル
  • Groupama – FDJ シュテファン・キュング
  • INEOS Grenadiers ジョシュア・ターリング、ベン・ターナー、コナー・スウィフト、トム・ピドコック
  • Intermarché – Wanty マイク・テウニッセン、ローレンツ・レックス
  • Team Visma | Lease a Bike クリストフ・ラポルト、ディラン・ファンバーレ
  • Lidl – Trek マッズ・ピーダスン、ジョナサン・ミラン
  • Movistar Team イバン・ガルシア、レミ・カヴァニャ、オイエル・ラスカノ
  • Soudal Quick-Step イヴ・ランパールト、ティム・メルリエ、ジャンニ・モスコン
  • Team dsm-firmenich PostNL  ジョン・デゲンコルプ、ニルス・エークホフ
  • Team Jayco AlUla
  • UAE Team Emirates  ティム・ウェレンス、ニルス・ポリッツ
  • Lotto Dstny アレック・セガート
  • Israel – Premier Tech トム・ファンアスブロック
  • Uno-X Mobility ラスムス・ティレル 、アレクサンダー・クリストフ、ソーレン・ヴァーレンショルト
  • TotalEnergies  アントニー・テュルジス

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

マチュー・ファンデルプールのコメント

最初のスリップについては、まだ情報がない。まだ少し濡れていることもあると思う。それは私個人にとっては問題ではないが、プロトンにとっては問題だ。

 

Lidl – Trekのマッズ・ピーダスンのコメント

転倒の影響はわずかしかない。私のフォームはそこにあり、フランドルの後も消えていません。私は立ちたい場所に立っている。

 

ジャスパー・フィリップセンのコメント

シケイン?   違いを生み出すには十分なポイントがある。

 

イツリア・バスクカントリーのタイムトライヤルの偵察で落車した INEOS Grenadiersのトム・ピドコックが急遽参戦。

2019年にはU23のパリ~ルーベで優勝している。2022シクロクロス世界選手権王者でもあり、石畳は苦にしない。

トム・ピドコックのコメント

自分はプロとしてここを走ったことがないし、探検したこともないが、石畳は石畳だ。

 

集団はニュートラルスタートに。マチュー・ファンデルプールは、元チームメイトのドリース・デポンドと話ししている。

 

オフィシャルスタートからDecathlon AG2R La Mondiale Teamのドリース・デポンドがアタック。

 

ドリース・デポンドに付き添いたい人が沢山いる。

 

ファーストフライトが中々決まらない。

 

時速47km/hで走る集団から、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのエドヴァルド・ボアッソンハーゲンがアタック。

 

だが、ベテラン、エドヴァルド・ボアッソンハーゲンも捕まってしまう。

 

6人が前に出るが、これも決まらない。

 

二人前にでて数人が追いつくが、これも決まらない。

 

マチュー・ファンデルプールは、ジャンニ・フェルメルシュと並んで走っている。後ろは、Team Visma | Lease a Bikeのクリストフ・ラポルト。ディラン・ファンバーレは、前日のプレゼンテーションには出ていたけれど、当日になって病気で欠場。

 

追い風なので、猛烈なペースで走っている。中々決まらない。ただ、今回は少し抜け出している。

 

ようやくギャッブ表示がでた。8秒のリードだ。先頭はSoudal – Quick Stepのカスパー・アスグリーン。

 

残り224.1kmで33秒差に。大きなタイム差は貰えそうもない。

  1. ペール・ストランド・ハーゲネス Team Visma | Lease a Bike
  2. ラスムス・ティレル  Uno-X Mobility
  3. カスパー・アスグリーン Soudal – Quick Step
  4. マルコ・ハーラー BORA – hansgrohe
  5. リアム・スロック Lotto Dstny
  6. グレブ・シリツァ Astana Qazaqstan Team
  7. カミル・マウッキ Q36.5 Pro Cycling Team

 

あっと大きな落車。

 

道一杯に広がって落車している。 INEOS Grenadiersのエリア・ヴィヴィアーニが立てない。

 

Lidl – Trekのジョナサン・ミランも巻き込まれている。

 

Lidl – TrekとAlpecin-Deceuninckが集団コントロールに。

 

大落車で巻き込まれたSoudal – Quick Stepのティム・メルリエは、お尻に絆創膏を貼ってもらっている。

 

Groupama – FDJのクレマン・デイヴィーも落車してパンツが破けている。

 

ドリース・デポンドが追走に出ている。先頭まで25秒差だ。

  1. ドリース・デポンド Decathlon AG2R La Mondiale Team
  2. ドゥシャン・ラヨヴィッチ Bahrain Victorious

 

二人が追いついた。

 

2021ロンド・ファン・フラーンデレンの覇者であるカスパー・アスグリーンが逃げに乗るということは、Soudal – Quick Stepはイヴ・ランパールトにかけているということか。

 

29. Troisvilles à Inchy 2.200m – ***

石畳は乾いている。

 

Team Visma | Lease a Bikeのクリストフ・ラポルトはサポートを呼んでいる。このタイミングでパンクは痛い。

 

集団はAlpecin-Deceuninckが支配。

 

28. Viesly à Quiévy  1.800m – ***

先頭は1分17秒差。

 

先頭からAstana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァが切れた。ごついスプリンターには厳しいか。

 

27. Quiévy à Saint-Python  3.700m – ****

カスパー・アスグリーン先頭でセクター27に。

 

集団先頭付近を走っていたけど、端を走りすぎて草むらに。

 

26. Viesly à Biastre  3.000m – ***

もう23秒しかない。

 

集団はもう人数が少ない。

 

マチュー・ファンデルプールが集団先頭に立つ。

 

すぐに、ジャスパー・フィリップセンが先頭にたつ。ミラノ~サンレモの恩返しだ。

 

 INEOS Grenadiersのアンドリュー・オーガストがパンク。

 

 INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリングもパンク。

 

あっと、Intermarché – Wantyのローレンツ・レックスが中央分離帯の警告にぶつかる。

 

先頭は4秒差となり、足を止めて待っている感じ。

 

先頭が捕まる。全員で40人くらいか。

 

ジョシュア・ターリングは、ようやくバイク交換。

 

25. Vertain à Saint-Martin-sur-Écaillon  2.300m – ***

ここで後方にいるとやばい。

 

Alpecin-Deceuninckは、まだアシストが4人いる。

 

2時間30分走ってアベレージが51.27km/hとは~。これはまた史上最速を更新するのでは。

 

24. Capelle à Ruesnes  1.700m – ***

Alpecin-Deceuninckが先頭を引くパターン。

 

マチュー・ファンデルプールは左端に移動して走る。

 

ジョシュア・ターリングは追いついたけど、パンクからの復帰で車を使いすぎたことにより、陪審員から失格を受けてしまった。

 

マチュー・ファンデルプールの後ろには、トム・ピドコックがいる。

 

トム・ピドコックはカメラに向かってこのポーズ。フルスロットルで早すぎるということかな。

 

23. Artres à Quérénaing 1.300m – **

23セクターに。

 

22. Quérénaing à Maing  2.500m – ***

石畳の上を時速58km/hとは、なんというスピード。

 

21. Maing à Monchaux-sur-Écaillon  1.600m – ***

少しずつトラブルで人数は減っている。

 

UAE Team Emiratesのニルス・ポリッツがバイク交換。

 

20. Haveluy à Wallers 2.500m – ****

先頭にLidl – Trekが立つ。

 

Alpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒはパンクで先頭から切れてしまった。復帰できるか。

 

さあ、アランベールの森のシケインが近づく。しかし、この人数ならば関係ないかも。

 

まだ、マチューの前には3人いる。

 

ジャスパー・フィリップセンが77km/hで前にいる。

 

さあ、入った。

 

マチューは4番手。

 

19. Trouée d’Arenberg 2.300m – *****

マッズ・ピーダスンが先頭だ。

 

マッズ・ピーダスンが先頭を引きまくる。

 

パンクだ。

 

マチューは4番手。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭にたった!

 

あっという間に後続が離れていく。

 

世界王者の振り落としだ。

 

マッズ・ピーダスン、ジャスパー・フィリップセン、ミック・ファンダイクと続く。

 

マチュー・ファンデルプールがリードしてアランベールの森を制覇。

 

マチュー・ファンデルプールが少し待っているか。

 

2015年優勝のジョン・デゲンコルプがパンクだ。

 

どうしたジャスパー・フィリップセンが手をあげる。

 

なんとパンクだ。

 

先頭に後続が迫る。

 

3人は足を止めて待っている。ここから3人で行くのは得策ではない。

 

ジャスパー・フィリップセンがパンク交換に。これは痛い。

 

18. Wallers à Hélesmes  1.600m – ***

先頭は13人。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭を引く。

 

ジャスパー・フィリップセンが復帰を試みるが。厳しい。

 

あっと、マッズ・ピーダスンが手をあげる。

 

なんとパンクだ。

 

シュテファン・キュングがアタックして3人が抜け出す。

  1. シュテファン・キュング Groupama – FDJ
  2. ニルス・ポリッツ UAE Team Emirates 
  3. ジャンニ・フェルメルシュ Alpecin-Deceuninck

前で、チームメイトのジャンニ・フェルメルシュが3人で逃げているので、マチューは第2集団最後尾に。

 

17. Hornaing à Wandignies  3.700m – ****

先頭は第17セクターに。

 

集団はLidl – Trekのエドワード・トゥーンスが引く。

 

トム・ピドコックが集団先頭に。

 

EF Education-EasyPostのシュテファン・ビッセガーが下がってきた。パンクだろう。

 

アスファルト舗装になると25人と人数が増える。

 

16. Warlaing à Brillon 2.400m – ***

27秒差で先頭3人が16セクターへ。

 

集団はLidl – Trekのマティアス・ヴァチェクがずっと、マッズ・ピーダスンを引いている。

 

アランベールの森で、4人で抜け出していたメンバーのミック・ファンダイクがカーブで落車。

 

15. Tilloy à Sars-et-Rosières 2.400m – ****

先頭は5秒まで迫られる。

 

先頭3人が捕まった。

 

少し牽制となり、UAE Team Emiratesのティム・ウェレンスがアタック。だが、この後パンクしてしまう。

 

ジャスパー・フィリップセンが戻ってきて先頭を引く。ジャンニ・フェルメルシュもおり、マチューは万全だ。

 

先頭は17人。

 

ジャスパー・フィリップセンが先頭で石畳をクリアー。

 

13. Orchies  1.700m – ***

第13セクターに。

 

ジャスパー・フィリップセンが先頭を引いているが、マチューが動いてくる。

 

 

マチューが前に出る。

 

マチュー・ファンデルプールがアタックだ!

 

これには誰も反応できない。残り60kmからいってしまうのか。

 

時速57km/h。猛烈なスピードで石畳の上を走り抜ける。

 

もう、後ろが離れている。

 

マッズ・ピーダスン、シュテファン・キュング、ヨルディ・メイウス、ジョン・デゲンコルプと続く。

 

かなり離れた。

 

もうこれは飛んでしまうのか。

 

マッズ・ピーダスンがかなり後ろに見えている。

 

カーブでLotto Dstnyのセドリック・ブーレンスが落車。

 

マチュー・ファンデルプールが5秒のリードに。

 

残り57.5kmで9秒差に。

 

おっと、ジャスパー・フィリップセンが先頭で追走の邪魔をしている。

 

12. Auchy à Bersée  2.700m – ****

18秒開いた。

 

ジャスパー・フィリップセンが2番手についてマーク。

 

マチュー・ファンデルプールは、ギリギリのところを走る。わずかに石がない。

 

マッズ・ピーダスンをジャスパー・フィリップセンとジャンニ・フェルメルシュがマーク。なんて強いチームだ。

 

残り50kmを切って、54秒差に。そろそろサポートカーが後ろにつけるのでパンクしても大丈夫となる。

 

誰かがいこうとするとジャスパー・フィリップセンがチェックにはいる。

 

ティム・ファンダイクがアタックすると、ジャスパー・フィリップセンが反応してくる。

 

11. Mons-en-Pévèle 3.000m – *****

今は向かい風なのだけど、タイム差は広がり続けている。

 

さあ、サポートカーもついた。万全だ。ボトルと一緒にジェルも貰っている。

 

舗装路に出でもマチューはダンシングで加速。

 

サポートカーがそばにいれば、補給も簡単だ。

 

追走からマッズ・ピーダスンが加速する。

 

5人が抜け出した。

  1. シュテファン・キュング Groupama – FDJ
  2. ジャスパー・フィリップセン Alpecin-Deceuninck
  3. マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
  4. ローレンス・ピティ Groupama – FDJ
  5. ニルス・ポリッツ UAE Team Emirates

 

10. Mérignies à Avelin 700m – **

ここは700mと短い。50km/hでカッとんでいる。

 

1分44秒差となった。これは連覇か。

 

9. Pont-Thibault à Ennevelin  1.400m – ***

ジャスパー・フィリップセンは、このまま足をためておければ2年連続の2位もあるかも。ただ、ここまでパンクから復帰など足を使っているのでわからない。

 

トム・ピドコックが水たまりを器用によけていく。第3集団にいる。

 

これは追走が捕まりそうだ。

 

8. Templeuve (L’Épinette)  200m – *

残りのセクター数が減っていく。

 

8. Templeuve (Moulin-de-Vertain)  500m – **

ロンド・ファン・フラーンデレンでは、雨だったけれど今回は晴れ。石畳も濡れていなかった。

 

マチューがカーブをギリギリでクリアー。観客がワァオと言っている。

 

シュテファン・キュングはチームメイトのローレンス・ピティのために引いている。

 

先頭でローレンス・ピティが落車。

 

 

すぐに立ち上がった。

 

ローレンス・ピティが追う。シュテファン・キュングは少し待つだろうから、追走のペースが遅くなりそう。

 

残り27.3km。タイム差は2分7秒に広がる。

 

7. Cysoing à Bourghelles 1.300m – ***

残り7か所のセクターだ。

 

トム・ピドコックは、第3集団の先頭に。

 

ニルス・ポリッツは、足がなくなっているようだ。

 

6. Bourghelles à Wannehain  1.100m – ***

タイム差は2分16秒。

 

ジャンニ・フェルメルシュが第3集団から抜け出している。

 

残り21.2km。タイム差は2分30秒に広がる。

 

5. Camphin-en-Pévèle 1.800m – ****

マチューは、4つ星セクターに。

 

ジャンニ・フェルメルシュがローレンス・ピティに追い付いた。

 

4. Carrefour de l’Arbre 2.100m – *****

5つ星セクターに入った。

 

マチュー・ファンデルプールが、またも記録に向かってひた走る。

 

3. Gruson 1.100m – **

残るは3つのセクターのみ。

 

ついにジャスパー・フィリップセンが動いた。

 

ジャスパー・フィリップセンがリードを広げる。シュテファン・キュングはもう切れている。

 

ロンド・ファン・フラーンデレンのあとに、これから起こることは全てボーナスだと言っていたけど、早くもボーナスがやってきた。しかも、自らの足で稼ぎ出している。

 

2. Willems à Hem  1.400m – ***

残り2つのセクターに。

 

残り7kmに。

 

マチューには追いつかないので、ジャスパー・フィリップセンも先頭交代にはいる。

 

ジャンニ・フェルメルシュは、前に追い付かない。

 

マチュー・ファンデルプールが勝利を確信。チームカーとグータッチだ。

 

マチュー・ファンデルプールは、このバイクがいいんだよとカメラにアピール。

 

1. Roubaix (Espace Charles Crupelandt) 300m – *

最後のセクターだ。

 

最後のトラックの2周。

 

ジャンが鳴って残り1周。

 

マチュー・ファンデルプールが2年連続のパリ~ルーベ制覇を達成。

 

ロンド・ファン・フラーンデレンに続いて、アルカンシェルを着てパリ~ルーベを制した。

 

パリ~ルーベで59kmもの独走をして勝利するというのも快挙だ。そして、今年は女子も世界王者のロッテ・コペッキーが優勝しており、男女の世界王者が揃って勝利するのも記録となる。

 

2位争いはトラックでの勝負。

 

スプリントでジャスパー・フィリップセンがマッズ・ピーダスンを下して2年連続の2位を獲得。Alpecin-Deceuninckは2年連続のワンツーフニッシュを決めている。

そして6位にはチームメイトのジャンニ・フェルメルシュも入っている。

 

ミラノ~サンレモの恩返しをジャスパー・フィリップセンは宣言どうりにやってのけた。しかも、自らも2位に入るという偉業も達成だ。

 

リザルト

マチュー・ファンデルプールのコメント

信じられないよ。このチームでは、昨年よりもさらに強くなっていたかもしれない。みんなを誇りに思うし、完走できてとても嬉しい。

ゴールまで60キロ弱の地点からスタートした。こんなに早くアタックに出ることを事前に計画していたのだろうか?

いや、そうでもなかったけど、そこからレースをハードにしたかったんだ。それが僕の強みだし、今日はすごくいい感じだった。ギャップがあったとき、ラインに向かってほとんど風上にいることはわかっていた。でも本当にいい1日だった。

不運に打ちのめされるのではないかという不安がありましたか?

もちろん。ルーベではパンクはつきものだけど、僕には大きなギャップがあったし、チームリーダーのマシンが後ろにいた。だから自信があったし、この瞬間を楽しむことができた。ツール・ド・フランドルで優勝した先週よりもね。先週は本当に限界だったけど、今日は本当に信じられない気分だった。最後は本当に楽しめたよ。

 

2位はジャスパー・フィリップセン

 

3位はマッズ・ピーダスン

それが現実だ。彼は今日とても強かった。おめでとう。

ファンデルポールがアタックしたとき、何を考えていたのだろうか?

踏ん張ろうとした。でもそれは不可能だった。それからグループを整理して、まだ彼に追いつけるようにしようとしたんだ。でも彼はどんどんタイムを広げていった。

ルーベでのスプリントについては?

後ろにいた選手たちもハードに走っていたから、集団を分断すればするほど、彼らを抑えるために僕たちもハードに走らなければならなかった。最終的には、全力を尽くしてベストを祈るだけだ。

スプリントでは、フィリップセンが最後の数メートルで抜いていきましたね。

彼はスプリンターだから、彼がこのスプリントで勝っても誰も驚かないよ。彼はラスト15キロで協力してくれた。彼が2位になっても誰も驚かなかったよ。

他の多くの選手同様、決勝前のレースでパンクに見舞われましたね。

大きな穴に突っ込んでパンクしてしまった。100%自分のせいだ。ルーベの後はしばらくゆっくりするつもりだ。1月のトレーニングキャンプ以来、あまり家にいなかったから、家に帰って妻に会う時なんだ。

 

  

4位はUAE Team Emiratesのニルス・ポリッツ

2人の強力なスプリンターと強力なグループにいたので、残念ながら4位に甘んじなければならなかった。でもチームとしては、このようなクラシックレースでのパフォーマンスに満足できると思う。今は一息ついて、また次のレースを見据えるよ。

 

5位はGroupama – FDJのシュテファン・キュング

最後まで全力を尽くした。苦戦したけれど、なんとか持ちこたえた。これだけ長く戦ったのには理由がある。だから最後まですべてを出し切ったんだ。結局のところ、5位以内は何でもないことではないんだ。

前のトリオに追いつけると思ってましたか?

サイクリングコースでは、後続車を止めさせた。でも、彼らはスプリントも速いから、いずれにせよ複雑だっただろうね。

 

6位のAlpecin-Deceuninckのジャンニ・フェルメルシュ

実は去年の繰り返しなんだ。あのときはトップ10にわずかに届かなかった。今は6位かな。去年はトップ10に3人入ってフィニッシュしたかったけど、うまくいかなかった。今日は完璧だ。

アシストしていたのに、集団から抜け出しましたね。

でも、そんな気分じゃないんだ。もう1人の強いローレンス・ピティが一緒だったのはラッキーだった。彼はバイクだったけどね。今夜はぐっすり眠れそうだよ。

Alpecin-Deceuninckはほぼ全レースを支配してましたね。

昨年はすでにほぼ完璧なレースをした。昨年もほぼ完璧なレースをした。いくつかのレーンでは、オスカル・リースベークが横風を受けながら信じられないほどハードに走った。ストリップを終えて振り返ると、まだ30〜40人が残っていた。イヤホンで、フルに走り続けようと叫んだ。それからは止まらなかった。

一時、シュテファン・キュングとニルス・ポリッツとともに逃げ出した。彼はそのトリオでジャマーを演じることができてましたね。

3人のライダーがいるグループに入れたのはとても良かった。その点では完璧だった。

マチューがラインまで約60kmの地点で独走を開始したとき、あなたは何を考えていたの?

コースまではまだ遠かったけど、彼があのようなアタックを仕掛ければ、超強力であることがわかる。それが証明された。どうやってお祝いする?わからないけど、パーティーをすると思う。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin – Deceuninck 800 5:25:58
2
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin – Deceuninck 640 3:00
3
 PEDERSEN Mads
Lidl – Trek 520 ,,
4
 POLITT Nils
UAE Team Emirates 440 ,,
5
 KÜNG Stefan
Groupama – FDJ 360 3:15
6
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin – Deceuninck 280 3:47
7
 PITHIE Laurence
Groupama – FDJ 240 3:48
8
 VAN DIJKE Tim
Team Visma | Lease a Bike 200 4:45
9
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe 160 4:47
10
 WÆRENSKJOLD Søren
Uno-X Mobility 135 ,,
11
 MIHKELS Madis
Intermarché – Wanty 110 ,,
12
 DEGENKOLB John
Team dsm-firmenich PostNL 95 ,,
13
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious 85 ,,
14
 VAN GESTEL Dries
TotalEnergies 65 ,,
15
 FEDOROV Yevgeniy
Astana Qazaqstan Team 55 ,,
16
 WELLENS Tim
UAE Team Emirates 50 ,,
17
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 50 6:20
18
 MAŁECKI Kamil 
Q36.5 Pro Cycling Team 50 6:22
19
 VAN DIJKE Mick
Team Visma | Lease a Bike 50 ,,
20
 SLOCK Liam 
Lotto Dstny 50 ,,
21
 KRISTOFF Alexander
Uno-X Mobility 30 6:28
22
 TEUNISSEN Mike
Intermarché – Wanty 30 ,,
23
 BIERMANS Jenthe
Arkéa – B&B Hotels 30 ,,
24
 NAESEN Oliver
Decathlon AG2R La Mondiale Team 30 ,,
25
 LAPORTE Christophe
Team Visma | Lease a Bike 30 ,,
26
 BISSEGGER Stefan
EF Education – EasyPost 30 ,,
27
 ABRAHAMSEN Jonas
Uno-X Mobility 30 6:33
28
 TILLER Rasmus 
Uno-X Mobility 30 7:00
29
 BITTNER Pavel
Team dsm-firmenich PostNL 30 ,,
30
 GACHIGNARD Thomas
TotalEnergies 30 7:01
残り4kmからのフル動画

こちらはハイライト動画

 

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