2024 イツリア・バスクカントリー第1ステージは、10kmの個人タイムトライヤル。
全くの平坦ではなく10%の勾配が2度あらわれる少し難しいトライヤルだった。第1ステージが始まる前に入ってきたのはトム・ピドコックが偵察中に落車して救急搬送されたというニュース。
スタートすることなく欠場となった。
落車理由とは?
Thank you for all the messages and well-wishes following @tompidcock‘s crash at #Itzulia2024 earlier today. Happily initial scans have revealed no fractures.
Hear from Tom as he prepares to head home and begin his recovery. pic.twitter.com/4egp4uFRFk
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) April 1, 2024
タイムトライヤル前の試走で落車というと、どうしてもクリス・フルームの落車が思い出される。
2019クリテリウム・デュ・ドーフィネで、クリス・フルームは第1ステージの試走中に落車してキャリアを失うほどの大けがを負ってしまう。
右大腿骨の複合骨折・右肘骨折・肋骨骨折・右骨盤骨折・内部損傷という重症だ。何度も手術を受けて復帰をしている。
今回のトム・ピドコックの落車の原因だけど、フルームと同じように突風だった。
トム・ピドコックのコメント
メッセージをくれた皆さんに感謝したい。残念ながら、偵察中に転倒したため、イツリア・バスクカントリーに参加することができない。突風が吹いてびっくりした。
スキャンの結果、骨折は見つかっていないが、今後数日は様子を見る必要がある。今はあまり気分がよくないんだ。激しく打たれたね。今ではほとんど寄りかかることはできない。今は家に帰って、回復に専念する。
2021年にも、トム・ピドコックはTTバイクで落車して鎖骨骨折をしている。この時に、TTバイクのポジションは危ないと言っていたけれど、またも同じ状態だ。
TTポジションだと、がっちりとハンドルを持っている訳ではないので、突風でもあればバランスを崩しやすい。
トム・ピドコックは、股関節に多くの問題を抱えており回復にかかる時間はわからない。
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