通常プロになるには、マアチュアチームからのレース出場で実績を出し、プロチームの目に止まることが必要。
だが、イタリアのプロチームAndroni Giocattoli – Sidermecは、無名のマルティ・ビーゴ・デル・アルコ(Marti Vigo del Arco)と2年間の契約を結んだ。
彼はマアチュアでの成績はなく、自転車の経験は1年しかない。
平昌冬季オリンピック出場
この投稿をInstagramで見る
22歳のスペイン人は元オリンピッククロスカントリースキー選手で、昨年からサイクリングを始めたばかり。
ビーゴは2018年の平昌冬季オリンピックに参加し、チームスプリントで19位という成績を残している。
彼が自転車を始めたきっかけは、彼女のLydia Iglesiasが自転車を始めたから。彼女もスキープレーヤーだったが、現在は2020年に設立されたスペインのコンチネンタルチームLydia Iglesiasで走っている。
彼女と一緒に自転車に乗り始めたマルティ・ビーゴ・デル・アルコは、並外れた能力を発揮。当然、トレーニングだけでなくレースにも出場してみることに。
この投稿をInstagramで見る
アルゴン選手権ではスプリントの問題で6位。メモリアルバレンシアガでは13位となる。その2週間前には、考えられなかったというから、いかに短い期間で強くなっているかがわかる。
どちらもUCI公認レースではない。
エガン・ベルナルを見出した監督
この投稿をInstagramで見る
ビーゴが元スペイン人プロのパッツィ・ビラが行ったフィジカルテストに続いて行った2つの結果。
物理的に凄い記録を打ち出した。
チームのボスであるジャンニ・サビオは、若者のテスト結果を知って、2022年までビーゴにサインした。
ジャンニ・サビオはかって、マウンテンバイクで活躍していたエガン・ベルナルの才能を見出し、無名だった彼を2016年にチームに引き入れている。
才能ある若手を発掘するのが上手い監督だ。
ビーゴがベルナルのようになるとは限らないが、歴史が繰り返される可能性はゼロではない。
今後、ジロ・デ・イタリアとかに出場してくれば面白いのだけど。どうでしょうね。
コメント