アワーレコード保持者のヴィクトール・カンペナールツがすでに終わっているチェコツアーで骨折していた可能性があると言うニュースが。
ヴィクトール・カンペナールツは、初日のチームタイムトライヤルで落車した時に痛めたようだ。
初日チームタイムトライヤル
以下のビデオの最初に落車のシーンがある。後はチームメンバーの映像。
ビデオの冒頭のクラッシュシーンでは、後ろの3人がクラッシュ。TTでクラッシュというのも珍しい。しかも平地の直線だし。
3人の落車の中にヴィクトール・カンペナールツも含まれている。ヴィクトール・カンペナールツは4ステージ全てを完走したが、まともに走れる状態ではなかったようだ。
ビデオの中ほどに、ヴィクトール・カンペナールツのケガの様子が見られるが足も負傷。背中の左側を打撲しているようだ。
私はおそらく肋骨を折ったし、まだ背中の筋肉に痛みを抱えている。
空気力学的なタイムトライアルのポジションはおろか、サイクリングにも理想的ではない。8月20日のベルギー国内タイムトライアルに対して、100%回復しているかどうかは疑問だ。
肋骨を骨折したりヒビが入ったことのある人はわかるだろうが、動くだけで痛む。よく走れたものだと思うけれど。
ヴィクトール・カンペナールツは低酸素テント生活で、今までにないほどにパフォーマンスが上がっている状態だったのにベストで走れないのは悔しかったばすだ。
ベルギーで開催されたGP Vermarc Sport 2020では、パフォーマンス向上で積極的に先頭を引いて3位になっていた。今回のチェコツアーでも活躍出来たはずなのに残念なことだ。
世界選手権出場が微妙に
ベルギーのタイムトライヤル世界代表になるには、8月20日のベルギーTTで優勝しなくてはいけない。
レムコは2019世界選手権で2位なので代表確定済み。残る席は1つなのだ。最大のライバルはワウト・ファンアールト。
ストラーデビアンケにミラノ~サンレモまで優勝してしまい完全復活以上の強さになっている。独走力に更に磨きがかかっているのでベストな状態でないと勝てる見込みもない。
この二人がパフォーマンスしているのを見れば、私は弱者としてスタートしなければならない。しかし、今ではなおさらだ。
ただ、ワウト・ファンアールトは クリテリウム・デュ・ドーフィネのあとにツール・ド・フランスにも出場する。現在、ヨーロッパ選手権にはベルギー代表としての名前はない。ベルギー選手権に出場するか、どうかは微妙だ。
ベルギー選手権までは、あと1週間。ヴィクトール・カンペナールツの状態が上向くように祈っておきたい。
追記
背骨に2つの小さな亀裂骨折があることが明らかになった。左側の突起のL2とL3には2つの亀裂がある。自転車に乗れないことはないが、数週間は痛みが伴う。
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