前日のWortegem-Petegemで20歳の若さで亡くなってしまったNiels De Vriendtに黙祷を捧げてレースは始まった。
レース最前列は、彼の所属していたVDM-Trawobo CTのチームメイトが並んだ。
GP Vermarc Sport 2020
4kmのニュートラルと、6kmの上りの後、15.4kmを10周回回るコース。
レースの総距離は164km。午後1時30分にレーススタート。24チームが参加したレースはスタートからアタック合戦となる。
道幅は、ベルギーのレースらしく、それほど広くない部分もある。これでプロが前で全開で走られた後ろはたまったもんではないだろう。
ロット・スーダルとNTTのヴィクトール・カンペナールツが積極的に前を引いて集団を分断。
Victor Campenaerts toont zijn goede vorm en voert de forcing bergop. #GPVermarc pic.twitter.com/oPqtSWHcrS
— Sporza 🚴 (@sporza_koers) July 5, 2020
特に、ヴィクトール・カンペナールツは全く躊躇せず前を引いて7人の集団を作り出す。この集団は結構長く続き、30分以上に渡って第2集団とタイム差をつけていく。
しばらくして、後ろの集団と一緒になり、このままいくとベルギーチャンピオンのティム・メリエにチャンスがあるかと思われたが、またもアタック合戦で最終的に4人が抜けだす。
最後まで残ったヴィクトール・カンペナールツ
.@flosenech and two other riders have gone clear from the main group, building a 40-second gap inside the last 15 kilometers of #GPVermarc. pic.twitter.com/pYNtD0traC
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) July 5, 2020
ヴィクトール・カンペナールツがロードレースでここまで、前前で走っている姿は見たことがない。
やはり、10000mの低酸素トレーニングの効果はバツグンだ。一人でLotto Soudal とCircus – Wanty Gobertをつぶしてしまったと言っても良いのでは。
シクロクロスライダーのCornévan Kesselが脱落し、最後に残った3人は
- ヴィクトール・カンペナールツ(NTT Pro Cycling)
- フロリアン・シャネル(Deceuninck-QuickStep)
- オスカー・リースビーク(Alpecin-Fenix)
まあ、こうなったら最後の展開は見えていて、フロリアン・シャネルが登りでアタック!
二人が追走するけれども、タイムは広がるばかり。7kmを独走してフロリアン・シャネルが勝利!
たとえそれが単なる見本市会場であったとしても、私はこの勝利に非常に満足している。このジャージとスポンサーを可能な限り最善の方法で示すことは、私にとって多くのことを意味する。
それは非常に速いレースで、レベルは非常に高かった。
さあ、ヴァルディファッサトレーニングキャンプの時間です。そこからシーズンの後半に進みます。
Quick-Stepはしっかりと勝利を収めてきますね。
最初の14名の中に、ピーター・セリーとステイン・スティールスを送り込み、フロリアン・シャネルとファビオ・ヤコブセンが後ろで待機。
しっかりとフロントグループに入り込んだフロリアン・シャネルが独走に持ち込んで勝利と完璧な展開でした。
さすが、Quick-Stepですね。
以下のSPORZAでストリーミングしてました。ラスト15キロからベルギー国内だけは完全ライブ。
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