EF Education-EasyPostのジロ・デ・イタリアのメンバーと、ジロで着用するジャージの紹介。
2020年以降、ジロのためにジャージをカスタマイズしてきたアメリカチームは、今回、黒を多用し、黄色とピンクを少し取り入れている。
ジロチェンジキット
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2020年以来、RaphaとEF Education-EasyPostは、ピンクのマリア・ローザとの衝突を防ぐため、キットのデザインを切り替えてジロ・デ・イタリアのステージに挑んできた。
2024年版は、VAI、In Bocca al Lupo、PIZZA PASTA SCALA FASTAなど、イタリア語で表現されたフレーズが特徴で、勇敢なアスリートのモチベーションを高め、ヨーロッパで最も衝撃的なグランツールを祝うデザインとなっている。
同じ切り替えカラーリングの特別版プロチーム・トレーニングジャージと、デザインを抽象化し、より合理的な美しさを追求したプロチーム・エアロジャージの両方をリリースしている。
Raphaでの発売は、来週からとなる。
EF Education-EasyPost
All roads lead to Rome! Welcome to Grand Tour season
Our squad shares their thoughts ahead of the Giro D’Italia: https://t.co/Cs2NJxFdSh#GiroDItalia pic.twitter.com/DsCETNnLBG
— EF Pro Cycling (@EFprocycling) May 1, 2024
71.エスデバン・チャベス
72.ジェフェルソン・セペダオルティス
73.ステファン・デポット
74.ミケル・ヴァルグレン
75.サイモン・カー
76.アンドレア・ピッコロ
77.ミッケルフレーリク・ホノレ
78.ゲオルク・シュタインハウザー
エスデバン・チャベス
エースナンバーは、エスデバン・チャベス。
エスデバン・チャベスは、2013年レース中の事故で右鎖骨の複合骨折、頭蓋骨の骨折、右頬骨、上顎洞と蝶形骨、穿刺された肺、肋骨骨折の重症をおってしまう。
サイクリングキャリアが終わってもおかしくないケガで、この時の不自由な生活がエスデバン・チャベス財団を立ち上げることにつながっており、子供を整形外科的に救う活動をしている。
エスデバン・チャベスは、翌年の2014年に、オーストラリアのチームに加入した。
オリカ・グリーンエッジに加入したチャベスは、単にレースに復帰しただけでなく、初めてワールドツアーに参加し、コロンビアで最も成功したサイクリストの一人となり、プロプロトン全体で最も愛されているライダーの一人となった。
エスデバン・チャベスのGreenEdgeでのキャリアハイライトは、2016年のイル・ロンバルディアでの勝利だ。
これは、コロンビア人として初のモニュメント制覇となっている。
また、ジロ・デ・イタリアでの3ステージ優勝、ブエルタ・ア・エスパーニャでの2ステージ優勝、2016ジロ・デ・イタリアで総合2位、2016ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位など輝かしい記録を誇っている。
ただ、チャベスは、2017年には膝のケガ、肩の骨折。2018年には、伝染性単核球症にかかってしまいジロを総合73位で終えた後は、このシーズンレースを走ることはなかった。
この伝染性単核球症からの回復のために2年間低迷していた。
しかし、2021ボルタ・ア・カタルーニャ第4ステージで独走勝利を上げて、実に2年振りの勝利を上げる。
2021ツール・ド・フランス総合13位。2023年はコロンビア選手権ロードで優勝して1年間ナショナルジャージを着用していた。
34歳となったエスデバン・チャベスは、総合上位よりはステージハンターとしてメンバーと共に動くかもしれない。
エスデバン・チャベスのコメント
ジロは純粋なサイクリングだ。他のレースとは違う。もっとロマンチックなんだ。
イタリアは私にキャリアの中で最高の瞬間を与えてくれたが、同時に人生で最悪の瞬間も与えてくれた。だから、特別なんだ。それは私がジロに対して抱いている、タフ、タフ、タフな愛だ。
イタリアでは、天候の困難が重なり、プロトンをコントロールすることはできない。ここでレースするにはさらに痛みがあり、勇気が必要だ。
ジロはイタリアで言うところのグリンタ(やる気)がすべてだ。 このレースは、我々のチームと非常に相性が良い。 美しくも厳しいレースになるだろうし、ステージに上がるチャンスはたくさんあるだろう。
イタリアにはたくさんの友達がいる。私は彼らの道を知っており、彼らで勝つことがどのようなものかを知っている。もう一つ取るということは、私がまだここにいるということの確認になるだろう。まだ終わらない。
私は自分自身をかなり回復力があり、かなりプロフェッショナルだと考えている。そして、このような課題に直面したとき、私は偉大になりたいと思っているんだ。
そしてこれも例外ではない。状態は良好。私はまだ集中しているし、必ず実現すると信じている。
ミケル・ヴァルグレン
2018アムステルゴールドレース、オンループ・ヘットニュースブラッドを制したミケル・ヴァルグレン。
だが、2022年6月のルート・ドクシタニー第4ステージのスタートから20kmの下りで落車。
高速クラッシュにより、骨盤骨折、両膝の主要靭帯と半月板を破裂させている。リハビリは壮絶を極めた。
膝を曲げるマシンに1時間半乗り、それからフィジオに3時間半通い、家に戻って膝を曲げるマシンにさらに何時間も乗るという地味で大変なリハビリをしている。
事故から10か月後に復帰。開発チームのメンバーに交じってレースを続けた。
今シーズン、ドワルス・ドール・フラーンデレンでは逃げにのり8位に入っている。
ミケル・ヴァルグレンはツール・ド・フランスに7回、ブエルタ・ア・エスパーニャに2回出場している。ジロ・デ・イタリアは初参加だ。
是非、逃げにのってサイモン・カーと共にステージ優勝を狙って貰いたい。
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