2022ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝に続いて、連覇を狙うことになったレムコ・エヴェネプール。
レムコをアシストするメンバーが発表されている。
Quick-Step Alpha Vinyl Teamのメンバー
Defending champion @EvenepoelRemco – making his first outing in the Belgian Champion jersey – is ready to lead Soudal Quick-Step at the last Grand Tour of the season – @lavuelta 🔥
Photo: @SportplusM pic.twitter.com/a3wpzIbc9I
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) August 21, 2023
レムコ・エヴェネプール
ルイス・フェルファーク
マッティア・カッタネオ
アンドレア・バジオーリ
ヤン・ヒルト
ジェームス・ノックス
カスパー・ピーダスン
ピーター・セリー
ジロ・デ・イタリアでレムコの片腕となったイラン・ファンワイルダーがいない。レムコがリタイヤした後に、順位を守り最終的に総合12位でフニッシュしている。
山岳での最後の砦は、ルイス・フェルファークか、ヤン・ヒルトか、マティア・カッタネオとなるのか。
レムコ・エヴェネプール
First kilometers as the World Champ TT here in Andorra 🌈🇦🇩
Getting ready for the @lavuelta battle that starts next week 🔴👊🏻
📸 @SportplusM pic.twitter.com/bGTrvgeoJP
— Remco Evenepoel (@EvenepoelRemco) August 19, 2023
レムコの今シーズンを振り返ってみると
- ブエルタ・ア・サンファン 総合7位
- UAEツアー 総合優勝
- ボルタ・ア・カタルーニャ 第3・7ステージ優勝 総合優勝
- ジロ・デ・イタリア 第1・9ステージ優勝 第10ステージDNS
- ツール・ド・スイス 総合3位
- ベルギー選手権TT 4位
- ベルギー選手権ロード優勝
- 世界選手権ロード25位
- 世界選手権TT優勝
実に10勝を上げている。世界選手権ロード王者は失ったけれど、世界TT王者を初めて射止めた。しかし、ジロ・デ・イタリアを制覇できなかったのは、やはり来年のツールを狙う上で誤算だったのだろう。
ブエルタ連覇をして、来年のツールに向かうという目標に切り替わっている。それに真っ向から立ちはだかるのはJumbo-Vismaのプリモッシュ・ログリッチとヨナス・ヴィンゲコーだ。
レムコはTT的な一定のペースでの登坂は強い。しかし、アタックの連続する山岳で対応できるのか。Jumbo-Vismaのセップ・クスのような山の神はいない。誰がアタックを追従していくのか。
アシストの差が出るのは間違いないだろう。
レムコ・エヴェネプールのコメント
ラ・ブエルタのビブナンバー1を背負い、美しいベルギーチャンピオンのジャージを肩に、6月下旬に制覇して以来のラ・ブエルタでの復帰は特別なものになるだろう。
スペインは大好きな国のひとつで、いつもいい気分で多くの成功を収めてきた。コースとスタートリストを見れば、とてもタフなレースになることがわかる。でも、いい準備ができたし、強力なチームに頼ることができる。
マティア・カッタネオ
What a guy, what a win!
The Wolfpack at the top again!
Photo: @GettySport pic.twitter.com/6krRfujiO4
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) August 3, 2023
マティア・カッタネオは、2012年に、Lampre – Meridaのテスト生として入団。2013年から2016年までLampre – Meridaで走る。
その後、2年間Androni Giocattoli – Sidermecで走って2020年からウルフパックに参加した。2020ブエルタ・ア・エスパーニャ総合17位。
続く、2021年の成績が素晴らしい。
- UAE Tour (2.UWT) 総合8位
- ツール・ド・ロマンディ (2.UWT) 総合7位
- ツール・ド・スイス (2.UWT) 総合9位
- イタリア選手権タイムトライヤル (NC) 3位
- ツール・ド・フランス (2.UWT) 総合12位
- ツール・ド・ルクセンブルク 第4ステージ優勝 総合3位
エース級の働きを十分にこなしている。
今シーズンは、ツール・ド・ポローニュ第4ステージで、アルメイダを破って個人タイムトライヤルで勝利している。
そして、かねてからの目標だった世界選手権個人タイムトライヤルでも5位となっている。ブエルタでは、山岳でどこまでレムコをアシスト出来るのかが注目される。
Soudal – Quick Stepは、山岳で期待されるファウスト・マスナダがいない。昨年のブエルタでレムコを支えたファウスト・マスナダは、伝染性単核球症にかかっており、今シーズンの復帰は難しい。
これは非常に憂慮すべき事態だ。
先の話とはなるが、レムコが2024ツールを来年狙うならば、ミケル・ランダの獲得だけでなく、スーパーなクライマーの獲得は必須となる。
決して弱いとは言わないけれど、Jumbo-Visma、UAE Team Emirates、INEOS Grenadiersに追いつくには時間がかかる。
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