マーク・カヴェンディッシュは優勝候補の一人としてヘイストス・ペイル ベルギーに乗り込み、最終的に3位でゴールしたが、勝利に届かなかった理由がなんとも~。
マーク・カヴェンディシュは、チームメイトに守られてゴール前のハイストベルグの石畳登りでも遅れることはなかった。
だが、最後の最後に思ってもみない誤算が訪れる。
ゴールに届かない
Fantastic sprint of @Arnaud_De_Lie in Heist-op-den-Berg 🏹.
Proud to have this talent of @Lotto_Soudal to be our 2022 winner! 🔥 #HeistsePijl pic.twitter.com/BewsYYLYpJ
— Heylen Vastgoed Heistse Pijl (@HeistsePijl) June 4, 2022
ゴールの結果だけみると、僅差で敗れたように見えるがマーク・カヴェンディシュは、かなり遠い場所からスプリントを始めなければならなかった。
ハイストベルグの登りを先頭付近で乗り越えたマーク・カヴェンディシュだったが、下りから下を何度も見る事態に。
そう、この時マーク・カヴェンディシュのチェーンは外れていたのだ。実際には3度くらい下を見ていた。
もうゴール前の時点でだ。
マーク・カヴェンディシュは、先頭を走るジャコモ・ニッツォーロ、アルノー・デリー、ピート・アレハールトを後方から追う立場に。
かなりの距離をスプリントして、3位に食い込んだのだ。
これについて、マーク・カヴェンディシュは、
チームメイトが一日中頑張ってくれたのに、少し残念だ。最終ラップの石畳の上り坂の手前で、僕たちは望んでいた場所にいたんだ。
下りでチェーンが外れてしまったんだ。このようなことは今年初めてではない。元に戻そうとして順位を落とした。
スプリントは分からないから、挑戦しなければならなかった。でも、彼の名前は何だったかな?
あの男は本当に速かった。遠くから来なければならなかったのは残念だ。最終コーナーを5位で通過したのは、本当に完璧だった。
チェーントラブルで離されたギャップは、他のライダーがやったことの後だけに残念だ。
チェーン落ちは、プロサイクリング界では新しい問題ではない。けど、今年はより頻繁に起こっているように見える。
少なくともシーズン序盤に起こった事件のいくつかは、シマノのデュラエース11スピードグループセットと12スピードチェーンセットの組み合わせ。
あるいはその逆、新しい12スピードグループセットと古い11スピードチェーンセットのミスマッチが原因であったようだ。
シマノ・デュラエース12スピードグループセットが発売されたにもかかわらず、新旧が混在するのは、シマノが12スピードチェーンセットを中心に在庫不足であるためだ。
カヴェンディッシュのチームメイトであるカスパー・アスグリーンも、フランドルにおいて、グループセットとチェーンセットのミスマッチにより、フィナーレが始まったばかりのコッペンベルグでチェーン落ちに見舞われている。
カスパー・アスグリーンは止まり、チェーンをかけ直すことを余儀なくされた。
マーク・カヴェンディシュの場合には、スプリントでチェーンが外れるという問題があった。だが、今回は下りからなので、これとは違うようだ。
はやく、シマノのパーツ不足が解消されて、コンポの混在がなくなれば勝負所でチェーンが外れるという問題もなくなるだろう。
今回のように勝利に直結する場合には、本当にやっかいだ。
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