昨年の第1ステージでは、ファビオ・ヤコブセン(Deceuninck – Quick Step)とディラン・フルーネウェーヘン(Team Jumbo-Visma)が絡んだゴールスプリントでの大落車が発生。
以前から下りゴールでスピードが出過ぎて危ないという話が出ていた。プラステックのゲートは簡単に壊れてしまいファビオ・ヤコブセンは選手生命にかかわる事故となる。
これを受けて、ディラン・フルーネウェーヘンは、9か月の出場停止。
ファビオ・ヤコブセンは何度も手術を繰り返して、ツール・ド・ワロニー第2ステージで復帰後の勝利をようやく上げることが出来た。
この事故を受けてUCIは、ゴールレイアウトの規則を変更。そして、ポローニュの第1ステージも昨年の下りゴールから登りゴールへと変わっている。
第1ステージ ルプリン~ヘウム 216.4km

第1ステージ photo tourdepologne
丘陵ステージに変更された第1ステージは、ゴール前500mも登っている。短いので、なんとかスプリンターが勝てるコースという感じだ。
- スプリントポイント バトシュ
- 3級山岳 Błażek 0.6km・5.7%
- 3級山岳 アントリン 0.5km・5.4%
- スプリントポイント ゴジシュフ
- 3級山岳 ホシュニャ・アブラモフスカ 1.6km・5.3%
- スプリントポイント フウォプクフ
- スプリントポイント クラスニスタフ

ゴール手前3km photo tourdepologne
ゴール手前の登り始めに8%という勾配がある。ただ、距離は短いので一気に登れるスプリンターならばゴールにからめるだろう。
スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
このレースには、EF Education-Nippoから別府史之も出場している。これは楽しみだ。

2018年総合優勝のミハウ・クフィアトコフスキ。今回は同胞のミハウ・ゴワッシュが引退レースのなるので是非勝ちたい所だ。

第1ステージのスタート。昨年総合優勝したレムコ・エヴェネプールはデンマークツアーに出場。
Deceuninck-Quick-Stepは、ジョアン・アルメイダで総合を狙う。第6ステージにはTTがあるので逆転可能だ。
3人の逃げ

ローリングスタートの後は、解説やら、地元の紹介で画面が切り替わると3人の逃げが既に決まっていた。
- エフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech)
- ショーン・ベネット (Team Qhubeka NextHash)
- ミハウ・バルタ (Poland)

集団は、ポーランド選抜が固めている。Bahrain Victoriousは、マテイ・モホリッチがメンバーに入っている。また、得意の逃げからの勝利が見られるかな。

集団は、Deceuninck-Quick-Step、UAE Team Emirates、Bahrain Victoriousが引いている。先頭は、ティム・デクレルク。いつもの光景だ。
スプリントポイント バトシュ

スプリントポイントはエフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech)が1位通過。
2021カザフスタンのロードチャンピオン。TTも2位の21歳だ。
- エフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech) 3ポイント 3秒
- ミハウ・バルタ (Poland) 2ボイント 2秒
- ショーン・ベネット (Team Qhubeka NextHash) 1秒
3級山岳 Błażek 0.6km・5.7%

3級山岳通過。
- ミハウ・バルタ (Poland) 3ポイント
- ショーン・ベネット (Team Qhubeka NextHash) 2ポイント
- エフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech) 1ポイント
3級山岳 アントリン 0.5km・5.4%

ここもエフゲニー・フェドロフが1位通過。
- エフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech) 3ポイント
- ミハウ・バルタ (Poland) 2ボイント
- ショーン・ベネット (Team Qhubeka NextHash)
スプリントポイント ゴジシュフ

2度目のスプリントポイントもエフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech)が1位通過。全部取るつもりかな。
- エフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech) 3ポイント 3秒
- ミハウ・バルタ (Poland) 2ボイント 2秒
- ショーン・ベネット (Team Qhubeka NextHash) 1秒

ティム・デクレルク先頭。Team Qhubeka NextHashは、逃げているショーン・ベネットのために先頭交代する3人の後ろに陣取っている。

Fumyは集団後方にいる。
3級山岳 ホシュニャ・アブラモフスカ 1.6km・5.3%

ここはバルタ・ミハウがロングスプリントで先着。ミハウ・バルタは、2020年までTeam CCCに在籍。現在は、Global 6 Cyclingで走っている。
2019ボーランド選手権で優勝しているライダーだ。
- ミハウ・バルタ (Poland) 3ポイント
- ショーン・ベネット (Team Qhubeka NextHash) 2ポイント
- エフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech) 1ボイント
スプリントポイント フウォプクフ

ここもミハウ・バウタが1位通過。
- ミハウ・バルタ (Poland) 3ポイント
- ショーン・ベネット (Team Qhubeka NextHash) 2ポイント
- エフゲニー・フェドロフ (Astana – Premier Tech) 1ボイント

別府史之は、最後尾でのんびり走っている。まだ、レースは始まらない感じか。

先頭まで40秒となった所で集団からアタックがかかる。残り51kmあるので次の逃げを狙っている。

あっという間に、後続が追いついてくる。

次々と後ろから追走が合流してくる。

集団も後ろに見えているので、これは決まらないだろう。

Israel Start-Up Nationの、アレクシー・ルナールが落車。チェーンが外れたか。

結局、逃げは捕まり集団は振り出しに戻る。ゴールまで48kmもあるので次の逃げが出来るはずだ。
スプリントポイント クラスニスタフ

石畳のスプリントを征したのは、ミハウ・クフィアトコフスキだ。
- ミハウ・クフィアトコフスキ INEOS Grenadiers 3ポイント 3秒
- マテイ・モホリッチ Bahrain Victorious 2ポイント 2秒
- エミルス・リエピンス Trek-Segafredo 1ポイント 1秒

Team Jumbo-Vismaのヨス・ファンエムデンのアタックで3人の逃げが出来る。
- ヨス・ファンエムデン Team Jumbo-Visma
- アントワーヌ・デュシェーヌ Groupama-FDJ
- トム・スクーリー EF Education-Nippo

集団も追っているが44秒までタイム差が広がる。

残り25kmで37秒のタイム差。逃げ切れる感じではないけど、どこまで行けるかな。

集団は15秒差まで詰めてきた。こうなるといつでも捕まえることが出来る。あまり、早く捕まえると次の逃げが出来るので泳がせるかな。

Team Qhubeka NextHashのキリアン・フランキーニーが落車。かなり痛そうにしている。
股関節骨折、複数の肋骨の骨折、鎖骨の骨折で当分はレースにも出れない。

残り15.3kmで3人は捕まる。もう、ここからは誰も逃がさないだろう。

Deceuninck-Quick-Stepは、アルバロホセ・ホッジ、BORA-hansgroheは、パスカル・アッカーマンで勝利を狙う。

イネオスが集団を先頭を引く。石畳の登りだ。

ウルフパックのミッケルフレーリク・ホノレがアタックをかけるがすぐに捕まる。

ウルフパックのイアン・ガリソンが先頭を引く。

残り、1.7kmでイネオスが先頭。

イネオスは先頭から外れる。

マテイ・モホリッチが先頭に出る。

ここから、ウルフパックのアルバロホセ・ホッジがロングスプリントだ。

完全にアルバロホセ・ホッジが抜け出た。

これはホッジの勝利か?

だが、後ろからBahrain Victoriousのヒィル・バウハウスが追ってくる。

両者ハンドルを投げた~。

あ~、勝ったのはフィル・バウハウスだ~!
フィル・バウハウスは今シーズン6勝目。第1ステージからリーダージャージも獲得となった。ツアー・オブ・スロベニアでも2勝しており、今シーズン絶好調だ。
リザルト
第1ステージ リザルト
| Rnk | Rider | Team | UCI | Pnt | Time |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 |
BAUHAUS Phil
|
Bahrain – Victorious | 50 | 50 | 5:01:24 |
| 2 |
HODEG Álvaro José
|
Deceuninck – Quick Step | 20 | 30 | ,, |
| 3 |
HOFSTETTER Hugo
|
Israel Start-Up Nation | 8 | 18 | ,, |
| 4 |
THEUNS Edward
|
Trek – Segafredo | 13 | ,, | |
| 5 |
DEKKER David
|
Team Jumbo-Visma | 10 | ,, | |
| 6 |
SMITH Dion
|
Team BikeExchange | 7 | ,, | |
| 7 |
RICKAERT Jonas
|
Alpecin-Fenix | 4 | ,, | |
| 8 |
GHIRMAY HAILU Biniam
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 3 | ,, | |
| 9 |
MOHORIČ Matej
|
Bahrain – Victorious | 2 | ,, | |
| 10 |
KWIATKOWSKI Michał
|
INEOS Grenadiers | 1 | ,, |
総合
| Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
|---|---|---|---|---|
| 1 |
BAUHAUS Phil
|
Bahrain – Victorious | 5:01:14 | |
| 2 |
HODEG Álvaro José
|
Deceuninck – Quick Step | 0:04 | |
| 3 |
FEDOROV Yevgeniy
|
Astana – Premier Tech | ,, | |
| 4 |
HOFSTETTER Hugo
|
Israel Start-Up Nation | 0:06 | |
| 5 |
KWIATKOWSKI Michał
|
INEOS Grenadiers | 0:07 | |
| 6 |
MOHORIČ Matej
|
Bahrain – Victorious | 0:08 | |
| 7 |
LIEPIŅŠ Emīls
|
Trek – Segafredo | 0:09 | |
| 8 |
THEUNS Edward
|
Trek – Segafredo | 0:10 | |
| 9 |
DEKKER David
|
Team Jumbo-Visma | ,, | |
| 10 |
SMITH Dion
|
Team BikeExchange | ,, |
ポイント賞
| Rnk | Rider | Team | Points |
|---|---|---|---|
| 1 |
BAUHAUS Phil
|
Bahrain – Victorious | 20 |
| 2 |
HODEG Álvaro José
|
Deceuninck – Quick Step | 19 |
| 3 |
GARRISON Ian
|
Deceuninck – Quick Step | 19 |
| 4 |
HOFSTETTER Hugo
|
Israel Start-Up Nation | 18 |
| 5 |
THEUNS Edward
|
Trek – Segafredo | 17 |
| 6 |
DEKKER David
|
Team Jumbo-Visma | 16 |
| 7 |
SMITH Dion
|
Team BikeExchange | 15 |
| 8 |
RICKAERT Jonas
|
Alpecin-Fenix | 14 |
| 9 |
GHIRMAY HAILU Biniam
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 13 |
| 10 |
MOHORIČ Matej
|
Bahrain – Victorious | 12 |
山岳賞
| Rnk | Rider | Team | Points |
|---|---|---|---|
| 1 |
PALUTA Michał
|
Poland | 8 |
| 2 |
FEDOROV Yevgeniy
|
Astana – Premier Tech | 5 |
| 3 |
BENNETT Sean
|
Team Qhubeka NextHash | 5 |





コメント
アッカーマンは残り50Kmくらいのところで体調不良でDNFしちゃったので、NORAはしかたなくシュヴァルツマンで勝負したみたいですね。
ホントだ。DNFになってますね。体調不良とは勿体ない。教えて下さっておりがとうございます!