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ティレーノ〜アドリアティコ 第7ステージ 最終ステージの個人タイムトライヤルでまさかフィリッポ・ガンナが~

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Photo by Thomas Allsop on Unsplash
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ティレーノ〜アドリアティコ もついに最終日。

第7ステージは個人タイムトライヤル。総合1位のタデイ・ポガチャルと2位のワウト・ファンアールトのタイム差は1分15秒。

タデイ・ポガチャルもTT得意なので、どちらが速いのかも興味ありますね。あとはDeceuninck – Quick Stepのアルメイダが順位を上げられるのかも注目しておきたい。

まあ、優勝はトップ・ガンナでしょうね。

 

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第7ステージ サン・ベネデット・デル・トロント~サン・ベネデット・デル・トロント 10.1㎞

第7ステージコースマップ photo tirrenoadriatico

コースはアドリア海の海岸線を走るコース。風がきつかったら大変そうだ。

距離は10.1kmしかないので、速い選手は10分台で帰ってくる。昨年の優勝は、フィリッポ・ガンナで10分42秒。av56.636km/hで走っており、同じくらいのタイムで帰ってくるばす。

昨年のリザルトでは4位にゲラント・トーマスが入っているけど、今年はどうかな。

 

ティム・メルリエ

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

Alpecin-Fenixのティム・メルリエ。昨年は第6ステージのスプリントステージで優勝したが、今年は6位と7位。

第6ステージでは、スプリンターステージだったのに逃げ切りを許してしまい、スプリント出来なかった。

1分後に到着した集団ではきっちりとトップで通過したが、悔しかっただろう。

今年はすでに、ル・サミン(Le Samyn)とグランプリジャンピエール・モンセレ(Grote prijs Jean – Pierre Monseré)で優勝している。

 

アルベルト・ベッティオル

アルベルト・ベッティオル(EF Education – Nippo)が、ここまでの暫定タイムを更新。11分24秒81 av53.158 km/h。

今年の初レースのEtoile de Bessèges – Tour du GardでもTTは7位となっており得意種目だ。 これから始まるクラシックでの走りが注目される。

最終的にはステージ6位。

 

シュテファン・キュング

スイスロードチャンピオンのシュテファン・キュング(Groupama – FDJ)。

昨日の第6ステージでもあきらめずに、最後にはアタックをかけていた。TT得意でスイスTTでは4度チャンピオンを獲得している。

 

 

2020年の世界選手権でも3位に入っており、このステージでもここまでの暫定トップに立つ。

11分12秒45 average 54.107 km/h。ロードでも積極的にアタックをかけてくれる目立つ選手だ。

 

フィリッポ・ガンナ

さあ、タイムトライヤル9連勝をかけてフィリッポ・ガンナが登場。

 

快調に走るガンナだが、中間計測タイムではシュテファン・キュングに遅れている。

 

570Wを出して走っているが、スピードは49km/h。風が強いのだろうか?

 

ガンナフニッシュ。だが、なんとガンナの記録はシュテファン・キュングに及ばない。

11分17秒でav53.673km/h。まさか、ガンナが負けるなんて~。

この原因の一つは気温だろう。昨年は9月に行われており条件が随分と違う。沿道で見ている人の姿を見ても結構着こんでいた。

2日前にも、かなりの距離を逃げていたので疲れもあったのだろう。

 

ジュリアン・アラフィリップ

ジュリアン・アラフィリップ登場だが、普通のチームジャージは見慣れない(^^;

アルカンシェルを着てないジュリアンを見るのは久しぶりだ。

 

バワー表示が出ているが、44.7km/hで350Wくらいで走っている。

TTもその気になった時には速いけど、今日は無難に走った感じだ。ステージ71位。

 

マチュー・ファンデルプール

歴史に残る走りを見せてくれたマチュー・ファンデルプールが登場。TTは目標ではないので流して走るのだろう。

ワウト・ファンアールトのように、特別にTTを練習すれば多分凄く速いと思うのだけど、どうかな。

 

マチュー・ファンデルプールは、すでにミラノ~サンレモに照準を合わせているだろう。av50km/hでゴールしている。

 

ゲラント・トーマス

今回はエガン・ベルナルのアシストとして、ステージを引っ張る場面が多く、登りではアタックもみせてくれた。

本人曰く、順調に調整は進んでいるようだ。このステージでは11位。

 

ジョアン・アルメイダ

ジョアン・アルメイダもTT得意。このタイムトライヤルでは7位。だが、総合ではティム・ウェレンスを抜いて順位を一つあげた。

 

エガン・ベルナル

ゴールで前では、ダンシングしてスピードをあげるために頑張ったが、タイムは平凡だった。

TTもそこそこ改善されていたが、背中を痛めたことで、また元に戻ったかな。このステージ53位となっている。

 

ワウト・ファンアールト

ステージ勝利が欲しいと言っていたワウト・ファンアールト。

中間計測タイムではシュテファン・キュングと同タイム。わずかに上回っていた。

 

最後までスピードが衰えることなく、ワウト・ファンアールトはシュテファン・キュングの記録を6秒も上回った。

これは素晴らしいタイムだ。気温が低くタイムが出にくいコンデションの中でもしっかりと自分の走りが出来たのは素晴らしい。

 

タデイ・ポガチャル

1分15秒のタイム差を持ってスタートした、タデイ・ポガチャル。

中間計測ではワウト・ファンアールトに7秒遅れの4位で通過。

 

 

タデイ・ポガチャルは、ゴールではガッツボーズ。全体でも4位の好タイムで無事に総合優勝となった。

あまりにも順調にツール・ド・フランスに向けて仕上がっている。

 

総合3位には、ミケル・ランダがしっかりと入っている。こちらも順調に仕上がっている感じだ。ワウト・ファンアールトは、総合でもしっかりと成績を残せることが明確に示された。

TTも強いし、山岳も強い。今後更に、総合系として成長していくことは間違いないだろう。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第7ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time Avg
1  VAN AERT Wout Team Jumbo-Visma 60 50 0:11:06 54.595
2  KÜNG Stefan Groupama – FDJ 25 30 0:06 54.107
3  GANNA Filippo INEOS Grenadiers 10 18 0:11 53.708
4  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates   13 0:12 53.628
5  THOMAS Benjamin Groupama – FDJ   10 0:16 53.314
6  BETTIOL Alberto EF Education – Nippo   7 0:18 53.158
7  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step   4 0:24 52.696
8  ASGREEN Kasper Deceuninck – Quick Step   3 0:26 52.543
9  HEPBURN Michael Team BikeExchange   2 0:27 52.468
10  LUDVIGSSON Tobias Groupama – FDJ   1 0:28 52.392

2020世界選手権TTの順位が入れ替わった感じだ。この3人はオリンピックでもメダル争いの最有力候補だろう。

総合

Rnk Rider Team Time
1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 26:36:17
2  VAN AERT Wout Team Jumbo-Visma 1:03
3  LANDA Mikel Bahrain – Victorious 3:57
4  BERNAL Egan INEOS Grenadiers 4:13
5  FABBRO Matteo BORA – hansgrohe 4:37
6  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 4:54
7  WELLENS Tim Lotto Soudal 5:00
8  BARDET Romain Team DSM 5:50
9  NIBALI Vincenzo Trek – Segafredo 6:30
10  YATES Simon Team BikeExchange 7:45

アルメイダが、総合順位を一つあげて6位に浮上。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  VAN AERT Wout Team Jumbo-Visma 55
2 3 ▲1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 42
3 2 ▼1  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 39
4 4  WÜRTZ SCHMIDT Mads Israel Start-Up Nation 20
5 5  HIGUITA Sergio EF Education – Nippo 15
6 6  VELASCO Simone Gazprom – RusVelo 14
7 13 ▲6  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 14
8 7 ▼1  BALLERINI Davide Deceuninck – Quick Step 14
9 8 ▼1  YATES Simon Team BikeExchange 13
10 9 ▼1  ALAPHILIPPE Julian Deceuninck – Quick Step 12

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 24
2 2  WÜRTZ SCHMIDT Mads Israel Start-Up Nation 20
3 3  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 18
4 4  BAKELANTS Jan Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 16
5 5  YATES Simon Team BikeExchange 15
6 6  ALBANESE Vincenzo EOLO-Kometa 13
7 7  BAIS Mattia Androni Giocattoli – Sidermec 12
8 8  BILBAO Pello Bahrain – Victorious 8
9 9  VELASCO Simone Gazprom – RusVelo 8
10 10  GANNA Filippo INEOS Grenadiers 7

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 26:36:17
2 2  BERNAL Egan INEOS Grenadiers 4:13
3 3  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 4:54
4 4  FOSS Tobias Team Jumbo-Visma 12:39
5 5  SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers 14:58
6 6  HIGUITA Sergio EF Education – Nippo 22:12
7 7  CARR Simon EF Education – Nippo 26:17
8 8  ALEOTTI Giovanni BORA – hansgrohe 30:18
9 9  TESFATSION Natnael Androni Giocattoli – Sidermec 31:17
10 10  SIMMONS Quinn Trek – Segafredo 36:17

 

 

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