若手の登竜門レースとして知られるツール・ド・ラヴニール。
第5ステージのクイーンステージでは、Lottoのヤルノ・ワイダーが圧倒。
だが、最終個人タイムトライヤルをDecathlon AG2R La Mondiale Teamのポール・セイシャスが制して総合優勝している。
タデイ・ポガチャルの足跡をたどる
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ポール・セイシャスは、第6ステージでワールドツアーでも活躍するライダーを破っている。
- ポール・セイシャス Decathlon AG2R La Mondiale Team
- ヨルゲン・ノルドハーゲンTeam Visma | Lease a Bike
- ヤルノ・ワイダー Lotto Development Team
- ロレンツォ・フィン Red Bull – BORA – hansgrohe Rookies
- パブロ・トーレス UAE Team Emirates – XRG
このツール・ド・ラヴニールの過去の優勝者は
- 2025 ポール・セイシャス
- 2024 ジョセフ・ブラックモア
- 2023 アイザック・デルトロ
- 2022 シアン・エイテブルックス
- 2021 トビアスハラン・ヨハンネンセン
- 2019 トビアス・フォス
- 2018 タデイ・ポガチャル
- 2017 エガン・ベルナル
- 2016 ダヴィ・ゴデュ
- 2015 マルク・ソレル
現在大活躍している選手ばかりだ。さらに過去には、ヨープ・ズートメルク、グレッグ・レモン、ミゲル・インドゥラインなども勝利している。
ポール・セイシャスのコメント
そもそも、レースに勝てるレベルなのかと不安に思ったほどだった。期待されたレベルに達していない。でも、90%の力でも勝てるということを証明できた。
一番重要なのは、粘り強さを見せられたことだ。それが鍵だ。自分に自信が持てない瞬間もあったが、100%の力が出なくても、続ける精神力を見つけた。
23歳以下のレースでは最大のものだし、僕の人生で唯一のレースになると思う。
最終タイムトライヤルの勝利はどのようにしてもたらされたのだろうか?
最初はパワーメーターでなんとかしようと思ったんだけど、すぐに自分が本調子じゃなかったか、パワーメーターが間違っていたかのどちらかだとわかったんだ(笑。
幸い間違っていたけれど、パニックにはならなかった。
ワールドツアーに戻れば、オープンカードでレースをする機会はそう多くはないだろう。
タデイ・ポガチャルや他の選手と対戦することは、プロではあまりない機会だ。
僕たちがしなければならないのは、1週間自分をセーブし、ホイールの中にとどまり、トップ10か、できる限りのことをすることだ。
タデイ・ポガチャルの後継者となる可能性があると言われてますね。さらにフランスのツール・ド・フランスにおける40年にわたる低迷を終わらせる選手であるとも。
彼は偉大なチャンピオンだし、今のところ、彼と自分を比較することはない。彼は違う人だし、おそらく史上最も偉大なサイクリング・チャンピオンの一人だ。
ポール・セイシャスは、プロでの勝利はまだない。だが、パリ~カマンベールで2位。2025 ツアー・オブ・アルプス第5ステージでは、二コラ・プラドムに勝利を譲っている。
さらに2025 クリテリウム・デュ・ドーフィネで総合8位。ポテンシャルは非常に高い。タデイ・ポガチャルは2030年にUAE Team Emiratesとの契約が終わる。その時、ポール・セイシャスは23歳なのだ。
フランス国民期待の星となるのは間違いない。
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