2024 クラシック・ブルージュ～デ・パンネ　　フランダースクラシックのスプリントを制したのは?

ベルギーでおこなわれるクラシック・ブルージュ～デ・パンネ。Classic Brugge-De Panne(1.UWT)

レースタイトルはスポンサーの関係で毎年のように変わっている。

2017年までは、ブルッヘ〜デパンネ3日間レースだったが、2018年からワンデーレースに。

• 2018年　Driedaagse Brugge – De Panne ME (1.HC)
• 2019年　Driedaagse Brugge-De Panne ME (1.UWT)
• 2020年　AG Driedaagse Brugge-De Panne ME (1.UWT)
• 2021年　Oxyclean Classic Brugge-De Panne ME (1.UWT)
• 2022年　Minerva Classic Brugge-De Panne ME (1.UWT)
• 2023年　Classic Brugge-De Panne(1.UWT)

2021年までスポンサーだったオキシクリーンに代わって2022年からは、ミネルヴァがレースタイトルに加わっていた。

 

過去の優勝者

 

ブルージュ～デ・パンネ　　198.9km

 

ブルージュをスタートしてデ・パンネで43.9kmのローカルラップを3周。高低差は全くなく、スプリンターのためのクラシックだ。

怖いのは風だけど、スプリンターチームが逃げを許すはずもない。

 

注目のライダーは

 

スタート前

Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンのコメント

ティム・メルリエはすでに良い印象を残している。彼は倒すべき男の一人になるだろう。スプリンターズレースはスプリンターのワールドカップとも呼ばれているが、このレースはワールドツアーに属しており、そのステータスのおかげで若干上位にある。

 

Team dsm-firmenich PostNLのファビオ・ヤコブセンのコメント

このレースは短距離選手のためのワールドカップと呼んでいいでしょう。そして私は世界チャンピオンになりたい。 私は勝ちたい。確かにくすぐったい。通常、私はいつもシーズンの早い段階で勝つので、パフォーマンスを発揮することに熱心だ。

 

Soudal – Quick Stepのティム・メルリエのコメント

もちろんサンレモのジャスパー・フィリップセンには感銘を受けた。乾杯！

私は行かないという選択をしていた。私はそのグループにはいなかっただろう。私はそれを確信している。

 

Tudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレインのコメント

私はまだ、フィリップセンやメルリエのような地位には達していない。今年はティム・メルリエに次ぐ2位に4回も入っている。だが、今日は違う日だ。それを修正できれば幸いだ。

 

スタート前。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

すぐに逃げができそう。

 

3人の逃げ

スタートしてすぐに、3人が逃げている。

1.  ルカ・デ・ミースター (Bingoal WB)
2.  ビクトル・ヴェルクイー(Team Flanders – Baloise)
3.  トーマス・ガチニャール (TotalEnergies)

 

残り81.3km。集団は4分21秒差でTudor Pro Cycling Teamが引いている。

 

最大7分30秒あったタイム差は、残り57.5kmで2分48秒差に。

 

あっと落車。Lidl – Trekのシモーネ・コンソンニが巻き込まれている。

•  VANDEPITTE Nathan (Bingoal WB)
•  シモーネ・コンソンニ (Lidl – Trek)

 

シモーネ・コンソンニはスプリントに参加できるだろうか。

 

残り30.9km。集団のペースが上がる。

 

Lotto Dstnyのリアム・スロックが落車。

 

残り27.7km。集団が39秒まで迫ってきた。

 

残り24kmで先頭からトーマス・ガチニャールがアタック。

 

二人は追いつけない。

 

トーマス・ガチニャールは、早く捕まえてくれないかなあ～といった感じか。

 

残り19.2km。集団が迫る。

 

残り14.2km。一人となったことで、集団は余裕をもって追っている。

 

 

残り10.1kmでトーマス・ガチニャールは捕まる。

 

残り6.8km。集団のペースが上がってくる。

 

残り4.4km。Astana Qazaqstan Team、Israel – Premier Tech、Groupama – FDJが先頭に。

 

残り3km。

 

Team dsm-firmenich PostNLも上がってくる。

 

残り2.3km。

 

集団で落車。

 

ゴール前ではSoudal – Quick Stepが先頭に。

 

Lidl – Trekのエドワード・トゥーンスが先頭に立つ。シモーネ・コンソンニのリードアウトだ。

 

エドワード・トゥーンスのリードアウトが終わった。

 

 

先頭はBORA – hansgroheのダニー・ファンポッペル。ジャスパー・フィリップセンと、ティム・メルリエは、接触したけれど、クリアー。

 

ダニー・ファンポッペルをジャスパー・フィリップセンがまくる。

 

ジャスパー・フィリップセンが勝利を確信だ。

 

強い。ジャスパー・フィリップセンが、ミラノ～サンレモに続いて、スプリンタークラシックも制した!

 

これだけの混戦をリードアウトもなしで、やり遂げるのだからナンバーワンスプリンターの力量は違う。

 

ティム・メルリエは、手を挙げていたけど審議となるのか。

 

ゴールではかなりの差がある。

 

リザルト

ジャスパー・フィリップセンのコメント

ミラノ〜サンレモを制し、その4日後にはクラシック・ブルージュ〜デ・パンネも制しましたね。

おそらくこれが僕のベストフォームだ(笑)。でも、今日もうまくいってうれしいよ。決勝では全員がフレッシュだったから、良いチームワークだった。時には宝くじになることもあるけれど、幸いにもチームと一緒にうまくいった。

最後の1kmのスタートでは順位を落としていたが、ラモン・シンケルダムと自身の位置取りのおかげで順位を上げましたね。

順位を取り戻すことができたし、ティム・メルリエのホイールに乗ることができた。その後、ファンポッペルがトップを走っていて、僕は左側で彼を抜こうとしたんだけど、そこでティム・メルリエと接触してしまった。不運だったけれど、幸いにもいいスプリントができた。

左サイドにスペースがあるのは見えたが、ファンポッペルが何をしようとしていたのか予測できなかった。幸いなことに、何かが起こる前に足を静止させることができた。

だからこそ、素晴らしいスプリントができてうれしい。このようなスプリントでは頭を冷静に保ち、正しい決断を下さなければならない。新鮮であれば物事はうまくいく。

この春は大事な大会ばかりなので、いい勝利を収めたいと思う。すでに大成功を収めているので、それに伴うものはすべておまけにすぎない。

土曜日はこれまでで最高の脚を出しましたが、ここでは勝つために110％の力を発揮する必要はない。運と脚力も必要だ。

 

2位のティム・メルリエのコメント

スプリントを始めようとしたとき、後ろから押されたんだ。僕はダニー・ファンポッペルの左側に座っていたので、もうスペースがなかった。だから後ろに張り付いたんだ。

もしあそこを突き進んだら、ジャスパーがクラッシュバリアを越えてしまい、僕が加害者になっていただろう。でも、スプリントにはリスクが伴うんだ。

ゴール後にジャスパー・フィリップセンに何か言ってましたね。

最初の瞬間はジャスパーだとわからなかった。ほとんど失望だった。たぶん、僕は優秀すぎるかもしれないけれど、誰も殺したくはないんだ。

慌ただしいフィニッシュで、スプリントは簡単ではなかった。位置取りは常に非常に重要だが、風がなければスペクタルにはならない。にもかかわらず、かなりストレスがあった。

 

3位のダニー・ファンポッペルのコメント

彼のカードを抜いたからだ。でもサム・ウェルスフォードがスプリントしていいと言ったんだ。最初は “走らせよう “と思ったんだけど……でも、たとえ10位以内に入ることができたとしても、みんなに報いたいという気持ちもあったんだ。

最後のストレートで大きなクラッシュが起きそうになりましたが。

左の一番速い道をつかんだんだ。そこでジャスパーとティムがぶつかったんだ。結局、僕には数メートル長すぎたけど、彼らはワールドクラスだ。だから、特にチームにとっては誇りに思うよ。僕たちは懸命に働いた。