2022ヨーロッパ選手権は、ドイツのミュンヘンで開催。39か国の選手が様々な競技で戦っている。
1995年から選手権は開催されているが、エリートロードは2016年から始まっている。
これまでの優勝者は
- 2021 ソンニ・コルブレッリ
- 2020 ジャコモ・ニッツォーロ
- 2019 エリア・ヴィヴィアーニ
- 2018 マッテオ・トレンティン
- 2017 アレクサンダー・クリストフ
- 2016 サガン
ソンニ・コルブレッリは、心臓に除細動装置を入れているので走れない。ソンニ・コルブレッリの後を継ぐ今年のヨーロッパ王者は誰になるだろう。
ムルナウ~ミュンヘン 207.9km

コースプロフィール photo munich2022
ムルナウをスタートしてアルプスのような綺麗な丘陵地帯を走る。後半にかけて下っていき、ミュンヘンでは13kmのローカルラップを5周。
周回コースには、18以上の直角カーブとトンネルなど危険な箇所がある。登りも少しあり、旧市街を走るコースはカーブでの位置取りが大切になりそうだ。
- 山岳ポイント ケッセルベルグ 5.1km・4.9%
- 山岳ポイント ユーラスバーグ 1km・10.4%
注目される各国の選手は
-
Belgium ティム・メルリエ
-
France アルノー・デマール、ブライアン・コカール
-
Netherlands ファビオ・ヤコブセン
-
Spain イバン・ガルシア
-
Italy エリア・ヴィヴィアーニ、マッテオ・トレンティン、フィリッポ・ガンナ
-
Denmark マッズ・ピーダスン
-
Norway アレクサンダー・クリストフ
-
Germany パスカル・アッカーマン、ジョン・デゲンコルプ
-
Ireland サム・ベネット
スタート前

ナショナルジャージを着ているので誰だかわからないな。
74番は、サム・ベネット。74番はニルス・ポリッツ。二人はBORA – hansgroheのチームメイト。

オフィシャルスタートから二人がアタック。誰も反応しないぞ。
- ルーカス・ペストルベルガー オーストリア
- シルヴァン・ディリエ スイス

一人追走に。アルバニアのライダーだ。

さらに後方から二人が追っている。
- NUHA Blerton (Kosovo)
- JANUŠKEVIČIUS Mantas (Lithuania)
- VELIA Olsian(Albania)

追走からアルバニアのライダーが切れてしまった。追走も前の二人に追いつくのかな?

追走二人は先頭と1分30秒のタイム差。
- NUHA Blerton (Kosovo)
- JANUŠKEVIČIUS Mantas (Lithuania)
山岳ポイント ケッセルベルグ 5.1km・4.9%

先頭二人は、応援してくれる人にしっかりと手を振って通り過ぎる。

追走していたライダーは集団に吸収される。

追走は一人だけに。そろそろ集団に吸収される。

集団先頭を引くのはベルギーチームのルーン・ヘレゴッツ(Sport Vlaanderen – Baloise)。2023年からIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxに移籍する。
ベルギーは今回7名。Lotto Soudalからは誰も乗っていない。優勝すれば250ポイントのUCIポイントを獲得できるのに何故だろう。

先頭二人は応援してくれるファンに手を振るシーンが多数見られる。

集団牽引は、ドイツ、フランス、ベルギー、スペイン、オランダが行っている。残り159kmで2分19秒差。

BORA – hansgroheで走るルーカス・ペストルベルガーは2017ジロ・デ・イタリア第2ステージで勝利して1日だけどマリアローザも着用している。オーストリア王者には2012、2018年の2回なっている。

Alpecin-Deceuninckで走るシルヴァン・ディリエも2017ジロ・デ・イタリア第6ステージで優勝。スイス選手権ロードには2017、2021年の2回優勝。32歳のベテランライダーだ。

石畳の登りでクラッシュ。普段はIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxで走るルディ・バルビエ。かなり痛そうにしている。後で集団に追いついている。
山岳ポイント ユーラスバーグ 1km・10.4%

二人で並走して登りを上がる。タイム差は3分15秒と広がっている。

集団はイタリアチーム先頭で登る。

マッテオ・トレンティン、ミッケルフレーリク・ホノレ、ブライアン・コカール、ジョン・デゲンコルプ、ニルス・ポリッツ、ベルト・ファンレルベルフなどが登りで前に。

登りで追走が出来上がったか。
- ドリース・デポンド ベルギー
- ルイ・オリヴィラ ポルトガル
- マルコ・ハーラー オーストリア
- ヤン・トラトニク スロベニア

追走は二人となり集団も近づく。
- マルコ・ハーラー オーストリア
- ヤン・トラトニク スロベニア

だめだ、ヤン・トラトニクも捕まった。

先頭二人は1分のタイム差でミュンヘンのサーキットに帰ってきた。
残り5周

残り5周回へ。

残り62km。タイム差は1分を切っており、あと何周逃げれるか。
残り4周

じわじわと先頭を追い詰めていく。

先頭から3列目くらいにいたパスカル・アッカーマンが落車。フェンスにぶつかってしまった。これはもうスプリント出来ない。

パリの凱旋門に良く似ている。
残り3周

残り3周回に。

残り33km。30秒まで迫られてきた。

10秒差となって後ろに集団が迫る。

二人は健闘をたたえ合う。

二人は、集団に吸収された。

まさに、ミュンヘンの凱旋門。

残り15km。先頭はベルギーチームが固めている。

さあ、ラスト周回に向かっていく。

フランスは、アルノー・デマールのために先頭で位置取り。

残り6.5km。ドイツが先頭に。パスカル・アッカーマンは戻ってないのでジョン・デゲンコルプで勝負だ。

落車だ。

さあ、スイスチームのシュテファン・ビッセガーがアタック!

だめだ。シュテファン・ビッセガーは捕まる。

オランダが右から上がってきた。

イタリアが先頭を固める。

イタリアのフィリッポ・ガンナ先頭で回る。

イタリア先頭だ。

マッテオ・トレンティンが先頭を引く。

あ~、イタリアが崩壊。エリア・ヴィヴィアーニは、あわてて列車を切り替える。ベルギーが先頭に。

ベルギーがトレインをつくり、ベルト・ファンレルベルフがティム・メルリエを引いている。

ベルギーのティム・メルリエがスプリント開始!

ティム・メルリエ先頭だが、右からファビオ・ヤコブセンが上がってきた!

さらに、アルノー・デマールがきたぞ~!

ダニー・ファンポッペルが勝利を確信してゴール前に手を上げる!

勝ったのはファビオ・ヤコブセンだ~!
完全に最後は抜け出したファビオ・ヤコブセンが快心の勝利だ。2位には追いこんだアルノー・デマール。3位は先行したティム・メルリエ。
リードアウトしたダニー・ファンポッペルも4位に食い込んでいる。これで、ファビオ・ヤコブセンは1年間ヨーロッパチャンピオンジャージを着て走ることが出来る。
オランダのユニフォームは、オレンジから白に。これはオランダ自転車連盟が27年間使用していた、Bioracerが脱退してAGUに変わったため。
Bioracerは、INEOS Grenadiersのスポンサーに焦点を移している。
リザルト

ファビオ・ヤコブセンのコメント
スリップストリームから来たんだ。超強力なチームで、みんなでやっている。最後の2周で順位を上げた。みんなが完璧なターンをしてくれたが、それが前にいるために必要だったんだ。
ダニー・ファンポッペルは、本物のリードアウトであることを示している。彼は本当にティム・メルリエのホイールをオフにしてくれるし、僕はそれを乗り越えることができるんだ。
みんなプロで、やる気がある。私は勝てる、彼らはそれを知っている。だから、とてもありがたいことなんだ。
さあ、パーティーだ。
オランダ人選手としては1985年のヨープ・ゾエテメルク以来、ヨーロッパまたは世界選手権の男子ロードレースで金メダルを獲得した最初の選手となりましたね。
彼の後継者になりたい。

| Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
|---|---|---|---|---|
| 1 |
JAKOBSEN Fabio
|
Netherlands | 250 | 4:38:49 |
| 2 |
DÉMARE Arnaud
|
France | 200 | ,, |
| 3 |
MERLIER Tim
|
Belgium | 150 | ,, |
| 4 |
VAN POPPEL Danny
|
Netherlands | 125 | ,, |
| 5 |
BENNETT Sam
|
Ireland | 100 | ,, |
| 6 |
MEZGEC Luka
|
Slovenia | 90 | ,, |
| 7 |
VIVIANI Elia
|
Italy | 80 | ,, |
| 8 |
KRISTOFF Alexander
|
Norway | 70 | ,, |
| 9 |
ABERASTURI Jon
|
Spain | 60 | ,, |
| 10 |
PEDERSEN Mads
|
Denmark | 50 | ,, |
| 11 |
DAINESE Alberto
|
Italy | 40 | ,, |
| 12 |
LAAS Martin
|
Estonia | 35 | ,, |
| 13 |
EINHORN Itamar
|
Israel | 30 | ,, |
| 14 |
LIEPIŅŠ Emīls
|
Latvia | 25 | ,, |
| 15 |
ANIOŁKOWSKI Stanisław
|
Poland | 20 | ,, |
| 16 |
OLIVEIRA Rui
|
Portugal | 15 | ,, |
| 17 |
BOHLI Tom
|
Switzerland | 10 | ,, |
| 18 |
BAUHAUS Phil
|
Germany | 5 | ,, |
| 19 |
HALLER Marco
|
Austria | 5 | ,, |
| 20 |
NEUMAN Dominik
|
Czech Republic | 5 | ,, |
| 21 |
LUDVIGSSON Tobias
|
Sweden | 5 | ,, |
| 22 |
PRIES Cedric
|
Luxembourg | 5 | ,, |
| 23 |
HONORÉ Mikkel Frølich
|
Denmark | 5 | 0:03 |
| 24 |
VAN LERBERGHE Bert
|
Belgium | 5 | ,, |
| 25 |
PELLAUD Simon
|
Switzerland | 5 | 0:05 |
| 26 |
SCHÖNBERGER Sebastian
|
Austria | 5 | 0:08 |
| 27 |
BAYER Tobias
|
Austria | 5 | ,, |
| 28 |
SEFA Ylber
|
Albania | 5 | ,, |
| 29 |
THEUNS Edward
|
Belgium | 5 | ,, |
| 30 |
HOFSTETTER Hugo
|
France | 5 | ,, |


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