世界選手権U23の2016年チャンピオンのクリストファー・ハルヴォルセンがEF PRO cyclingからUno-X Pro Cycling Teamに移籍する。
ワールドツアーからプロチームへの降格となる。だが、クリストファー・ハルヴォルセンはチームイネオスから2年契約でEF PRO cyclingに移籍したはず。
2年契約でUno-X Pro Cycling Teamに移籍
クリストファー・ハルヴォルセンはコンチネンタルチームのTeam Joker Icopalから2018年からチームスカイに移籍。
2019年にも2勝をあげており、力のある選手であることは間違いなかった。だが、イネオスではスプリンターの活躍できる場所は少ない。
たとえ、有望なスプリンターでも居場所がない。それはかってチームに在籍していた、エリア・ヴィヴィアーニやマーク・カヴェンデッシュを見ればわかる。
彼らには、グランツールでスプリンターのためにアシストを連れて出場出来ることはなかった。
クリストファー・ハルヴォルセンの場合も同様で、将来的に自分のためのレースが出来ることは少ない。そのため、EF PRO cyclingに移籍。
チームは彼のためのチーム編成も考えていた。チームには48勝をあげているサーシャ・モードロがいたが、彼は2年間腸内細菌に苦しんでおり、勝利がなかった。
クリストファー・ハルヴォルセンはサーシャ・モードロの代わりでもあったのだ。
ロックダウンが原因
実際、EF PRO cyclingに移籍してからは、ツアー・ダウンアンダーでもトップ10フニッシュをしており、普通にレースをしていた。
最後に走ったのは、3月1日のクールネ〜ブリュッセル〜クールネで11位でフニッシュしている。
彼の場合、レースでスケジュールが埋まっていないと駄目なタイプらしい。目標がないのにトレーニングを続けるのは難しい。だが、そこはプロだ。
チームとしては、やる気のない選手をおいておけるほど経営状態が安定している訳ではない。まして、勝利が上げられないのでは。
彼が1年早く契約を解除されるのは、モチベーションをなくして、レースをしていないことが原因のようだ。
精神的にレースが全くできなかった訳ではないようで、10月のジャパンカップには来日が決まっていた。
だが、時すでに遅しだ。
クリストファー・ハルヴォルセンの場合には、母国のノルウェーのチームに戻るので来シーズンからは安定するだろう。
また、活躍してワールドツアーで走る姿を期待しておこう。
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