マチュー・ファンデルプールは、過去6年間ディーゲムで負けたことがない。
3年振りに開催されたディーゲムで、マチュー・ファンデルプールは7連勝をかけてスタートした。
ディーゲムを遊び場としていた、マチューは2周目のサンドボックスを乗ったままクリアーしてリードを奪う。
そのまま、ワウト・ファンアールトとトム・ピドコックを置き去りにしたかと思われたが….。
コースの中の見えない敵
マチュー・ファンデルプールは、ユースとプロの両方のキャリアにおいて、過去10年間ディーゲムで負けたことがない。
しかし今回は、ワウト・ファンアールトとトム・ピドコックとのコンビに追い上げられてしまった。今にして思えば、彼は言い訳をしたいわけではなかった。
ディーゲムは、マチューの遊び場だったが、そのおもちゃが他の人に取られてしまった。というのが、彼の率直な感想かもしれない。
マチュー・ファンデルプールは、ゴール後のインタビューで以下のように敗因を語る。
私は十分ではなかった。それでも最初のうちは頑張ったんだ。主に砂のパスをうまく利用した。しかし、その差を維持するための足がなかった。
この後も試したが、長い道のりでは向かい風が吹いていて、特にそれを感じた。
3回連続のクロスで疲労が蓄積されたのでしょうか?
それは他の3人も同じだ。ディーゲムでのシリーズ(6連勝)が終わってしまうのは残念だが、いつかは終わらせなければならなかった。今は休んで、ローエンハウトでまた頑張る!
前半からトップを独走したけれど、二人で先頭交代して追ってくるワウト・ファンアールトとトム・ピドコックが有利となってしまった。二人は、終盤追いついてから力を発揮した。
得意のサンドボックスで、乗ったままクリアー出来ず押した場面でワウト・ファンアールトと差がついてしまった。
向かい風を一人で受けて走るのと、追いつかれたことによる精神的なプレッシャーもあっただろう。記録はいつか破れてしまう。
次は今年最後のレース、12月30日のローエンハウトだ。最後に勝つのはだれだろう。
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