自転車界の頂点に立つ男、タデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates)。
圧倒的な強さだけでなく、その人間性でも多くのファンを魅了する彼が、また一つ心温まる行動を見せてくれた。
2026年1月4日、ポガチャルは昨年亡くなった19歳のイタリア人選手、サムエレ・プリヴィテラの追悼ライドに参加した。
悲劇の事故から半年、「Ride for Privi」

タデイ・ポガチャルのストリーミングより
Hagens Berman Jaycoに所属していた才能ある若手、サムエレ・プリヴィテラ。
彼は、イタリアのU23レース、2025ジロ・デッラ・ヴァッレ・ダオスタ(Giro Ciclistico della Valle d’Aosta – Mont Blanc (2.2U)での下り坂での落車事故により、わずか19歳でこの世を去ってしまった。
事故から約半年が経ったこの日、彼を偲ぶためのメモリアルライド「Ride for Privi」がイタリアで開催され、そこに世界チャンピオンであるポガチャルの姿があった。
彼はアスビョルン・ヘレモース(Asbjørn Hellemose)ら他の選手たちと共にペダルを漕ぎ、亡き友に最後のリスペクトを捧げた。
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ポガチャルとプリビテラへの想いは、これが初めてではない。2025 ツール・ド・フランス期間中に訃報を聞いたポガチャルは、第12ステージ(オタカム)で勝利した際、フィニッシュラインで天を指差し、その勝利を彼に捧げた。
「朝起きて最初に読んだのが彼の訃報だった。今日は彼を想って走った。この勝利は彼の家族に捧げる。サムエレのご家族に心からお悔やみを申し上げる。
このスポーツは最高だが、最も残酷なものでもある。 彼が安らかに眠り、彼の名前が忘れ去られることがありませんように…🤍 🕊️」
当時のインタビューでそう語っていたポガチャル。 今回のライド参加は、その時の言葉が一時的なパフォーマンスではなく、心からの敬意であったことを改めて証明するものとなっている。
「彼が決して忘れられることのないように」。 世界王者の優しさが、悲しみに暮れる自転車界に温かい光を灯している。



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