ロックダウンによって、Zwiftなどの室内トレーニングは過去最高に盛り上がっている。
新たにローラートレーニングを始めた人も沢山おられるはず。交通事故の危険性はないし、いくら全開でもがいても落車する心配もない。
寒い、暑いも関係ないし、冬とかウェアを沢山着る必要もない。これほど良いトレーニングはないでしょう。
私も興味があってZwiftやりたかったけど、ローラーで全開でこぐと膝が一発で故障するので泣く泣く断念。まあ、もっともローラーでは時間もたないし集中力も続かなかったんですけど(^^;
今回は、そんなZwiftのオーバートレーニングに関するお話。
オーバートレーニングの可能性
Dec 9th. @UCI_cycling Esports World Championships on Zwift. Winner takes the 🌈. #Watopia2020
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— Zwift (@GoZwift) November 23, 2020
最初に断っておくと、Zwiftが悪いと言っている訳ではないので誤解のないように。
ここでは、アイルランドのトライアスロンコーチ、ショーン・マクドネル(Sean McDonnell)の元に送られた質問に対する回答を見てみることに。
ショーン・マクドネルは、あるアスリートからE-Racingやバーチャルレースの新革命のトレーニング方法についての問い合わせのメールを受け取った。
私は、週に5~6日30分から80分のZwiftのレースをしてます。だけど、最初にレースを始めた時のようには上達していないように感じている。
最近、自分のパフォーマンスレベルが低下しているように感じていて、よりハードなトレーニングをして、これらのレースがもたらす “痛み “に慣れようとしています。
これは正しいですか?
と、言ったような内容の質問。
これに対してショーン・マクドネルの考えは。
Zwiftのようなプラットフォームは、アスリートの競争力を高める絶好の機会。
始める前に、誤解させたくありませんが、Zwift は優れたツールになる可能性があり、レーシングプラットフォームとして使用されることに何の反対もありません。
オーバートレーニングというと、多くの人は週に20時間以上トレーニングをしているアスリートや、いつも道路に出ている人を思い浮かべるでしょう。
オーバートレーニングの最大の原因は、必ずしも多くの時間を大量にこなすことではなく、むしろ強度管理が悪いことにある。
言い換えれば、オールインで、常に全ての時間を全力で運動していることに問題がある。
強度管理を適切に
STAGE TWO IS CALLING! Join today’s Stage Lemonhaze of our FOCUS rides – Colours of PARI challenge on @GoZwift! You can ride one of our races or the VIP group ride with @fontanaprorider. Track and the race times 👉 https://t.co/KJTSVo706V
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私に連絡してきたアスリートは、週に5~6日はZwiftでレースをしていて、レース時間は30分から80分だと言ってました。”痛み “に慣れる必要があると信じている。
これは、大きな間違い。
このようなバーチャルレース(ほとんどの短い期間のレースや、一部の人が頻繁に行う高強度トレーニング)の問題点は、ライダーが期間の約90%を乳酸/無酸素性作業閾値に非常に近い時間で過ごす必要があること。
これは明らかに選手に大量の負荷がかかり、全体的なトレーニング負荷に大きく影響することになる。
これを週に複数回繰り返すことは、体が十分な回復時間を持っていないので、オーバートレーニングの道に自分自身を送る確実な方法となっている。
基本的に、週に複数回これらのレースを繰り返すことで、倦怠感の穴を掘り下げている。
オーバートレーニングは数週間で治るが、重度の場合は完全に回復するまでに数ヶ月から数年かかることもある。
たまにはこれらのレースを楽しんでください。しかし、現状ではハードにプッシュしすぎることで、現実の世界で良いレースをするチャンスを捨ててはいけません。
重要なヒント:ほとんどの時間は、それを簡単に保つ。経験則としては、セッションの80%を低強度にして、パフォーマンスが向上するのを見ること。
オーバートレーニング、慢性疲労と言えば、昨年のミカル・クウィアトコウキーがそうですね。2019ツールでも後方でヒラヒラしてましたから。
まあ、私のように全く追い込まない(追い込めない)人は、あんまり関係ないですけど、バーチャルレースばかり、やり過ぎている人は注意が必要ですね。
自分のパフォーマンスが上がっているのか、確認することも必要でしょう。
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