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ワールドカップシクロクロス第3戦の勝者は? マチュー・ファンデルプール1強時代が崩れるか?

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photo UCI Cyclocross twitter
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前日のスーパープレスティージュュ第7戦 ヒュースデン・ゾルダーでは、スタートからトム・ピドコックが落車に巻き込まれて後退。

エリ・イーゼルビットは脱臼してしまいリタイヤ。

そして、ワウト・ファンアールトはパンクに落車で2位となっている。ライバルが次々と脱落することにより、マチュー・ファンデルプールは早くから独走。そのまま勝利した。

だが、今日のワールドカップ第3戦は泥の戦いとなる。誰が勝つかわからないだろう。

 

 

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ワールドカップシクロクロス第3戦 デンデルモンデ

コースマップ photo uci

 

オランダ・ベルギーは冬の嵐ベラに襲われており、レース前に続行されるかどうか主催者による話し合いも行われた。

この大会のために作られた橋は使わないことになっている。これは残念だが安全を考えるとしかたない。

 

photo UCI Cyclocross twitter

飛ばないように、しっかりと固定してある。コースはこれにより一部変更となっている。かなりの泥の道となっており、バイクをかついで走っていても足が埋まるくらいだ。

 

女子エリート

photo tz-cyclingストリーミングより 以下同様

スタートから雨が降っており、状況は大変に悪い。先頭はセイリン・アルバラードとデニス・ベッセマが争う展開。

 

先頭は昨日優勝のルシンダ・ブラツトに変わる。2番手にセイリン・アルバラード。1周目のスタート・ゴール地点では雨でカメラが曇ってみえないほど。

 

2周目で、トップ二人が激しく争う。この後、セイリン・アルバラードがトップに立つ。

 

物凄い泥で、一度足が埋まると抜けなくなってしまうほど。これは大変だ。

 

世界チャンピオンは、泥の部分もバイクに乗車したまま走る場面もあり、バイクをかついで走るルシンダ・ブランドを引き離している。

 

一時10秒のタイム差があったが、またルシンダ・ブランドが背後に迫る。

 

かついだほうが速いのか、ルシンダ・ブランドが前に出る。

 

世界チャンピオンは、足が泥に埋まってしまい少し間があく。もう、両者共にうまく走れる所が少なくなっていく。

 

アルバラードは、カーブでこけてしまい、この隙にルシンダ・ブランドがスパートをかける。

 

2位には、アメリカチャンピオンのクララ・ホンシンガーが上がってくる。やはり、彼女の実力は本物だ。

 

ルシンダ・ブラツトはリードを保ったまま勝利。前日のナミュールに続いての連勝。

2位にはアメリカチャンピオンのクララ・ホンシンガーがワールドカップ第2戦に続いて、またも2位に入っている。世界チャンピオンを抜いての2位は凄いことだ。

 

リザルト

  1. ルシンダ・ブランド(Telenet Baloise Lions) +45:27
  2. クララ・ホンシンガー (Cannondale Cyclocrossworld.com) +0:15
  3. セイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix)  +0:24

 

男子エリート

いよいよ男子エリート。雨は降り止んでいる。

女子のレースで足が埋まるほどだった泥区間はカットされた。コースは修正されているけど、コンデションが悪いのは変わりない。

 

昨日パンクしてしまったワウト・ファンアールトは雪辱に燃えているだろう。

 

マチュー・ファンデルプールはスタートダッシュから先頭を譲らない。ワウト・ファンアールトも良い位置につけている。

 

ワウトはカーブでバイクが絡んでしまい順位を落としてしまう。これは、昨日に続いて不運を予感させるものだったのか?

 

皆がバイクを担ぐ中、マチュー・ファンデルプールは乗ったまま泥区間をクリアーしてしまう。

 

ワウト・ファンアールトは早くも3位まで順位を上げてくる。4位にはトム・ピドコックがしっかりとついている。

 

2周目でワウトが先頭に立つ。7名のパックになっているが、この後、マチューとのランデブーになっていく。少しずつ後続は離れていく。

 

今日のワウトは力強い。泥区間でもガンガン乗ってクリアーしている。しばらく先頭は譲らない感じだ。

 

ワウト・ファンアールトは、マチュー・ファンデルプールを引き離し始める。今日のワウトは手がつけられないか。

 

ワウトは3周目でマチューに対して25秒のタイム差をつける。徐々にタイム差は広がっている。これは追いつく感じではない。

 

タイム差は6周目で1分35秒まで広がる。3番手は、トーン・アールツが追っているがおいつくことはないだろう。

 

今日のワウト・ファンアールトの走りは圧勝と言って良い。マチュー・ファンデルプールにここまでタイム差をつけて勝利したのは今シーズン初めてだ。

完全にシクロクロスのモードに入っており、過去3度の世界チャンピオンの力を存分に発揮している。

マチュー・ファンデルプールとシクロクロスでのライバル関係を復活したいと言っていたが、有言実行でクリスマスシーズンで達成した。

これは、世界選手権もどちらが勝つかわからない状態になってきたかもしれない。面白いシーズンになりそうだ。

あとは、ワウト・ファンアールトの子供さんが生まれるタイミングでレースに出れない時があるかもしれない。予定では世界選手権前に生まれるそうですけど、こればっかりはわからないですからね。

 

リザルト

  1. ワウト・ファンアールト(Jumbo-Visma) 1:02:07
  2. マチュー・ファンデルプール(Alpecin-Fenix)  +2:49
  3. トーン・アールツ(Telenet-Baloise) +3:06
  4. マイケル・ファントーレンハウト +3:42
  5. ローレンス・スウェーク +3:58
こちらはフル動画

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