2024 ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第4ステージ　タイムトライヤルトップは、レムコかワウトか?

ヴォルタ・アン・アルガルヴェは、この第4ステージが非常に重要となる。

最終第5ステージも上りゴールだけど、2.5kmと短い。個人タイムトライヤルでトップに立った選手が総合優勝にもっとも近くなるのは間違いない。

 

第4ステージ アルブフェイラ – アルブフェイラ  22km

 

海辺のリゾート、アルブフェイラまでの往復22kmの個人タイムトライヤル。コースには起伏があり、800mで約8%の上りが含まれている。

フラットでは、ないけれどもパワーライダーならば克服できるだろう。

 

ゲラント・トーマス　 INEOS Grenadiers

ゲラント・トーマスは、調整中だ。

 

ゲラント・トーマスのタイムは、29分3秒。

 

アイザック・デルトロ　UAE Team Emirates

UAE Team Emiratesの売り出し中の新人アイザック・デルトロが第1計測、第2計測共に1位通過。

 

27分46秒で暫定トップにたった。

 

フィリッポ・ガンナ　 INEOS Grenadiers

フィリッポ・ガンナは第1計測でトップのアイザック・デルトロのタイムを更新。9分15秒で通過。

 

フィリッポ・ガンナは第2計測、21分2秒で暫定トップ。

 

しかし、ゴールは27分56秒でアイザック・デルトロに負けて暫定2位に。まだ、フィリッポ・ガンナも調子は上がっていないようだ。

 

マティア・カッタネオ　Soudal – Quick Step

マティア・カッタネオは、27分55秒と暫定3位となる。

 

マグナス・シェフィールド　 INEOS Grenadiers

TTは得意なマグナス・シェフィールドがスタート。

 

マグナス・シェフィールドは、第1計測9分10秒とトップタイム更新。

 

マグナス・シェーフィールドがアイザック・デルトロの記録を抜いた。27分25秒。av48.12km/h。

 

シュテファン・キュング　Groupama – FDJ

シュテファン・キュングがスタート。

 

TT中に下を向いて走ることは、もうないだろう。

 

シュテファン・キュングは、27分46秒と暫定2位に。

 

ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike

タイムトライヤルにかけているワウト・ファンアールト。

 

だが、ワウトのタイムは第1計測9分25秒。第2計測21分22秒とふるわず。

 

ゴールタイムは、28分9秒。

 

トム・ピドコック　 INEOS Grenadiers

ツールを狙うピドコックのTTのタイムはどうだろうか。

 

ピドコックは、トップ20にもはいらず。

 

セップ・クス　Team Visma | Lease a Bike

ツール・ド・フランスの準備を始めているというセップ・クス。TTの改善はマストだ。

 

だが、ゴールタイムは28分47秒とタイムを落としている。

 

レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step

さあ、世界王者の登場だ。どんなタイムを出してくるのか。

 

まずは、注目の第1計測だが、9分5秒とマグナス・シェフィールドの記録を5秒も上回っている。

 

上りもダンシングで軽やかにこなす。

 

残り2kmのゲートをくぐる。ここまでマグナス・シェーフィールドの計測タイムをすべて破っている。

 

ゴールタイムは、27分9秒と圧倒的だ。

 

ダニエル・マルティネスの記録待ちだけど、間違いなく総合トップにも立っている。

 

ダニエル・マルティネス　BORA – hansgrohe

ダニエル・マルティネスがスタート。

 

ダニエル・マルティネスは、28分00秒でゴール。この結果、ステージ優勝と総合トップをレムコ・エヴェネプールは獲得した。

世界TT王者の力を十二分に披露してくれた。

 

リザルト

レムコ・エヴェネプールのコメント

まずはトップの座を守りたい。でも、イエローはもっと重要。もう1つステージ優勝があるかどうか見てみるよ。

これは完璧なタイムトライアルだったのだろうか？

勝つときはいつも完璧なタイムトライアルだ。スタートからいい感じだった。月曜日、クラシカ・デ・フィゲイラの後に到着して、コースをよく探ったから。また、今朝はすでに3周したしね。

すべてのコーナーを暗記していた。かなりテクニカルで、道路に段差や穴がたくさんあったからだ。コーナーも狭かったから、リスクを冒してもいいところとそうでないところを把握しておく必要があった。フォローカーからの完璧なコーチングもあったし、今朝の準備も完璧だった。

 

2位のマグナス・シェフィールドのコメント

ガッカリしているけれど、いい意味でのガッカリだと思う。

今回のタイムトライアルですでにレムコに肉薄していると思う?

そうだね。アップダウンの激しい、ユニークなコースだったと思う。ひとつのタイプに特化したタイムトライアルではなかった。強いタイムトライアリストがたくさんいたけれど、レムコの走りは印象的だった。

タイムトライアルは楽しい?

とても楽しいよ。少なくともプロセスはね。バイクの上では苦しみが多いから、必ずしもそれを楽しんでいるわけではない。でも、何かに集中し、何かを微調整し、そのプロセスに没頭することは、大きな満足感を与えてくれる。タイムトライアルのトレーニングにはかなり力を入れたから、ここで結果を出したかった。あと一歩だったけれど、十分ではなかった。

タイムトライアルバイクでの目標は?

チューリッヒでのワールドカップは間違いなく大きな目標だが、特にオリンピックだ。アメリカチームに入りたい。オリンピックは4年に1度しかないから、僕にとってはとても大きな目標なんだ。2028年のロサンゼルス・オリンピックもそうだ。

 INEOS Grenadiersには、フィリッポ・ガンナを含む、より多くのトップタイムトライアリストが参加してますね。

それは良い競争を生み出す。私たちはお互いにモチベーションを高め、お互いをプッシュし合う。数週間前、デニアで一緒にトレーニングしたんだ。トム・ピドコックのようなクラス分けライダーでも、タイムトライアルに集中することはとても重要だ。だから、純粋なタイムトライアル選手にとってだけ重要なことではないんだ。

 

第5ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞