ローハン・デニスがライバルチームのイネオスから、Team Jumbo-Vismaに加わったのは驚きだった。
チームとしては、引退した4度の世界TTチャンピオンのトニー・マルティンの後釜に据えるつもりだろう。山岳でもアシスト出来るローハン・デニスの到着はチームにとって大きな後押しだ。
ローハン・デニスは、チームプレゼンテーションでイネオスから移籍した理由について語っているので聞いてみよう。
リードするチームに
ローハン・デニスは、Team Jumbo-Vismaに比べて「後塵を拝している」と言うイネオス・グレナディアーズにこだわるよりも、技術革新をリードしているチームに所属したいと語っている。
このチームは、本当によくやっているんだ。
イネオスにいたとき、彼らがJumbo-Vismaの真似をしていることに気づいたんだ。なぜ、フェンスの向こうのチームの真似をしているチームに入りたいのか?
基本的には、技術的に優れたチームであるという理由から、ここに移籍したいと思ったんだ。体制もよさそうだしね。
また、2011年にラボバンクに所属していた頃の、セミ・スタート地点に戻った。あの時はコンチのチームだったから、ちょっと違うんだ…いやかなり違う。
でも、いい移動だと思うし、とても興奮しているよ。このスポーツでは、通常1つか2つのチームが、1パーセントか5パーセントのプラスアルファを見つけようと必死になっているものだが、現在その筆頭がJumbo-Vismaなんだ。
イネオスがマネをしているという意味については良くわからない。イネオスのローハン・デニスの起用についても不満があったのかもしれない。
2020ジロでテイオ・ゲイガンハートを助けて、大活躍したのに2021年にはグランドツアーに呼ばれることもなかった。
出場機会を求めて移籍したのではないかな。それと、SNSでの不要な投稿や精神的な問題もあるのかな。
チームの重要な要に
Team Jumbo-Vismaの経営陣は、ローハン・デニスのことを「夢の人材」と評している。これについてローハン・デニスは以下のように語る。
そのレッテルを貼られると、ちょっとプレッシャー。でも、チームにおける自分の重要性を認識させてくれるし、ただここに来て楽しめばいいというものでもないんだ。
楽しむだけでなく、チームにおける自分の重要性を認識させてくれる。
プロとしてのキャリアを全うし、さらにその前も、ここまで来るために働いてきた。そして、世界最高のライダーのひとりになることが、常に目標だったんだ。
チームでの大きな目標は、実際にツール・ド・フランスに参加することだ。そして、勝つ可能性のあるチームの一員になりたいと心から思っている。
旧友のタデイ・ポガチャルに勝てるようなチームになるよう頑張る。彼のことは好きだけど、彼はライバルだ。
ローハン・デニスの到着は、ツール制覇を目指すプリモッシュ・ログリッチには朗報だ。
タデイ・ポガチャルは若いし、強くなる一方だが、その牙城を崩すアシストのローハン・デニスの走りに期待したい。
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