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ツアー・オブ・アルプス第2ステージ 1級山岳を含む山岳ステージで総合が大きく動く

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photo tourofthealps.ec
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第1ステージでは、手首骨折からの復帰レースでジャンニ・モスコンが優勝。

モスコンは久々の勝利となる。今日は本格的な山岳ステージで、ジロを占う上でも注目されるステージだ。

誰が、総合トップにたつだろうか?

 

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第2ステージ インスブルック~ファイヒテン・イム・カウナータール 121.5km

第2ステージ photo tourofthealps.ec

 

インスブルックをスタートして最初の50kmは平坦路。その後最初の2級山岳(登坂距離8.1km・平均勾配6.3)に登る。

標高は1,559mなので、昨日と同じように雪が降る可能性もある。続いて1級山岳(登坂距離6.5km・平均勾配9.4%)に登る。

最後の登りには山岳ポイントはないが、フィニッシュ前の6〜3 kmで、最大勾配12%になるところもありかならず総合ライダーのシャッフルがあるだろう。

獲得標高は2,500mになる。

 

逃げは6人

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

今日の気温は10度。ただ、1500m級の山岳ポイントでは寒いでしょうねえ~。

 

リアルスタート直後からアタック開始。

 

すぐに、逃げたいメンバーが前方に集まって今日の逃げは簡単に決まる。

 

   

逃げているのは6人。

  1. THOMPSON Reuben (Groupama-FDJ)
  2. Van Rensburg (Qhubeka-ASSOS)
  3. VACEK Mathias(Gazprom-Rusvelo)
  4. BAIS Davide (Eolo-Kometa),
  5. Hulgaard (Uno-X Pro Cycling) 
  6. ENGELHARDT Felix(Tirol)

 

集団はイネオスが引いている。リーダージャージのジャンニ・モスコンは一番後ろにいる。どこまで山岳で持つのだろうか?

イネオスのメンバーは

  1. .バベル・シヴァコフ
  2. セバスティアン・エナオ
  3. ダニエル・マルティネス
  4. ジャンニ・モスコン
  5. サルバトレーレ・プッチョ
  6. レオナルド・バッソ
  7. イバン・ソーサ

 

2級山岳頂上手前500mから、トンプソン・ルーベン(Groupama-FDJ)がアタック。まだ、20歳の若者だ。

 

後方からBAIS Davide (Eolo-Kometa)が追いつき、二人で走り出す。後方のメイン集団とは残り45kmで2分23秒のタイム差。

 

二人は2級山岳を下り終えて、残り31.1kmとなる。タイム差は2分18秒。

後方には先頭からちぎれた3人が追っているが、先頭から30秒遅れている。

 

1級山岳に登り初めて、アルケア・サムシックが先頭に出てナイロ・キンタナを引き始める。

 

まだ、登り初めて少しなのだけど、後方に集団が見えてきた。一気にタイム差は縮まって30秒に。逃げていたメンバーは次々と捕まっていく。

 

逃げていた二人は、頂上手前4.6kmで捕まる。ここからはクライマーの戦いだ。

 

ナイロ・キンタナのアシストは一人だけだ。いなくなるとアタックだろう。

 

ナイロ・キンタナがアタックだ。これにダニエル・マルティネスがチェックに入る。

 

後方から追いつくと、今度はパヴェル・シヴァコフがアタックだ。

 

次にまたもキンタナがベースアップ。

 

 

ヒュー・カーシー(EF Education – Nippo)もアタックをかける。

 

膠着状態からまたもパヴェル・シヴァコフがアタックをかけるが決まらない。

 

抜け出したのはダニエル・マルティネスだ。単独で登り始める。だが、後方の4人に捕まってしまう。

 

4人の先頭集団からサイモン・イエーツがアタック。これでナイロ・キンタナとヒュー・カーシーが切れてしまう。

 

パヴェル・シヴァコフは、サイモン・イエーツに追いついた。

 

ここで、サイモン・イエーツはシッティングアタックでパヴェル・シヴァコフを追い落とす。

 

サイモン・イエーツはいいペースだ。単独で1級山岳頂上を越えていく。ここからゴールまでは19kmあるが、一人で逃げ続けられるだろうか?

 

先ほどは小雪が降っていたけど、1500mからの降下で半そで半パンは寒くないのか?

 

追走集団は3人から、下りで一気に集団も追いついてきた。後方はダン・マーティンが引いて追いつきそうだ。

 

後方はアタックの掛け合いだ。残り7.7kmでタイム差は42秒。追いつくのだろうか?

 

追走集団は5人となる。

  1. パヴェル・シヴァコフ(INEOS Grenadiers)
  2. アレクサンドル・ウラソフ(Astana – Premier Tech)
  3. ジェイ・ヒンドレー(Team DSM)
  4. ダン・マーティン(Israel Start-Up Nation)
  5. Jefferson Alexander Cepeda(Androni Giocattoli – Sidermec )

 

パヴェル・シヴァコフがアタックだ。

 

Jefferson Alexander Cepeda(Androni Giocattoli – Sidermec )にチェックに入られる。

 

再度、アタックをかけるパヴェル・シヴァコフ!

 

パヴェル・シヴァコフは、ダン・マーティンが先頭で追ってくる中、単独2位となり前を追う。ラスト4.4kmで43秒のタイム差がある。

 

サイモン・イエーツは、残り2.3kmで40秒のリードでゴールに向かう。パヴェル・シヴァコフとのタイム差は変わらない。

 

サイモン・イエーツは、そのままゴール。パヴェル・シヴァコフに対して41秒のタイム差をつけて独走勝利だ。

これは、大きなリードだろう。残るステージではイネオスの攻撃を受けないといけないが、このタイム差と調子の良さならば守り切れそうだ。

 

単独2位はパヴェル・シヴァコフ。今回、エガン・ベルナル欠場しているので、エースとして乗り込んできたが、そのチャンスを生かすことは出来なかった。

ここからは、イネオスのクライマー陣に代わる代わるアタックをかけて貰うことになるだろう。攻撃ならばお手の物だ。

3位には、アレクサンドル・ウラソフを抑えたダン・マーティンが入っている。

 

こちらはハイライト動画
https://www.youtube.com/watch?v=tquLWCB73zE

 

こちらはフル動画

 

リザルト

第2ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  YATES Simon Team BikeExchange 20 30 3:17:42
2  SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers 10 18 0:41
3  MARTIN Dan Israel Start-Up Nation 5 12 0:58
4  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech   7 ,,
5  CEPEDA Jefferson Alexander Androni Giocattoli – Sidermec   4 ,,
6  HINDLEY Jai Team DSM   3 1:17
7  CARTHY Hugh EF Education – Nippo   2 ,,
8  SCHULTZ Nick Team BikeExchange   1 1:42
9  BARDET Romain Team DSM     ,,
10  GUERREIRO Ruben EF Education – Nippo     ,

新城幸也は12分11秒遅れの96位。クリス・フルームは14分19秒遅れの106位。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 61 ▲60  YATES Simon Team BikeExchange   6:46:56
2 30 ▲28  SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers   0:45
3 49 ▲46  MARTIN Dan Israel Start-Up Nation   1:04
4 53 ▲49  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech   1:08
5 71 ▲66  CEPEDA Jefferson Alexander Androni Giocattoli – Sidermec   ,,
6 29 ▲23  HINDLEY Jai Team DSM   1:27
7 68 ▲61  CARTHY Hugh EF Education – Nippo   ,,
8 5 ▼3  SCHULTZ Nick Team BikeExchange   1:52
9 8 ▼1  GUERREIRO Ruben EF Education – Nippo   ,,
10 13 ▲3  BILBAO Pello Bahrain – Victorious   ,,

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1    YATES Simon Team BikeExchange 10
2 1 ▼1  DE MARCHI Alessandro Israel Start-Up Nation 9
3    SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers 8
4    THOMPSON Reuben Groupama – FDJ 6
5    QUINTANA Nairo Team Arkéa Samsic 6
6 2 ▼4  DINA Márton EOLO-Kometa 6
7 3 ▼4  ENGELHARDT Felix Tirol KTM Cycling Team 5
8    CARTHY Hugh EF Education – Nippo 4
9    BAIS Davide EOLO-Kometa 4
10    VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 2

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 16 ▲15  CEPEDA Jefferson Alexander Androni Giocattoli – Sidermec 6:48:04
2 6 ▲4  JOHANNESSEN Tobias Halland Uno-X Pro Cycling Team 1:10
3 12 ▲9  OSORIO Alejandro Caja Rural – Seguros RGA 1:51
4 8 ▲4  RIES Michel Trek – Segafredo 2:13
5 13 ▲8  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo ,,
6 14 ▲8  FETTER Erik EOLO-Kometa ,,
7 20 ▲13  LIPOWITZ Florian Tirol KTM Cycling Team 2:38
8 9 ▲1  ARDILA Andrés Camilo UAE-Team Emirates 4:20
9 5 ▼4  UMBA Santiago Androni Giocattoli – Sidermec 4:59
10 10  PRONSKIY Vadim Astana – Premier Tech 5:03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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